「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い

 『雨ニモ負ケズ』の時代より、世の中は良くなっている。 


前回は “親しき友にも裏切りあり” をテーマにしました。

面白いことに、英語の “sell out” は、字句通りには《売り尽くす》ですが、口語では、人や国を売る《裏切り》の意でも使われるそうです。

日本語は含蓄が深いですね、《売る》に関わる慣用句がいろいろあります。
辞書にある慣用句を全部使って『雨ニモ負ケズ』の詩に入れ込みました。
余計な熟語も使いましたが、どんなストーリーになるでしょう?

        ____________________


バーソ『雨ニモ負ケズ』もじり詩シリーズ第8弾「売り」言葉編



 dalr0.jpg pixabay


雨にもまけず油を売り

風にもまけず顔を売り

雪にも夏の暑さにもまけぬ男を売り

丈夫なからだを持ち身を売り

欲はなく心を売り

決して怒らず国を売り

いつも静かに笑って啖呵売り



一日に玄米四合とキウリ苦ウリ色を売り

味噌と少しの野菜を食べて腹を売り

あらゆることを瓜売りが瓜売りに来て売り残し

じぶんを勘定に入れずに夢を売り

よく見聞し分かり受け売り

そして忘れず操(みさお)を売り

野原の松の林の蔭の暖簾を売り

小さな萱(かや)ぶきの小屋にいて春を売り



東に病気の子どもあれば情けを売り

行って看病してやり恩を売り

西に疲れた母あれば私恩を売り

行ってその稲の束を負い貸し売り

南に死にそうな人あれば薬売り

行って恐がらなくてもいいと言い人売り

北にけんかや訴訟があれば喧嘩を売り

つまらないからやめろと言い叩き売り



ひでりのときは涙を流し狗肉を売り

寒さの夏はオロオロ歩きマッチ売り

みんなにデクノボーと呼ばれ媚びを売り

ほめられもせず名を売り

苦にもされず魂を売り

そういうヒンシュクを買うものに

ワタシハナリタクナイ


        ____________________


しかし《売り》に関わる慣用句を全体に付けると、ずいぶん暗くなりますね。

元の詩は、昭和6年11月、岩手県花巻で、賢治が闘病中に手帳に書いたものです。
その年は9月に満州事変が勃発しています。
北海道では冷害と凶作が深刻化し、農家では娘の身売りが急増しました。
「一日に玄米四合」とは、ご飯を沢山食べて副食物の少ないのを補ったのです。

いまの社会は、悪い点を見ていると、呆れ果てるようなことばかり目につきます。
必殺仕置き人はいないのか、ああ、世も末だ、と思うかもしれません。
これでは最後の審判が来そうな、いえ、来てほしい、と思うかもしれません。

しかし、良い点を見れば、この世界は善いもので満ちていることに気付きます。
賢治の時代と比べると、暮らしやすさでは今の世は格段に恵まれています。


 ネットにこんな声がありました。田中泰延さんという方のツイートです。
 atiq44.gif


オバマさんが大統領になったとき、私は、人間の大きな意識の進歩を感じました。
人類が月面に到着したときも驚きましたが、それに次いで深い感銘を受けました。

初めて
パソコンを買ったときは、ああ、生きてて良かった、と本当に思いました。

いまはスマホも持っていますが、さほど驚くことなく、ごく普通に使っています。
以前よりも良くなったことは、もう当たり前になり、有難みを忘れるようです。

むろん、今の社会には問題があると散々指摘されます。
しかしそれは改善されるべきことが認知され、改善されていく予兆でもあります。

世界はだんだんと良くなってきている―――――。
自分の視点を変えれば、そう思えます。
これは諦めて悲観しないため、また、視点と思考を見直すために書いています。


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COMMENT FORM

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バーソ様
おはよう御座います。

「売る」というと連想するのは「買う」です。
経済活動ですよね。必ずお金がついてまわります。

ところがバーソ様の雨にも負けずの替え歌はお金に関係するところが少ないです。
売るという行為が経済活動になっていないのですね。
流石に精神社会を生きてきた人は違います。

さて現在がいいか、過去がいいかですが
戦争に行かなくてもいい現在の方がいいに決まっています。
ただし、喫煙に関してだけは昔の方が良かったと思っています。(禁煙しているのに)

愛新覚羅

2020/01/25(土) |URL|aishinkakura [edit]

悲観 or楽観?

