「バーソは自由に」

 考え方はいろいろあるから面白い。

 善男善女の夢見る「地上楽園」。芥川龍之介『侏儒の言葉』より 

寒い北欧の地に、ひ弱そうな姿で、1万年も生きている木がある。
ld Tkkoスェーデンのルフジェーレット山脈にある1本の
ヨーロッパトウヒ(マツ科トウヒ属の針葉樹)は、
氷河期最後の時代に根付いたものとされており、
2008年に、スウェーデンの大学研究チームが、
なんと根の部分は樹齢 約9,550年と発表した。
本の幹からなるクローンの木としては世界最古。
高さ5mほどの木だが、えらい長生きして万年。

樹木が長寿のわけは、鈴木英治著の『植物はなぜ5000年も生きるのか』によると、
動物も植物も細胞分裂を繰り返しながら生きている。
樹木の場合、生きているのは根や葉、表皮などの一部だけ。
他のほとんどの部分はすでに死んでいる細胞で、その細胞の外側に、
新しくできた細胞が付け加わっていくという形で樹木は成長している。
幹が固くて耐久性がある針葉樹などは、樹脂に虫が嫌う成分が含まれており、
高山など環境が厳しい場合は、成長がゆっくりなので、数千年生きる場合がある。

近年の研究により、ヒトの寿命は800歳ぐらいまで延長可能と言われている。※1
自然環境が悪くても、人はツル以上、カメ並に長寿になる時代が来るのだろうか。

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芥川龍之介が夢見る「地上楽園」。視点がちょっと違っていて、なかなか面白いですよ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「地上楽園」。芥川龍之介『侏儒の言葉』より。(一部省略)
侏儒とは、体の小さい人や知識のない人の蔑称。芥川は、これはくだらない言葉だが
と謙遜しつつ、ビアスの『悪魔の辞典』風に、「地上楽園」の様子を描写している。
(カッコ内はバーソ拙解。分かりやすくするため各項目に番号を付した)

地上楽園の光景はしばしば 詩歌にもうたわれている。
が、わたしはまだ残念ながら、そう云う詩人の地上楽園に住みたい
と思った覚えはない。

基督キリスト教徒の地上楽園は 畢竟ひっきょう 退屈なるパノラマである。
 (畢竟=結局は)
黄老の学者の地上楽園も つまりは索漠とした支那料理屋に過ぎない。

わたしの夢みている地上楽園は そう云う天然の温室ではない。
同時に又 そう云う学校を兼ねた食糧や衣服の配給所でもない。

(みんなニコニコで衣食住完備でお花畑のようなパラダイスではない、と言われている)

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唯 此処に住んでいれば、
1.両親は子供の成人と共に必ず息を引取るのである。

(今の世は高齢化が進み、時に姥捨て山の話も出るが、地上楽園では老齢になる前に死ぬ。
親を子供や社会が世話する必要はなく、親も成人した子供を世話しないで済む)

2.それから男女の兄弟は たとい悪人に生まれるにもしろ、
莫迦には決して生まれない結果、少しも迷惑をかけ合わないのである。

(世の中では悪人よりバカのほうが始末に悪い。自分は利口だと勘違いしているゆえに
他者の批判ばかりで自己の反省なしだが、地上楽園ではみんな賢く、やりやすいのだ)

3.それから女は妻となるや否や、家畜の魂を宿す為に
従順そのものに変るのである。

(女は妻になると豹変する。嫁しては夫に従わず、飲まずともトラになり、クダを巻く。
しかし地上楽園では、妻は家畜の魂を宿し、従順そのものになる。おお、なんとまあ)

4.それから 子供は男女を問わず、両親の意志や感情通りに、
一日のうちに何回でも聾と唖と腰ぬけと盲目とになることが
出来るのである。

(子は親に絶対服従して、親の都合の悪いことは、見ず、聞かず、言わず、関知せず。
腰抜けになるのがちと難だが、親は随分と偉そうにできるのだ、子が成人するまでは)

5.それから 甲の友人は 乙の友人よりも貧乏にならず、
同時に又 乙の友人は 甲の友人よりも金持ちにならず、
互いに相手を褒め合うことに無上の満足を感ずるのである。

