「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い

 コロナ自粛時は「安息日」の休み方が参考になる。 

 
  自粛:[名] 自分から進んで行ないや態度をつつしむこと。大辞林第三版

 
ある意味、武漢ウイルスより怖ろしいのが「自粛」による影響でしょう。

自粛で家にいると「子供が家で暴れて大変だ」とか「家族全員のご飯をつくって全員の食器を洗うことが1日3回も繰り返される。このことに私は限界が来ている」とか「ヘアサロンで白髪染めができないのでまいった」など、子供もママも旦那もお年寄りも皆それぞれの理由でイライラしている、だから政府が悪いとメディアや識者らが非難しています。

経済的に対処できなくなる人もいて大変でしょうが、「家にいるだけでストレスが溜まって大変だ」といった話を聞くと、現代人は平穏安逸な微温生活に慣れてしまい、まあ、こらえ性のないひとが増えたものだと思いますね。あるいは人間は働いているのが本来であるということかもしれませんが。

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人類が仕事を週に1日休むようになったのはいつからでしょう?
週休制は、日本では 戦後昭和22年の労働基準法35条で規定されましたが、世界では第一次大戦後の1919年に創設された国際労働機関(ILO)が定めています。

しかし世界で最も古い週休制は、古代イスラエルの「安息日」です。
いまから3500年ぐらい前、エジプトで圧政下にあったイスラエルの民が 出エジプトを決行し(その途中、映画『十戒』で知られる、モーセが紅海を分ける奇跡が起きました)、シナイ半島の荒野まで逃げて来たとき、週に1日を休むことをモーセが発表し、その後、彼らの神により『十戒』の第4戒に含められました。

彼らがエジプトにいたときは奴隷で週休制など無かったので、安息日の制定は非常に喜ばしい祝福だったはずですが、安息日のおきてを破った者がいて、「民全体で石撃ちにせよ」と神から命じられた記録があります。(民数記15:32-36)

以来、ユダヤ教徒は、安息日を厳格に守っています。
イスラエルの「安息日」は土曜日(金曜日の日没から土曜日の日没まで)ですが、その日は一切なにもしてはならず、ありとあらゆるものが完全休止になります。

ユダヤ教徒は、なぜ律法を守るべきなのかは考えないで、とにかく字句通りに守ろうと考えるため、日常生活がかなり不便で不合理になっているようです。

●交通機関も役所も銀行も全休。車の運転も禁止。買い物や調理も禁止。
●エレベーターの昇降ボタンを押すのも、電気スイッチ内に火花が飛んで「灯火」という労働になるので、その日は各階停止の全自動運転になる。

●部屋の電化製品の電源を切り忘れたら、スイッチ操作も電話をするのも労働になるので、知人の非ユダヤ人宅に歩いて行ってスイッチを切ってもらうよう頼む必要があるが、安息日に許されている歩行距離は約900メートル。

●緊急時は例外とされるが、それでも救急車に石が投げられたことがある。
●前2世紀のマカベア戦争のときには、シリア軍が頭を使って安息日を選んで攻撃したら、ユダヤ軍が武器を取ろうとせず、死を選んだ事例もある。


ユダヤ教のラビ(師)が聖句を注釈した口伝集『タルムード』では、安息日に問題になる「労働」の範囲について、こんな屁理屈が真面目に論じられています。

ミシュナ (タルムードの第1部)
(安息日に)右手でも左手でも、胸でも肩でも、物を運ぶものは、違反をしている。ケハトの子らが重い荷をそのようにして運んだからである。

しかし(安息日に)手の甲や足で、口や肘や耳や髪で、開口部が底にあるウェストバッグで、ベルトとシャツの間で、シャツの端で、靴やサンダルで物を運ぶ者は違反をしてない。通常ではない方法で運んだからだ。

(註:ケハトは、エルサレム神殿で仕えるレビの子らの一人です) 


視野の狭い人は、字句にこだわるあまり、本来の趣旨が見えなくなるようです。

しかしイエスは常識のある人でした。弟子たちが畑の麦の穂を安息日に摘んだとき(註:律法では許されていた)、安息日に労働をしたと当時の有識者パリサイ人から非難されたことがありますが、イエスは「安息日は人のためにある。人が安息日のためにあるのではない」と反論しています。(マルコ2:23-28)