確かに、暮しの便利さや快適さは飛躍的に向上しました。
一方で、科学技術の悪用や格差も天井知らずで、
飛躍発展の影に潜む“負の遺産”も増える一方。

温暖化による自然災害の多さや、電磁波障害、
個人情報のテクノロジー支配、ハイテク武器戦争、
悪用される遺伝子操作などなど……。
近未来、人類はそれらのテクノロジーに対して
制御不能に陥るのではないかと思います。

物理的な進歩はともかく、今ほど
『知能と意識の分離』を感じさせられる時代は
人類史上、なかったのではないでしょうか。
ただ、この状況をポジティブに捉えるとすれば、
イギリスの諺に『夜明け前が一番暗い』というのがあります。
16歳のグレタさんが、さらに多くの若者に支持され、
その集団意識が世界人口の50%を超えることを
願ってやみません。

悲観 or楽観?……この視点だと、
良い面をリサーチすることが
大変な時代にも思えます。 (^_^ ;)

2020/01/25(土) |URL|風子 [edit]

Re: タイトルなし

aishinkakuraさま コメントありがとうございます^^)

 デジタル大辞林の《後方一致》検索ウインドウに「売る」と入れて出てきた言葉は16件あり、それを全部使いました。売買で使われる「売る」以外の用法で使われる慣用句が出てくるのですが、良い意味の用法がないのが面白いと思いました。

 よく「昔は良かった」と言う人がいます。確かに昔のほうが良かった事例もあります。ひとびとがもっと素朴だったとか、もっと自然があった、もっと青空が澄んでいて、夜は天の川が見えたとか、トマトがもっとおいしかったなどです。
 ですが、その代わりにトイレは汲み取り式でなくなり、ウオッシュレットになりました。水道の水の代わりに、浄水器を通した水か、天然水を飲むようになりました。トマトはイタリア製の缶詰が安く手に入り、イチゴは真冬でも食べることができます。いいこともいろいろあるのですね。

 列強時代が終わり、帝国主義が廃れたので、堂々と表立って隣国を支配しようとする国はなくなりました(今も中国はウイグル、チベット、モンゴルなどを支配し、ひどい弾圧や虐殺をしているようですが)。ただ、中東は例外でテロは多いですが、世界を巻き込む全面戦争にはなっていません。

 しかし愛煙家にはつらいでしょうね。タバコを喫わない人間にとってはありがたい世の中になりましたが。(笑)

2020/01/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: 悲観 or楽観?

風子さん コメントありがとうございます^^)

 ちょっと出かけますので、帰ってきてから返コメを書きますね。
 夕方には書けると思います。(^^)

2020/01/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

なんや、政治家やん

なんや、政治家かいな。
最初の感想どす。
与野党問わずどす。困ったもんどす。
が、ポリコレいう人らもおんなじどす。
LGBTの人権?、最初から認めとります。ところが今の彼らが求めとるのはそれ以上どす。相手がどんな人やろうが特権与えるのは大反対どす。結婚による優遇は子供育てる費用負担の軽減が目的どす。ゲイやレズカップルの嗜好の為に有るんとちゃいます。
戸籍の変更させろとか、とんでもないどす。それこそトラブルの素どす。LGBTの方々はもっと堂々としたらええんどす。いっそ戸籍にそれと明記したらいい思います。
ベジタリアンとかビーガンもどうかと思います。自分たちだけでやる分にはどうぞ好きにしなはれ思いますけど、他人にまで押し付けんといておくれやす。
それと、LGBTやビーガン等が養子を迎えるのは、せめて該当者が意思表示できる様になってからという条件を付けるべきどす。彼ら等に幼子を育成させるのは児童虐待そのものどす。

2020/01/25(土) |URL|miss.key [edit]

宮沢賢治、ずいぶんいろいろ売ったようです。
かなり困っていたのでしょう、身や魂まで売っています。(笑)