(競争社会では、隣人や有名人を貶める話を言い合って無情の満足を感じている。
地上楽園では、当人も友人もその友人も褒め合うことに無上の満足を感じている)

ny924.jpg

それから――ざっとこう云う処を思えば好い。

これは何もわたし一人の地上楽園たるばかりではない。
同時に又 天下に充満した善男善女の地上楽園である。
唯 古来の詩人や学者はその金色の瞑想の中に
こう云う光景を夢みなかった。

夢みなかったのは別に不思議ではない。
こう云う光景は夢みるにさえ、
余りに真実の幸福に溢れすぎているからである。

(最後の一行がキモである。「余りに真実の幸福に溢れすぎている」ゆえに誰もこのような
地上楽園を想像できなかったのだとアイロニカルに言って、現代社会を風刺している)

nythg.jpg

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
今の世は真実でない幸福に溢れ過ぎている。
ちょいと裏側を見れば、地上にはカネの亡者うじゃうじゃ。


●舛添さんの辞任は阻止すべきだ、と堀江貴文氏が異見を述べている。※2
現知事をフルボッコして、50億円かけて選挙やって、次の都知事は山本太郎とか
東国原や鳩山由紀夫になる。ぐわ~、それは嫌だなあ、とリツィートしている。
といって現知事は何か改革をして能力を示しているかという疑問は残るのだが。

●三菱自動車が燃費偽装で潰れそうになったら、急遽日産との提携話がまとまった。
不正を指摘したのは軽自動車の開発で手を組んだ日産だったが、三菱の株価が
約半値に落ち込んだときにゴーン氏が決断した、三菱が助かった、と報道された。
しかし偽装発見を好機として利用し、うまく事を運んだという見方もあるだろう。

●東京オリンピック招致で、日本がコンサル費として2億3千万を振り込んだ先が
汚いアパートの一室にあるペーパーカンパニーだとしてフランス当局が捜査開始。
日本人のおもてなし精神がウケたのではなく、表なしとは裏ありの意だったのか。

世相の上っ面を見て、浮かれて騒いで喜んでいると、汚いカネの動きは見えず、
利権に群がっている一部の賢い人たちのひそひそ話は聞こえてこない。

「地上楽園」と対比あるいは揶揄される社会には、悪人には生まれ付いてないが、
聾と盲目の善男善女が充満しており、私バーソもその一人であるようだ。

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参考―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※1:『Gigazine』南カリフォルニア大学の科学者は、イーストのバクテリア(パン酵母)
の寿命を10倍に延ばすことに成功。人間に応用すれば800歳ぐらいまで寿命延長が可能。
※2:『netgeek』http://netgeek.biz/archives/73441
※画像:ザ・ニューヨーカー(The New Yorker)は、アメリカ合衆国でコンデナスト社
が発行する雑誌。ルポルタージュ、批評、エッセイ、風刺漫画、詩、フィクション小説
を掲載。毎年47冊が刊行されている。創刊は1925年2月17日。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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(y^ω^)yおはようございます。

(y^ω^)y楽園、まあ、日本くらいなら楽園に入るのではないでしょうか?

 戦争も徴兵もなく、飢え死にする人も大変少ない。これで、文句をいうなら、どこでも言うのでは?

(y^ω^)yと、思うことにしています~☆

2016/05/21(土) |URL| 匠石 戒丘 [edit]

楽園

バーソ様
おはよう御座います。

人間は800年も生きることが出来るのですか。
鎌倉時代ですよね。現代との共通点といえばモンゴルの脅威でしょうか。現代は土俵の上だけですが。
さて楽園とはなんでしょうね。
空気があって気候が温暖で食べ物があればそれを楽園というのではないでしょうか。
人間の場合は常に他との比較というのが出てきますから厄介ですね。

愛新覚羅

2016/05/21(土) |URL|aishinkakura [edit]