こういう切り返しがイエスはじつに巧みで、一般にイエスは「愛の人」とされていますが、私にはイエスは「頭のいい人」というイメージが強いですね。

そもそも安息日の本来の目的は何だったのでしょうか?
安息日は、自分と神のことを考えるためにあります。身体の休息を取って英気を養い、また神の教えをよく考え、自分の生き方を考える日です。(申命記6:4-9)レジャーに興じる週として「黄金の週」とみなすような概念はなかったのです。

では現代のイスラエル人は安息日に何をして過ごしているでしょう?
敬虔な信者は、シナゴーグ(集会所)が歩いていける距離なら、そこで礼拝や聖書やタルムードの勉強をします。行けないなら、家で祈りをし、勉強をします。勉強とは、旧約聖書やタルムードの教えをよく考え、頭を働かせることです。

そのせいか、ユダヤ(系)人には頭脳優秀な成功者が多く、ユダヤ人は世界人口の0.02%しかいないのにノーベル賞の40%を占めています。1948年建国まで世界中に離散していた「ユダヤ人を守ったのは安息日である」と言う人もいます。

  woma45.jpg


それで、「自粛」の間、有意義なことを考えるために頭を働かせるか、それとも、ただ、体を休ませているか、その違いは小さくないようです。

で、そう言うお前は何をしてるのか、ですか? ええと、その、あの・・・(^-^;





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※画像は、フリー画像サイト「Pixabay」より借用しました。
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『こらえ性』が新鮮

『こらえ性』……懐かしい響きで妙に新鮮です。
コロナ禍において驚いたことのひとつが、
自粛ストレスを感じる人の多さではないでしょうか。

現代人は全てを“ストレス”で片づけているように思えます。
遊興、ショッピング、食べ歩きなどは個人の欲求なのに
『ストレス発散』という大義名分(言いわけ)を用います。

ストレスの語源を辿ればハンス・セリエのストレス学説。
雨や風、暑さや寒さ、台風、灼熱、プレッシャー、トレーニングなども
ストレスですが、人類はそれによって鍛えられ、知恵を絞り、
向上してきたわけです。
セリエ曰く……。
『ストレスというものが存在しなければ人間は滅んでいただろう。』
なんですね。

エリアンダーさん(夏への扉)の直近の動画に、
自粛から解放された男たちの感激シーンがありました。
ありふれたバールでの飲み会なのに、その歓喜ぶりたるや
世界征服でも果たしたかのよう(笑)

堪えたからこそ得られる解放感や達成感、
充足感を噛み締めるよいきっかけだと思います。
パチンコに熱狂する人々は、社会的なストレスではなく、
ただの依存症だと自覚したのではないでしょうかね。
また普段から質素に暮らし、いざ職を失ったとしても
2~3カ月くらいはしのげる程度の蓄えをすること。

コロナ禍のおかげで、おバカな法律の壁も明白になりました。
医療に限らず、介護やゴミ収集、斎場勤務の人々など、
見過ごされた職場の苦労なども……。

リタイヤ組ということも大きいですが、
個人的には普段から自粛生活がふつうだったような気が……。(^_^ ;)

イエスは雄弁ですよねぇ。
聖書を読んでいる時代、『ああ言えば上祐……』みたいな
感覚に捉われたものです。
そのレベルは『神対の神』が一枚上手。
至る所で絶句するニールさんが面白いですよねぇ。
ニールさんもかなりの雄弁家ですが、ぐうの音も出ない。
非の打ちどころのない優れた知性とは、そうなんですねぇ。

2020/05/09(土) |URL|風子 [edit]

バーソ様
おはよう御座います。

病院と墓参りと買い物以外は365日9年間
自粛生活をしている愛新覚羅で御座います。
1カ月や2カ月出かけられないからストレスになるなんて信じられません。
きっと甘えているのでしょうね。
パチンコの場合はギャンブル依存症という病気ですからまた別の問題ですね。

「安息日を選んで攻撃したら、ユダヤ軍が武器を取ろうとせず、死を選んだ」
ここまでいくと信仰というのは本物ですね。
その信仰心は一般人からみれば厳しい戒律なのですが信じている人からみれば守る方が楽なのかも知れませんね。
神様はそこまで求めていないと思うのですが。

愛新覚羅

2020/05/09(土) |URL|aishinkakura [edit]

Re: 『こらえ性』が新鮮

風子さん コメントありがとうございます^^)