私は今に比べて昔がよかったと思うようなことはあまりありません。
特にgoogleなしの昔には戻りたくありません。
私は病気にかかっています。「慢性知りたがり症候群」です。
そのための治療薬はgoogle chromeです。
2008年にgoogle chrome日本語版が登場しスピードと情報量の
差で、それまであった「Alta Vista」、「Infoseek」、「Lycos」、「Yahoo」などの
検索エンジンを蹴散らしてしまいました。
googleやamazonやyoutubeがない世界にはもう住めません。
そう世界はだんだん良くなってきている、昨日より、今日もね。

「ラ・カンパネラ」の紹介ありがとう。
思い出しました。
「銀河鉄道の夜」を話し合う大家さんとクマさんの話の中で
「ラ・カンパネラ」にも触れていました。

2020/01/25(土) |URL|エリアンダー [edit]

『雨ニモ負ケズ』の様な人助けを善行だと教える為政者のカラクリを申し上げ(暴き)ます。
二宮尊徳(金次郎)は、農業改革を行って天保の大飢饉から大勢の農民を救った日本人の勤勉さの象徴の様に言われます。
けれど徳川幕府から明治政府に変ったのに、幕府に尽くした二宮の評価は落ちずに児童の手本として学校の銅像にもなった。
徳川幕府に貢献した人物は全て悪く言われたのになぜでしょう…答えは二宮が為政者の税収(年貢)を増やしてくれたからです。
つまり政治体制がいかに変わっても、二宮尊徳は為政者には大変ありがたい…下々の者たちが見習うべき存在だった(笑)

先頃「日本のタンカーを見殺しにするのか?非国民共」と中東への自衛隊派遣に反対する人達を罵倒しているネトウヨがいた。
はて?そもそもなぜ日本は中東くんだりに自衛隊を派遣しなければならないのか?…それはアメリカが呼び掛けたからです。
ところが妙な事に米国は世界一の産油国…自国で腐るほど石油が出るから、敢て軍隊を派遣してまで中東にこだわる必要はない。
当のアメリカ政府は民主主義を求める人々を助ける為…つまり人助けだと言ってはいるが、ホンネは別の所にあるのが見え見え。
それは「風が吹けば桶屋が儲かる」の例えです…石油産地である中東地域が混乱すればするほど、原油の値段が跳ね上がる。
バレル当たり1ドルでも上がれば、世界一の産油国であるアメリカは大儲けできる…だからわざわざ軍隊を派遣して混乱させておく。
安い軍隊の派遣費用など利息が付いて返ってくる…ネトウヨ連中は日本政府に洗脳されてアメリカを儲けさせてやっている様なもの。
人助けを謳うプロパガンダには必ずカラクリがある…アメリカのせいで日本人は高いガソリンや灯油を買わされている訳です(笑)

2020/01/25(土) |URL|sado jo [edit]

Re: 悲観 or楽観?

風子さん コメントありがとうございます^^)

 風子さんはブログでは「死ぬまでに伝えたいこと」があると唱え、いろいろ社会の不正も論じていたので、そういう意見だろうと思っていました。また、実際に言われる通りなので、反論するつもりはありません。ごもっとも、ごもっともです。

 ただ、新薬には大抵副作用がある通り、科学の進歩の場合にも副作用は付きものでしょう。自動車が初めて登場したときには、危険な乗り物だと特に馬車業界から猛反対があったそうです。いま交通事故の死亡者は世界で年間135万人。一方、武力紛争の死者数は年間15万7千人ですから、死者だけを見るなら、戦争反対を唱えるよりも自動車反対を唱えたほうが正義のようです。
 でも、自動車は危険だから乗るな、廃絶せよ、とは誰も言いません。安全運転に気を付けようと言われ、メーカーでは安全装置が開発されています。
 そのように、科学の進歩に付きものの諸問題も、そういう防止策や改善策の対応をきちんと取っていけばいいのではないでしょうか。
 