バーソです。

皆さまへ。
コメントをありがとうございます。
今日は夕方以降に帰宅するので返信は夜になると思います。

2016/05/21(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

ふ~む……難題ですねぇ。

物質次元である地球上での“地上の楽園”は、超難題でしょうね。

ですが一方で、
世界規模で蔓延する公金横領、搾取、わいろの横行などを含め、
視点を変えて『学びの場』と捉えれば、すべては完璧(楽園)に思えるかも。
ニューストピックスは私たち人類の意識の反映ですから、
それを観て何を思うかで、人としての質が顕わになるという意味で。

足らない、もっと、もっと…。
優越、さらなる優越……。

つまるところ、意識を進化させる以外に、
地上の楽園は来ないでしようねぇ。

2016/05/21(土) |URL|風子 [edit]

>2.それから男女の兄弟は たとい悪人に生まれるにもしろ、
>莫迦には決して生まれない結果、少しも迷惑をかけ合わないのである。
>3.それから女は妻となるや否や、家畜の魂を宿す為に
>従順そのものに変るのである。
www、隣り合わせの矛盾が気になるぞ~。
「莫迦」と「家畜・従順」に重なり合う部分があるとするなら、
女は「莫迦」に生まれるのではなく、
「莫迦」になるんだなぁ。

2016/05/21(土) |URL|青梗菜 [edit]

スウェーデンの木、小さくても樹齢9550年!
はじめて知りました。
年輪ではなく炭素14年代法で調べたらしい。
茎が死滅すると自分で再生するクローン木だとか。

なんかで読みましたが、ある人が退職して理想郷として
憧れていた田舎に移住しました。因習とか濃すぎるつきあい、
消防団に強制的に参加とのことで、ほうほうのていで
逃げ出しました。今では避暑地の別荘に居を構え悠遊自適の
生活を送っているとか。
地上の楽園といえば、昔、日本の北方に地上の楽園があると
マスコミや“文化人“が喧伝しました。楽園を目指して9万人
以上の人たちが渡航しましたがその人たちのその後どうなった
でしょうか。日本に再び戻ることもなく消息さえ定かではありませんね。
いま盛んに持ち上げられている幸せの国アルカディアのブータン。
でもよく調べてみると、ブータンにも「不幸せ」な問題がけっこうあります。
私は日本がいちばんいいです。
豊かな自然のなかでインターネット環境さえあれば・・・。(笑)

2016/05/21(土) |URL|エリアンダー [edit]

Re: (y^ω^)yおはようございます。

匠石 戒丘さん コメントありがとうございます^^)
> 戦争も徴兵もなく、飢え死にする人も大変少ない。これで、文句をいうなら、どこでも言うのでは?
 治安の面でいうと特に日本はいいようですね。夜も安心して歩けますから。自販機が盗まれるなんて話もないですし。

 東京の街だってきれいだきれいだと外国人から言われます。一体どこがきれいなんだろうかといぶかしく思いますが、外国の街、アジアやラテンアメリカの国々と比べるときれいなんでしょうかね。行ったことがないのでわかりません。

 日本は街から商店の汚い看板類をなくすか、店の前を掃除して空き箱やビール箱なんか置かないようにし、電信柱には汚い宣伝文句を書き込まないようにするだけで、街は見違えるほどきれいになると思いますね。そういう意味のきれいな政治を知事はぜひやってほしいと思います。

2016/05/21(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: 楽園

aishinkakuraさま コメントありがとうございます^^)
 800年前は鎌倉時代。そういえば昔は鎌倉幕府の始まりは1192(いいくに)と習いましたが、いまは1185(いいはこ)に変わったそうですね。
 昔は蒙古大襲来。いまはモンゴル大盛況。なんで彼らは相撲が強いのでしょう。
 チンギス・カンの頃のモンゴルは、当時の世界人口の半分を統治した世界大国。いまは日本では焼肉の名前に残ってるだけ。歴史とは不思議なものだと思います。

> 空気があって気候が温暖で食べ物があればそれを楽園というのではないでしょうか。
 なるほど。そうでした。よく南洋の楽園なんて言い方がされます。南洋は熱帯の果物などが豊富にあり、衣住のほうも簡単なので生きていくのが楽そうですが、アフリカやインドになると話はまた別になるので、どうも政治と教育が諸問題の根源のようです。