 いつもは朝、パソコンの電源を入れるとコメントがすでに入っているのに、今日はちょっと遅いなと思っていたら、これはかなり時間が掛かっているなと思わせられる、よく考えられた内容でした。ごもっともごもっとも、なるほどなるほどです。私の思っていることがほとんどみな盛り込まれています。

「こらえ性」という言葉に注目がいきましたか。そうなんです。このたびはこの言葉がしばしば頭に浮かんできました。
 もちろん収入が減ったり仕事がなくなって生活が大変になるからというのは分かりますが、テレビのインタビューアーに、パチンコに行くのはストレス解消だなんて言うのを聞いていると、そんなことを言って恥ずかしくないのか。情けないと思います。家にいるので妻に当たってDVになるというのも、おまえは大人の男かと言いたくなります。

 このたびちょっと驚いたのは、政府から助成金を欲しいからか、あるいは報道が単に煽っているだけかもしれないですが、この程度の自粛で皆が、苦しい苦しいと口を揃えて言っていることです。
 しかし普段、会社員でも失業することがあり、経営者は倒産をすることもあり、農業だって日照りや台風で作物全滅ということがあり、牧畜業だって豚コレラや鳥インフルで全頭を失うこともあります。東北や阪神の震災のときには、一家の主をなくし、家族をなくし、家をなくし、仕事をなくした人もいたのですが、そのときテレビで、「ストレス」という言葉を聞かなかったように思います。みんな耐えていました。

 ですから、おっしゃる通り、
「普段から質素に暮らし、いざ職を失ったとしても2~3カ月くらいはしのげる程度の蓄えをすること」をよくよく認識しておかないといけません。
 また
「おバカな法律の壁も明白になりました。医療に限らず、介護やゴミ収集、斎場勤務の人々など、見過ごされた職場の苦労なども……」。まったくそうですね。
 そして同じ医療関係者でも全然反対のことを言う人がいました。経済学者もそうでした。学者の意見でも、じつに千差万別だということもわかりました。

 ハンス・セリエのストレス学説。初めて聞いた言葉です。鍼灸師のときに調べたことでしょうかね。ストレスを与えたほうが丈夫になる。そうそう、人間が賢明になり強くなるために人生には波風があるのですから、それを思い出すべきです。何も考えていないウドの大木だと強い嵐で倒されますが、人間は考える葦なんですから多少の風雨は軽く受け流していこうと思わなくてはいけません。

『神との対話』は、そうですね、ニールと神のやり取りも面白いのでした。ただ、上のほうから一方的に教えを垂れるというのではなく、疑問と解答で話が進んでいくその説得力のある論議の仕方が、ホームズがワトソンに論理的に解説しているような謎解きの面白さもありました。この本には私の疑問に思っていたことがほとんど解かれていましたね。

2020/05/09(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: タイトルなし

aishinkakuraさま コメントありがとうございます^^)

> 1カ月や2カ月出かけられないからストレスになるなんて信じられません。きっと甘えているのでしょうね。
 ほんと、信じられません。今の世代には甘えの構造が染みついているようです。私も失業や肺結核で何年間も家にいたことがありますが、その理由ゆえにストレスになったことはないですね。むしろストレスは人間関係のほうで、いろいろ大変な思いをしたことがあります。
 このたびのコロナは天災のようなものですから、ある程度、諦めの境地でいることも重要だと思います。

> パチンコの場合はギャンブル依存症という病気ですからまた別の問題ですね。
 ギャンブルにしても麻薬にしても、倫理的には悪いことだと知っていても、自分が楽しいことはやめられない。むしろ、やめなさいと言われると、人の楽しみを奪うのかと逆恨みされたりします。依存症というのは困ったものですが、他に楽しい趣味や関心事がないのが原因のような気もします。
「家に居てもやることがないのでパチンコ屋に来た」と言っている人がいましたが、ふだんでも図書館の雑誌コーナーには高齢者が目立ちます。週刊誌や雑誌を読んでいるというのは、本好きじゃなく、時間を持て余しているからでしょう。人生で趣味のない人、やりたいことがない人は、ただ、生きているだけだろうと言われるとつらいでしょうね。