 私は性善説です。人類は馬鹿なことをやっているが、しかしすべての人が馬鹿ではないと思っています。また、なんせ有神論者ですから、愛ある神が自己破滅してしまうような愚かなもの(人間)を造るはずがないと思っています。さらに精神世界の「一者」もしくは「サムシンググレート」を信じていますから、人間はこの地球上で失敗と成功の体験を繰り返して向上するようになっている。そのように紆余曲折を繰り返して生きていくのが人間だ。この人生ゲームの「あがり」は無く、したがって、世界の終わりもない。その前に、人類の良心と英知が働き、そして宇宙人やハイヤーセルフたちの援助があり、破滅を阻止するだろうと思っています。
 過去に世界の破滅は二度あったとか言われますが、同じことをまた再び繰りかえすことはしないだろうと思っています。宇宙人アミやニールの神は今にも危なそうなことを警告していますが、そのように強い言い方をすることで、人類を啓発し、啓蒙しているのだろうと思っています。

 映画や小説では大抵、近未来は荒廃社会で、宇宙人は地球侵略者として描かれますが、以前、ブログ『夏への扉』にこんな話が書かれていました。
「1979年に製作されたメル・ギブソン主演の映画『マッドマックス』は、ガソリンが貴重な近未来の世界で、僅かなガソリンを取り合って人々が殺し合うという話です。その映画の時代設定の近未来って・・・たしか2005年の夏だった」。

 先にノーベル賞を取った本庶佑博士は「科学誌のネイチャーやサイエンスに出ているものの9割は嘘で、10年経ったら残って1割」と言いましたが、どんな科学的な論にも必ず反対論があります。進化論やビッグバン理論でも科学的な反論を述べる学者がいます。地球温暖化の原因にしても、科学者は自説をいろいろ述べており、いまのところ原因は明確にはまだ分からないようです。

 むろん世界の諸問題を放置しているのは良くないですし、はっきりと指摘する声も重要ですし、それは必要必須なことでしょう。香港の若者は命を懸けていて立派です。そういうことが気になってしょうがない人は、もっとしっかりと言い続けたらいいと思います。

 ただ、ブログでは大勢の真面目な人が暗いことばかり語っているので、おおむね非正統派とか異端が好きなほうで、また明るい楽しいことが好きな私は逆のことを書きました。

 そして実際に私自身の後悔と反省でもあるのですが、たまには立場を変えて見て、違う他の視点で物事を見てみることも非常に大事だと思っています。

2020/01/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: なんや、政治家やん

miss.keyさん コメントありがとうございます^^)

 普段は油を売り、あちこちで顔を売り、口をきいて恩を売り、ライバル党に喧嘩を売り、果ては隣国の味方をして国を売る―――。確かに与野党のろくでもない政治家連中を描写しているようです。参議院は要らないし、衆院のあんなに大勢の人数も要らないし、あんなにたくさんの歳費や通信費を払う必要があるのかと思います。日本は北欧の政治システムを見倣うべきです。(ついでにいえばNHKの平均年収も異常のように思えます)。

 平均年収が高すぎると、保身のために選挙第一の思考になります。自分の得た特権を失いたくないがために、政治生命を懸けてでも正しいと思える政策を訴え、実行していく信念と行動力を失います。だから山本太郎のように街角で熱心に政策を訴える人が大衆の支持を得てきているのでしょう。

 今は自由横暴時代。いろんな人が自分の権利を主張しています。なにかにつけて自分の正当な権利が侵されたと不満や批判を言い、国から何らかの金銭や援助を得ようとしています。
 誰か弱者と思える人がいたら、そこに群がり、利用し、団体を作り、邪魔になる他者を誹謗し、表現の自由だ、自分たちは正義の味方だと声をあげ、得意になっています。

 一番問題なのは、事実でないことを事実であるかのように言い、時には証拠を捏造することさえしていることです。そんなメディアや団体があるのは本当に困ったことですが、しかしそれがあるというのは日本が自由国家である証拠でもあるのでしょう。中国なら逮捕され虐殺。韓国なら大衆による吊し上げと逮捕があるでしょうから。

 男女別姓を主張し、そうでないと結婚しないと言うような女性。別に何を思おうとかまいませんが、ただ、私ならそんな女性とは結婚しませんね。

2020/01/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: タイトルなし

エリアンダーさん コメントありがとうございます^^)

 魂を売ったと言えば、ファウストが悪魔メフィストフェレスに魂を売って、この世の知恵や快楽を手に入れましたが、死んだ後に永遠に苦しむ地獄がないのなら、圧政者に虐げられて悲惨な生活をするよりマシでしょうか。
 大陸や半島にある隣国の人たちを見ると、偏向思想が教育されたり、思想の自由が無いようなのがかわいそうで、なんやかんやいっても日本人に生まれて良かったと思います。