> 人間の場合は常に他との比較というのが出てきますから厄介ですね。
 あ、そうですね。ということは他と比較をしなければいいのだということになりそうです。比較するから、隣より貧乏だとか世間より劣ると思って不幸せになるのですね。

2016/05/21(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: ふ~む……難題ですねぇ。

風子さん コメントありがとうございます^^)
> 視点を変えて『学びの場』と捉えれば、すべては完璧(楽園)に思えるかも。
 そうですね。いわゆる常識的な観点からすれば世界は問題だらけ。破滅のちょっと手前。人間には解決不能なので、あとは全能の神の出番しかない。神頼みという状態です。
 しかし精神世界的観点からすれば現状の世界は完璧。あらゆる出来事を経験する興味深い場となり、あらゆる感情を味わえる学びの場でもあると言えるでしょうか。
 世界の出来事は人類意識の反映と言われるので、確かに意識を変えるチャンスにすればいいと分かってはいても、それがなかなか難しそうです。

 足りない足りないという不足感は、人類発祥のときからの問題点。不安とは人類の最大の敵だそうですね。そして不安も、物質が欠如しているからというよりは、精神的な欠如感が大きな問題点と言えそうです。

 そして優越感。これは特に男の最大の問題点のように思います。聖書も、天の有能なみ使いの一人が己の能力に自惚れて傲慢になり、悪魔(デヴィル=そしる者)、またサタン(反抗する者)という邪悪なみ使いの頭目になったと言われていますが、自分は有能だとか頭がいいと勘違いしていると墓穴を掘って破滅しやすいのでしょう。

> つまるところ、意識を進化させる以外に、
地上の楽園は来ないでしようねぇ。

 意識の変化。そう考えると、完全な幸福状態が満ちる地上の楽園というのはあり得ないのでしょうか。いや、そうではなく、あり得ると思ったほうがいいのでしょうかね。

2016/05/21(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: タイトルなし

青梗菜さん コメントありがとうございます^^)
> 「莫迦」と「家畜・従順」に重なり合う部分があるとするなら、
女は「莫迦」に生まれるのではなく、
「莫迦」になるんだなぁ。

 なるほど。「なる」というのは後天的で生まれながらにではない、ということですか。

 人はバカには生まれないということはあり得るのでしょう。そう仮定しましょう。
 ところが女は従順に生まれることはあり得ない、というか、たとえ聖母マリアのような純粋可憐な女に生まれたとしても、結婚したら俄然強くなり、ソクラテスの妻(もしくはモーツアルトの妻あるいはトルストイの妻)になるのだ、ああ怖ろしい、なんと悲しいことだという芥川の嘆息が聞こえてきそうです。

 男はずいぶん頭がよくて、政治力があっても、歴史は夜作られるとも言われる通り、女には敵わないところがあるようです。アダムもエバの勧めを、悪いことと分かっていながら、断れませんでした。ユダヤには、アダムは妻から叩かれて食べることを強制されたのだろうと、ここはラビたちが笑いながら言ったと補足されている話があるそうです。
 総じて、初めはかわいらしく、後はこわいらしくなるのが、どうもそのなんですね~と、ここは意図的かつ曖昧に結論をぼかしたいと思います。(~_~;)

2016/05/21(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: タイトルなし

エリアンダーさん コメントありがとうございます^^)
> スウェーデンの木、小さくても樹齢9550年! ・・・年輪ではなく炭素14年代法で調べたらしい。茎が死滅すると自分で再生するクローン木だとか。
 炭素14年代法。炭素14の半減期が5730年というのは理論的にそうなのでしょうが、それに基づいて9550年なんて厳密な数字がよく出るものだと思います。自己再生のクローン木なので自分の成分が続いているので長寿命と言えるというのはいいのですが。
 
 退職後に田舎住まい。いい点もいろいろありそうですが、困る点もありますね。以前テレビで田舎に移住する若者夫婦が村の人たちから条件を突きつけられていて、その最大のものが村のしきたりを絶対に守ってくれというものでした。
 私は因習というものが苦手ですね。すぐ寄り合いがあって、飲め飲めと無理強いされ、演歌でカラオケなんか聞かされるのかと思うと、身震いがします。