 安息日に攻められたら武器を取らなかった話は、ちょっと驚くでしょう。聖書の教えに対するユダヤ人の信仰が強いことが分かる事例ですが、ところが聖書はそんなことは全然勧めていないのです。
 聖書は安息日にしてはいけない仕事を簡潔に述べているだけなのに、後の時代のラビたちが、これはいけない、あれはいけないとやたらに禁止事項を増やしていったのです。
 安息日に善いことをするのは許されていたのですから、医療行為は善いことですし、自国を守るのも善いことなんです。侵略戦争はいけませんが、自国を護らないと自分も家族も隣人もみな殺され、領土も奪われ、大変なことになります。
 部屋のスイッチを切り忘れたので、代わりにスイッチ操作をしてもらうために、非ユダヤ人の知人の家にまで歩いて行くほうがむしろ「労働」になると思うのですが、そうは思わない感覚には驚かされます。
 よく、キリスト教徒は宗教戦争をすると言って非難されますが、聖書の教えが悪いのではなく、それを誤って解釈している人間が悪いのですね。聖書が悪いのではなく、それを妙な解釈をして、妙なことをする人が悪いのです。

 安息日の律法は、ただ、「週の6日の間はよく働いて、1日間だけ体を休めて、頭を磨くことをしなさい」と言っているだけなんですね。

2020/05/09(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

お答えします!

で、そう言うお前は何をしてるの? 

毎日、火を灯すが如くの、質素な手作り感満載の食生活、もちろんケータリング、デリバリー、出前、仕出し、スーパーの弁当、お惣菜等に至るまで自粛、常にステイホームに努め、芝生の手入れ、スカイプでの茶飲み話、寝室での野菜栽培、睡眠導入剤入りの読書、リビングでは、妻とは密にならないように常に3mは距離をおいて・・・

それから、ええと、その、あの・・・(^-^;、1日おきのゴルフとか・・

2020/05/09(土) |URL|ばく [edit]

Re: お答えします!

ばくさん コメントありがとうございます^^)

 あはは、そうですか。日本国民として自粛の本意を十分理解しつつ、じつに模範的な日々をお過ごしのようで、まことにけっこうなことです。ですが、ちょっと誇張表現がまじっているような気がしないでもありません。

 サッポロ一番とモ呼ばれているばくさんのお宅が「爪に火を灯すごとく」なんて歴史始まって以来あり得ないような気がします。
「手作り感満載」まではいいですが、「質素な」という形容詞はそのまま素直な気持ちで肯定するわけにはいきません。

 その後に続く言葉も、「デリバリー」はいいですよ、しかしその前の「ケータリング」は、ちょっと以上怪しく感じます。私なんか自慢じゃないですが、わが人生において、その言葉を口から発したことが一度もなく、書くのだって今が初めてです。

 それから睡眠導入剤入りの読書ですか。ここで笑いを取ろうしているところで、ばくさんの意図がバレています。
 そして「妻とは密にならないように常に3mは距離をおいて・・・」。ですか。これを最後に持ってきて、「・・・」と余韻を残して、あとは読者をイマジネーションの世界にいざなう。うーむ、まあ、大の奥方思いのばくさんらしい結び方です。おそれいりました。(笑)
 しかしゴルフは一日おきですか。長生きしそうですね。(*^^)v

2020/05/09(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

こんにちは

新型コロナ感染拡大に「自粛」の果たした役割は、今の時点では
大きいと思います。
でもほんとに自粛をやってよかったのかということは
何年も経たないと分からないかも。
人的・経済的損失に見合うだけの成果を果たしてあげられたのか?
季節性インフルエンザによる死亡者数は年間3000~10000人
ですが、今回の新型コロナによる死亡者は500数人です。
これをどう考えるのか今議論が沸騰しています。
宗教で厭うべきはいろんな戒律で市民の生活が縛られること
です。やれイヌは不浄だとかブタを食っちゃいかん、ウシは神聖で
殺しちゃいかん、日曜に働くな、女性は顔を隠せ、運転はするな、
肌を見せてはいけないとか息苦しくて息苦しくて。
私が女性だったら・・・、私が女性だったら一日も持たないわよ。(笑)
https://youtu.be/RzaOBFA5AZo

2020/05/09(土) |URL|エリアンダー [edit]

バーソさん、こんにちは

釣りキチが釣りを自粛するのと、
釣りに興味が無い人が釣りを自粛するのは、
同じようで全く意味が違いますね。
要は自分の好きなことを人のために
どれだけ自粛できるかと言うことですよね。
誰でも自分に興味の無いことは一生自粛していられます。
私でさえできます(笑)