 Googleは私にも必須ですね。衣食住の次に大事なものです。これがないとブログが書けません。これがないと何をしたらいいのやら、路頭に迷わないといけません。昔の作家は膨大な資料を集め、調べないといけなかったのでしょうが、今の時代は恵まれ過ぎていて申し訳ないほどです。

 Googleを考え出した人は頭がいいですね。いまの若者は昔の若者と頭が違います。環境や条件が恵まれていると、こんなにも違うのでしょうか。最近では量子コンピュータも出来たとか。実際に実用化されるとしたら、想像を超えた夢のような話です。

 amazonも私には必須です。なるべく日本企業のヨドバシにしようと思っているのですが、amazonのほうが安くて選びやすいので、ついついヨドバシは縁遠くなります。
 私は、自分の身の丈に合った安物買いが好きなので、中国の通販サイトをよく見ています。中国の通販サイトは安物のオンパレで、子どもの頃、縁日で妙な粗悪品を買ったことを思い出します。
「Wish」というサイトで時々買っていましたが、「AllExpress」というサイトを最近知りました。衣服やバッグなどは写真とはまるで違う粗悪品が多いですが、SDカードやドライブレコーダーなどデジタル製品は日本製に劣らない品質のものがかなり安く手に入ります。
 
 一つだけ補足をしておきます。「腹を売る」というのは、国語辞書には出てなかったのですが、売買の慣用句にあります。
「商人は腹を売り客は下より這う」と言って、商人は最初の言い値からだんだんに下げていくが、客は最初安い値を言っても、だんだんに値を上げられて買うのがならわしであるという意味です。検索して、私は初めて知りました。

2020/01/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: タイトルなし

sado joさん コメントありがとうございます^^)

 こういう話はjoさんの得意分野でしょう。今回はコメントが初日の土曜日で、早かったですね。(笑)

 ただ、私は別に政治問題や社会問題を論じたわけではなく、宮澤賢治の善行を指摘したかったわけでもなく、単に「売り」が語尾につく慣用句を使った詩もどきを作って言葉遊びをし、その際、味付けとして「視点を変えて見れば世の中は巷間いわれるほど悪くはない」と書いたつもりです。

 しかし、その視点を変えて歴史を見れば、二宮尊徳も児童の手本ではないし、中東タンカー派遣はじつはアメリカの謀略だという話でしょうか。

 リベラル系の人は何が何でもとにかく戦争反対意見なので、自衛隊の海外派遣は蟻の一穴だとか軍靴の足音が聞こえると言って非難します。保守系の人は丸腰のタンカーを守るのがなぜいけないのか、危険任務をする自衛隊員の給料を増やせと言います。両者の観点がまるで違うので、いつも主張が噛み合いません。

 joさんはアメリカの陰謀説ですね。アメリカは賢く、そして狡い国です。じつは真珠湾奇襲を知っていたのだという話とか、911にしてもアメリカの陰謀だという説がありますが、まあ、そうかもしれないと思っています。
 金儲けのためには戦争を煽ることぐらい平気でする国ですから、見方によっては中国やロシアより怖いかもしれせん。ただし一般人が何か政府の批判をしたぐらいでは逮捕されないので、その点では共産圏よりはだいぶマシのようです。あ、いや、三浦和義は暗殺だったのかもしれません。

 アメリカはソレイマニにしたように、いつでも簡単に北朝鮮の首領様を殺せるのでしょうが、生かせておくほうが日本と韓国に高額な軍需品を売れるので、殺しはしないでしょう。

 世の中には何でも裏がありますね。われわれ一般人は、政府が発表することと、大手メディアの報道とネットの素人の意見しか知らないので、どれが真実かよくわかりません。ただ、昔の大本営発表だけしか知らなかった頃よりは、今はだんだんとかなり良くなっていると思います。

2020/01/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2020/01/26(日) || [edit]

Re: タイトルなし

[太字]鍵コメさん 長文コメントをありがとうございます^^)