メディアが賞賛する韓国よりも、
人口当たりの死者数が少ない日本は、
まあまあ上手くやっているほうだと思います。
賭けてもいいですが(笑)
流行のアベノマスクなんかも、
日本はマスクを配布しないが
外国は2枚配布するということであれば、
メディアも左派も外国を賞賛するでしょう。

よく行くペットショップの観賞魚コーナーが
自粛中で立ち入れないので、
YouTubeの金魚ユーチューバーのチャンネルをよく見ていますが、
結構面白いユーチューバー達がいて、
自粛中にお気に入りのチャンネルが一気に増えました。
TVなんかはめったに興味のあることを放送しませんが、
政治でも宗教でもスピリチュアルでもオカルトでも金魚でも、
ユーチューブはいつでも好きな動画を見られて楽しいですね。

2020/05/09(土) |URL|Vacancy [edit]

Re: こんにちは

エリアンダーさん コメントありがとうございます^^)
 
 毎年のインフルでそんなに大勢の人が死んでいるのは、私は今回初めて知りました。それに比べると新型コロナは何桁も死者が少ないのに、なぜ全国的に自粛をして、経済活動を抑えるのか、おかしいと言う学者がいます。また北欧の国だったような気がしますが、ある首相が、国民全体に抗体が出来なければ根治は難しい、すなわち自粛して抑えないほうがいいと言っているようです。
 しかし日本の死者は英伊仏に比べれば2桁少なく、ドイツに比べても確か20分の1ぐらいで、対応が模範的だとメディアから称賛される韓国と比べても人口比例では日本のほうが数が少ないのですが、そんなことはは言われず、日本政府は対応が悪いとして叩かれています。まあ、確かに政府はやることが遅いのですが。

 新型コロナの感染死者は体の弱い高齢者だけといってもいいぐらい、若い人で死ぬ人はいませんが、仕事を失ったり収入が減って困るのは、年金暮らしではない現役の元気な人です。ですから、ちょうど自然界の弱者淘汰のようなもので、ある意味、リーズナブルな現象だと言うドライな人もいそうです。
 こんなことを言うとヒンシュクを買いそうですが、マスクとか手洗いなどコロナ対策をしたため、今冬はインフルで死ぬ人がかなり少なかったそうで、ある意味、コロナ予防よりも自粛による経済悪化のほうが大変です。
 中には破産したり、自死する人もいるでしょうから、病気対策と経済対策とのバランスが非常に難しく、政府がどちらを優先しても、必ず野党やメディア識者らから批判を浴びそうです。

 幕末にたった四艘の蒸気船が来たとき、江戸市民は夜も眠れず、幕府は何もできず、政治能力の欠如を表し、そうしたら地方の薩長から倒幕の動きが出て、明治維新になったが、現在も地方から動きが出ていると言う人がいます。
 毎日新聞の調査では、最も評価する政治家は大阪の吉村知事という結果が出ました。虎ノ門ニュースでは、1位吉村知事79.5%、2位安倍首相19.6%、3位小池都知事1.0%でした。立場と権限分野の違いはありますが、大阪府知事の存在感が増しています。

 今回は安倍さんは優柔不断のようで実行力がないとかなり非難されていますが、自民党内でも力をふるえない、立場の弱い状態にあることも明らかになりました。しかし若くて意欲があって実行力があって、ヤル気を示す政治家はいいですね。

 宗教については仰る通りで、信者は、経典に書いていることは理由の如何を問わず、絶対に従わないといけない気持ちになるのですね。なぜなら経典は神から来たものだと考えるからです。オウムのサリン事件にしても、教祖を盲目的に崇める気持ちが信者らを大量殺人行為に促したのでしょう。神を信じる行為は諸刃の剣で、いい点もあれば悪い点もあります。

 その見分け方は、おっしゃる通り、世界の常識的におかしいことを強制する教団は、やはりおかしいと思ったほうがいいのでしょう。
 この動画はイランの放送ですが、女性が肌を見せてはいかんとする思想はおそらく最初は、夫の前以外では、男の性的関心を引くようなセクシーな格好をするなという戒めだったと思いますが、それが後に安息日の律法と同じく、極端になっていったのじゃないかと思います。真面目でも馬鹿な人ほど、ひとに厳しい制限を課すことを喜びとする傾向がありますが、昔は戦争能力に長けていても知的に馬鹿な人が、独裁者や宗教リーダーになったのでしょうから。