 私は、日本は街は汚いし、家はセンスが悪いし、特に中高年の服装はセンスがないし、とにかく美的な感覚は欧米に比べてだいぶ劣っていると思っていました。
 それに反しパリは美しい町だというイメージがあるのですが、日本人が実際に行くと、薄汚れた街並みを見て、抑うつ症状に陥ることもあり、それを「パリ症候群」と言うのだそうです。

 一方、外国人が日本について感想を語るときは、街がきれいだとか、人は親切だとか、治安がいいと褒めるのでちょっと不思議に思っているのですが、日本人は欧米人に対して卑屈になる必要はないようで、こんな調査結果があります。

 アメリカの時事解説誌「USニューズ&ワールド・レポート」による
「世界最高の国ランキング」(2020年版)で、日本は世界第3位に選ばれました(昨年度は2位)。1位はスイス、3位はカナダ、4位はドイツ、5位はオーストラリアです。(ちなみに中国は15位、韓国は20位、ロシアは23位、レバノンは73位です)。しかし海外からの評価が高いにもかかわらず、日本人は世界で最も自国を低く評価しているという分析結果も出ました。
 
 また、パリに本部があるグローバル・マーケティング・リサーチ会社、イプソスの「アンホルト国家ブランド指数(NBI)」でも2位。英ブランド・ファイナンスのランキングでは「価値の高いブランド」で5位に入っているそうです。

 確かに共産主義国家はみな悪化していますね。中国は例外的に急速に繁栄しているように見え、GDPは世界2位になりましたが、国民一人当たりの所得は世界74位に過ぎません。なお、ロシアのGDPは12位で、韓国10位の下にあります。

 私はスピリチュアルは、本を読むのは好きでも、ブログはほとんど見ないのでよく分かりませんが、スピリチュアルな人は事実に対して無知であるというのはその通りでしょう。宗教に熱心な人も同じような傾向があるからです。私も以前はまったくそうでしたし、今でもそうですが。
 自分は真理をよく知っていると思っていると、あまりよく知らない素人(?)を馬鹿にする傾向があるようで、いつも嫌悪して悪口ばかり書いているようなブログは、名文で書かれていても読むのが不快になります。

 世の中は段々改善されていくものだとは私もそう思います。今までの歴史を見れば分かりますが、段々良くなっています。いまでは独裁国家は世界の稀少形態です。ほんの数十年前は、同性愛者の若者が殺された事件が自由主義の国であるはずのアメリカにあり、黒人は売買され、差別され、虐待されるのが当たり前でした。
 世界には依然解決されない問題も多々ありますが、人間にエゴや欲望がある限り、この不完全な世の中で、なんとかやっていくのが人間なのだろうとも思いますね。

2020/01/26(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

夜分に失礼いたします

バーソさん、youtubeでのコメントの件、
わざわざお気遣いくださり、たいへん恐縮しております。

今回の記事は、政治的な言論をしているとうっかり見失いそうになるものを、
ニュートラルにしてくださるような、
宮沢賢治のもじり詩シリーズも含めて、
羅針盤のような役割を果たす記事ですね。

ツイッターの方が仰ってることは、
本当にそうですね。
悲観的な物事の見方に埋没しそうになったなら、
ふと我に返るために大事な視点ですね。
そして同時にぼくは、
この世の身も蓋もなさをそこに見てしまいます。

インターネットなくして今の自分の言論活動はありえず、
社会的真実や歴史認識を深めることもできず、
ガラケーを使っていた頃には考えられなかったような便利な生活をもたらしましたが、
シェアリングエコノミーやプラットフォームビジネスという、
既成の国民の資産に寄生し、
手数料を得続けるビジネスを生み出しました。
たとえばバイクが壊れれば、その修理方法はyoutubeで調べられてしまうため、バイク屋さんへ行く客は当然ながら減ります。
洋服や生活用品はヤフオクメルカリで信じられないような格安でほとんどが手に入る、その恩恵のいっぽうで、
そういったビジネスは物が売れないデフレ状況に拍車をかけ、
巡り巡って自分の首を絞めることに繋がっています(物質的豊かさの飽和状態という側面もあるかもしれませんが)。