2020/05/09(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

地球の公転軌道は太陽の引力(活動)次第で、膨らんだり縮んだりします。
公転軌道が膨らむと太陽から遠ざかるので氷河期になり、公転軌道が縮むと間氷期(温暖期)になります。
実は公転軌道が膨らんでいる時期の方が遥かに長くて、公転軌道が縮むのは一万年ほどの間の周期になります。
※但し、恐竜時代の様に火山活動が活発だと大気は二酸化炭素で温室化し、地熱も高いので地表は氷結しません。
人類は長い氷河期を穴倉で自粛して耐え抜き、ネアンデルタールやホモエレクトスは自粛に耐えられずに滅びました。
前の氷河期からもう一万年以上経ちますので、そろそろ次の氷河期がやってきます。だからこれは自粛の訓練です(笑)
人類が作った文明(システム)などと言うものは、蟻が築いた蟻塚の様如き幻想で、宇宙力の前には瞬く間に潰れます。
でもせっかく得た英知は自粛しながら子孫に伝えて行けば次の文明を築くのに役立ちます。原始人が伝えた石器作りの様に。
氷河期の後で新しい文明を作った新人類は、我々の事を旧電子人と呼び、自らをHomo Godsと呼ぶんじゃないでしょうか?(笑)

2020/05/09(土) |URL|sado jo [edit]

Re: タイトルなし

Vacancyさん コメントありがとうございます^^)

 なるほど。自分に興味のないことは自粛は簡単だが、好きなことはやめられない止まらない、ですか。かっぱえびせんの宣伝部は目の付けどころがシャープです。(笑)

 私も、日本は亡くなった人の数で比べれば、欧米にも韓国にも負けてないと思いますが、なのに、韓国政府はコロナに立派に対処した、この機会に韓国に頭を下げて援助を受けたほうがいいと述べた有名キャスターがいたので驚きました。

 確かに、アベノマスクにしても欧米が先にすれば、日本はなぜしないのかと騒がれたと私も思います。
 星野源×安倍晋三のコラボ動画にしても、フランス大統領や英国首相がすれば、ウイットがあると評価されたような気がします。この件については「とても邪悪なもの、醜悪なものを目の当たりにした」などと、ずいぶん厳しく非難されましたが、一方では「いいね!」が40万件も付いたという話もありました。
 いまは安倍首相は何をしても、鵜の目鷹の目でアラを探しているひとから叩かれる一方ですから、大変です。
 とはいえ、そうなるのは予想できるはずですから、安倍さんの側近にはいいブレーンがいないのでしょう。

 私は通販で注文することも控えています。配送の運転手は大変でしょう。
 私も動画をよく見るようになりましたね。YouTubeは話の巧い若い人が多いですね。文章で書いたら面白くないことでも、面白そうに抑揚をつけてペラペラと上手にしゃべられると、話術の巧さに感心しながら動画を見てしまいます。
 このたびは外人が日本食を食べて喜んでいる動画や、素人やプロが自動車の修理やカスタマイズをする動画、第二次大戦中のプロペラ戦闘機や爆撃機の飛行シーンの動画、昔のヨーロッパやアジアの歴史や戦闘隊形についての動画なども見ました。

 そして感じたことは、もう完璧に紙の新聞は不要だということです。NHKも民放も不要だと感じます。ネットがあれば、調べることも楽しむことも何でもできますから、これから旧来のメディアは衰退していくだろうと思いましたね。特に偏向報道をするメディアは間違いなく淘汰されていきそうです。

2020/05/09(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: タイトルなし

sado jo さん コメントありがとうございます^^)

 joさんらしく、太古の地球創世の時代から俯瞰的に歴史を見ていますね。

> 人類は長い氷河期を穴倉で自粛して耐え抜き、ネアンデルタールやホモエレクトスは自粛に耐えられずに滅びました。
 そうなんですか。フィリピンのジャングルの奥ではいまだに穴倉に住んでいる民族がいるようですが、穴倉に自粛できるかできないかが、存続できるかどうかの分かれ目になったのですか。
 飼いネコや犬は、おおむね段ボール箱など狭いスペースが好きなようです。動物は穴倉生活を快適と感じるが、人間は感じない。これは生きていくために自然に備わった感覚というより、豊かに暮らしていくために考え出した後天的な感覚なんでしょう。
 人間も知恵がつけば工作ができるようになり建築ができるようになりますが、現代まで生き残ってきた種とそうでない種と、その違いはどこにあるのでしょう? 私には、地球上の生きものには、なにか目に見えない意識と力が働いてきたとしか思えません。