カメラの進化は昔だったら掴まえられなかったような犯人を捕まえることに貢献し、
冤罪の抑止効果になったいっぽうで、
誰かに常に監視されている社会の到来という、
負の側面を生み出しました。
これはSNSや位置情報やネット検索履歴など、あらゆるすべての行動が筒抜けの時代を迎えていることもそうですね。

やがてはすべての車が自動運転となり、
現代の人が西部劇を楽しむように、
車を手動で運転していた時代の映画は西部劇の扱いになっていくのに加えて、
自分で運転する乗り物との一体感や面白み、
カーチェイス映画のスリルと興奮は失われてしまいますよね。

そんなふうにして、
どんなに技術や文明や人間同士の関係性が進歩しても、
一長一短の摂理から人間は逃れられないようです。
ですが、だからこそ人間は創意工夫を重ねながら、
成長していけるのかもしれませんね。
創意工夫の余地なき世界は、
あまりに退屈で、ある意味地獄かもしれません。
世界は多少はダメなくらいがちょうどいいのかも?笑

2020/01/27(月) |URL|友資 [edit]

Re: 夜分に失礼いたします

友資さん コメントありがとうございます^^)

 いつもよく考えられた、温かいコメントで、うれしいです。
 今回はまたかなりの長文ですが、読んで思ったのは、友資さんはかなり発想の豊かなひとのようだということです。いろいろな関連する考えがすらすら浮かんでくるようで、話題も語彙も豊かです。
 バイクの修理の話が出てきましたが、ひょっとしたらバイクに乗っているのでしょうかね。自分で修理しているのなら、かなり好きなんでしょう。私もバイクは好きでした。出足の良さとあの人馬一体感がいいですね。今は自転車にやっと乗っている状態ですが。
 
 時代というのは進歩していくのが当たり前なんでしょう。人間も変化するのが当たり前なんでしょう。毎日毎日いつも同じ事ばかりしていたら、単に停滞しているだけ。年月を重ねていく意味がありません。私はおおむね、人と違っていることや変わっていることが好きなほうですね。

 人間が創意工夫して生み出した進歩というプラス面には、欠点とか不具合などのマイナス面が付きものですが、それはそれで、人間が改善していけばいいだけ。ライト兄弟が自転車のチェーンなどを使って作った飛行機も、今は音速の壁をはるかに超え、ボーイング社ではマッハ5の旅客機も考えられています。でも騒音や航空事故などの問題は無くなることはないでしょう。

> どんなに技術や文明や人間同士の関係性が進歩しても、
一長一短の摂理から人間は逃れられないようです。
ですが、だからこそ人間は創意工夫を重ねながら、
成長していけるのかもしれませんね。
創意工夫の余地なき世界は、
あまりに退屈で、ある意味地獄かもしれません。
世界は多少はダメなくらいがちょうどいいのかも?笑

 私もそうだと思います。「多少はダメぐらいがちょうどいい」のでしょう。「かなりダメ」のときは、声をあげて批判しないといけないと政府はなかなか動かないかもしれないので。

 何か製品を作ったら故障や不具合のない完全無欠の製品が出来、学校教育で学べばすぐ完璧な性格になるのなら苦労はないですが、人生の面白味というものがありません。毎回必ずホームランで、毎回必ずホールインワンなら、ちっとも面白くないのと同じです。
 成功と失敗、喜びと悔やみ、山と谷・・・そうした二元性の対極のはざまの中で、人間が様々な体験をしていくのが人生の醍醐味なのでしょう。

 特に政治の分野では、とかく保守系と革新系に考え方が分かれるのが当たり前のようになっています。長年どちらかの立場にいると、反対側にいる人の気持ちが理解できず、仲違いや争いになることがあります。物事には両面どころか、裏面や内面さえあり、多面的な要素や事情があるのですから、まあ世の中はそういうものだと思って、あまりカリカリし過ぎないようにし、また多面的に情報を得るようにすることも必要なのでしょう。

 しかしインターネットは有難いものです。私は人生がかなり変わりました。ネットがあるおかげで、こうしてブログで、会ったこともない方と知り合い、そのひとの考えを知り、思っていることを述べ合うことが出来ました。この時代に生まれたのはじつに有難いことだと思いますね。

2020/01/27(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2020/01/27(月) || [edit]

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2020/01/31(金) || [edit]

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