> ろそろ次の氷河期がやってきます。だからこれは自粛の訓練です。
 16世紀から17世紀にかけてミニ氷河期があり、アメリカではニューヨーク湾が凍り、自由の女神やスタッテン島まで歩いていけた。アイスランドでは周囲が海氷に閉ざされたため、貿易や漁業に大きな被害が出た。飢饉で人口がほぼ半分になったとの記録があるそうです。もしこれが全地球的な規模で起きれば、人口の半分以上が死滅しそうです。

 がしかし、太古の昔から現代まで人類は生き延びてきて、いまいる現代人はその生き残りの末裔でしょうから、ちょっとした寒さぐらいなら大丈夫そうな気がしますが、今回はこのコロナ肺炎程度の死亡率で大騒ぎしているのを見ると、いざ氷河期到来になったときはもっと右往左往しそうです。

 そう考えると、現代人は豊かな生活に慣れすぎて暇を持て余しているようですから、確かに、いまから自粛の訓練はしておいた方がいいのでしょう。
 氷河期の後で新しい電子文明を創る新人類は、自らを新エレキトゥスと呼び、歴史的にはHOME GOTと呼ばれるんじゃないでしょうか。(笑)

2020/05/09(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2020/05/10(日) || [edit]

私は出不精なので、家に居るのは苦痛ではないのですが、毎日<外出の自粛>を連呼されると、どこかに出かけたくなっちゃいます。
人通りの絶えた町をテレビで見ると、そんな町を歩いてみたくなります。
しませんけどね。
天の邪鬼なのでしょうか。困ったものです。

2020/05/10(日) |URL|しのぶもじずり [edit]

Re: タイトルなし

しのぶもじずりさん コメントありがとうございます^^)

 みんなが自粛自粛と言うときに、逆のことをしたくなる人は芸術家志向の人に多そうです。
 萩原朔太郎の作品に『猫町』という散文風な小説があります。
 ある詩人が、ある日、秋の山道を散歩していたら迷子になってしまい、見たこともない町へと出ます。その町は今までに体験した事がないような、不思議な均衡と緊張感に包まれており、町の街路に猫の大集団がうようよと歩いています。猫、猫、猫、猫、猫、猫、猫。どこを見ても猫ばかりです。しかし突然、意識を回復したら、「町には何の異常もなく、窓はがらんとして口を開けていた」と書かれています。

 これはまるでコロナウイルスの自粛が終わったら街の姿が元の生活に戻ったときのようです。
 活動は自粛しても想像力は自粛させないでもいい。自分のイメージを膨らませて、自分がいろんな世界に迷い込んだことを思ってみるのも面白そうです。

 というわけで、しのぶもじずりさん、この機会を活かしてSFチックな短編小説など一本いかがでしょう。
 期待してお待ちしたいと思いますが。

2020/05/10(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

思い出させてくれてありがとうございます♪

「安息日は人のためにある。人が安息日のためにあるのではない」
こういう切り返しがその場で瞬時にできる才は、非常に憧れますね。どんくさいと笑われ続けてきたぼくとは対極です(笑)

それにしても、イスラエルの安息日との向き合い方は、とても考えさせられますね。
殺されることよりも「信仰」を選んだユダヤ軍の人々に敬虔で崇高なものを感じるのと同時に、その信仰心の強さが人から搾取したり殺める方向性に向いたときの怖さも感じてしまいました。
とはいえ、人を「静寂」へといざなうような信仰の在り方は、大変に有益なものですね。
ぼくの場合、いい考えやアイデアは大抵、現在進行形で懸命に「考えている」最中には出て来ないことが多く、「考える」が弛緩した瞬間といいますか、そういう時間が週一という丁度いいリズムで訪れるというのはいいですね。ユダヤ人の賢さの秘密を見る気がしました。
ところが現状の疫病騒動で起きているそれは、静寂とはかけ離れた先行きが見えない「不安」の雑音に加え、手元にはいつでも静寂を破る娯楽&情報ツールが手の届くところにあります。ご多分にもれず自分もその享受者であり、加担者でもあって、なんとも複雑な気持ちですね。

記事を拝読して、いっさい何もしない「静寂」という時の流れの大切さを最近忘れていた気がしました。
一日のほんのわずかな時間でも、そういう時間を意識的に作っていきたいですね。

2020/05/11(月) |URL|友資 [edit]

Re: 思い出させてくれてありがとうございます♪

友資さん コメントありがとうございます^^)

「どんくさい」と言われた、って謙遜でしょう。友資さんはそんな人とは対極の近辺にありそうです。今回のコメントも視点がちょっと違って精神世界系で、語彙もたとえば「人を『静寂』へといざなうような信仰の在り方」とか「『考える』が弛緩した瞬間といいますか、そういう時間が週一という丁度いいリズムで訪れる」に友資さんらしい奥の深さを感じますし、語彙についても「先行きが見えない『不安』の雑音」とか、また「その享受者であり、加担者でもあって」といった言い回しに、うまいもんだと思わせられますよ。お世辞ではなく。
 こういう言い方がすらっとできる人に憧れますね。口下手と言われ続けてきた私とは対極です。(笑) 

 イスラエルの「安息日」については、教条主義の愚かしさが如実に表れているように見えますね。聖書に明確に書かれているように、ただ静かに安息の時間を取って、体を休め、静かに神の教えを考えればいいだけなのに、ラビたちは、やれ、これをしてはいけない、あれをしてはいけないと膨大な詳細なリストを作り、無意味な制限を人々に加えてきました。律法学者がそうしたのは、そもそもの律法の主旨を考えてないのと、自分たちが律法を解釈して、それを人々に教えるのが楽しいのと優越感を感じるから、そうしたのでしょう。現代にも似たような事例がありそうです。
 
 また、イスラエルの律法で興味深いのは、「安息年」といって7年目ごとに土地を休まさなければいけない、すなわち種まきも刈込もしてはいけないと定められていたことです。そのときイスラエルは、ただ自然に老い育つものだけで1年間過ごさなければいけません。いわば1年間も「自粛」の期間があったのです。アレクサンダー大王はこの安息日を重んじて、イスラエルに1年分の税金を免除したと言われています。
 これは消費税を免除するようなものですね。外人の支配者さえそうしたのですから、自国のリーダーは余計そうしてほしいものです。経済的にもMMT理論を実施すれば簡単に出来るのですから。

 また、7年の7倍つまり49年が過ぎると、第50年目(ヨベルの年=解放の年)は「大安息年」となり、ヨベル(雄羊の角笛)が全土で吹き鳴らされ、国内のすべての負債の開放がなされました。すべての人の借金がゼロになり、奴隷として身を売っていた人は自由になり、相続財産を失っていた人は先祖伝来の土地を取り戻しました。

 興味深いことに、49年目は安息年で農作業禁止で、50年目は大安息年で農作業禁止ですから、2年続けて農作物が手に入らず食糧不足になりますが、しかしそのときイスラエルの神は最後の安息年の前年に特別の祝福を注いだとされています。レビ記25章にはこう書かれています。

20 あなたたちは,「7年目に,種をまいたり収穫したりしてはならないのなら,何を食べるのか」と言うかもしれない。 21 私(神)は6年目にあなたたちのために祝福を与え,土地には3年分の作物が実る。 22 あなたたちは8年目に種をまき,9年目まで古い収穫物を食べる。収穫できるようになるまで,古いものを食べる。
 もしこんなことを現代にしたら大変で、非難ごうごう、間違いなく政権はつぶれるでしょう。でもイスラエルは約1500年以上これでうまくやってきたのです。

 今朝のニュースで、コンパニオンの女性が、収入がない、大変だ、転職を考えないといけないと言ってましたが、彼女たちは今まで普通以上の収入があったはずで、自粛がこれから何カ月も続きそうだというのではないのですから、まあオーバーなことを言っているし、それをよく報道しているものだと思いましたね。メディアは不安をあおりすぎです。

> いっさい何もしない「静寂」という時の流れの大切さを最近忘れていた気がしました。
 確かに私たちは政府の対応やメディアの報道など、世の事柄に流され、この大切なことを忘れがちですね。

2020/05/11(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2020/05/14(木) || [edit]

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