 昔は、北半分のほうはソ連の援助もあって南よりだいぶ文化生活のレベルが上だったとかで、北の地こそ衣食住の心配のない地上の楽園だと憧れて行った人がいたようですが、その話ですか。人数は9万人でしたか。
 北が地上楽園と思われたのは、ある政党と新聞など、いわゆる進歩的文化人らの間違った宣伝のゆえだったという話もあるようですね。

 ブータンの話は先進の文明を知らないゆえの素朴な幸福感のレベルだという気もします。ま、それでもいいという見方もあると思いますが。
 いずれにしても多くの国では今でも、「人が人を支配して傷つけた」という聖書の言葉通りになっているようで、哀れなことです。

2016/05/21(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

>>>イーストのバクテリア(パン酵母)の寿命を10倍に延ばすことに成功。人間に応用すれば800歳ぐらいまで寿命延長が可能
 バクテリアは基本寿命がなかったと記憶しとりますが、実際どうなんでせう。単細胞生物は細胞分裂で増えるため、どちらが親とか子とかの区別は無かった筈。バクテリアも一部では生命維持が困難になった際に有性生殖する事が確認されとる様ですが、基本的にはその主が存続する限りは誕生以来ずっと生きとると考えておりました。イースト菌が短命で常時有性生殖を必要とする菌だとすると、常に変異している事になり、食品として使うにはかなり恐ろしい物だと思われ・・・。

>>>5.それから 甲の友人は 乙の友人よりも貧乏にならず、同時に又 乙の友人は 甲の友人よりも金持ちにならず・・・
貧乏 甲<乙
金持 甲>乙
結論 甲は金持、乙は貧乏
 と階層が確立していると言う事でよろしいか?ここは主題からすると「乙は甲より金持ちにならず」の方が適当の様な気がするのだが、わたくしの解釈はズレとりますかね。
 楽園とは誰にも抑圧されない「自由」な環境だと思うのですわ。誰かが居れば利点もある代わりにストレスも増える。そのストレスを防ぐ鎧的存在が現代社会に於いてはお金と言う事になるのだと思います。お金さえあれば嫌な仕事をする必要も、馬鹿な上司に頭を下げる必要も、そりの合わない同僚と顔つき合わせる必要もなくなる訳ですからね。隣人が嫌なら何処にだって行ける。そして孤独な偏屈老人の出来上がり。ああ、私の未来の様であります(ただし金は無い)。

2016/05/22(日) |URL|miss.key [edit]

Re: タイトルなし

miss.keyさん コメントありがとうございます^^)
> バクテリアは基本寿命がなかったと記憶しとりますが、実際どうなんでせう。
 バクテリアやアメーバは基本的に死なない。しかし今回そのメカニズムがひとつわかった。その原理は人間に応用でき、人間の長寿を10倍に伸ばせそうだ、という話のようですよ。
情報元→http://gigazine.net/news/20070118_extend_lifespans/
 死とは、不老不死と引き替えに、新しい組み合わせの遺伝子を子孫に残すという方法であり、次の世代に新しい可能性を託すことである、とする進化論的な考え方もあるようですね。

> と階層が確立していると言う事でよろしいか?
 この地上楽園には貧富の階層があることを物語っているのでしょうかね。
 この話では、甲と乙と二者が出てきて、片方は片方よりも金持ちや貧乏には成らず、と書かれているのは、地上楽園にはそういう階層があることを示唆しているのか、あるいは、いま身分階層のある現代社会を前提にして書いているせいだろうと思うのですが、それにしても私は次のことがよく分からないのですよ。
 
> 結論 甲は金持、乙は貧乏
 確かに、甲自身は金持ちの可能性がある(少なくとも貧乏ではない)でしょうが、なぜ「友人」の話にしているのか、これがよく分からないのです。おっしゃるように「乙は甲より金持ちにならず」としたほうが適当というか、素直な気がしますが。

> 楽園とは誰にも抑圧されない「自由」な環境だと思うのですわ。
 そうですね。人間の最大の幸福とは、自由であることです。意思を抑圧される人生ほど嫌なものはないですね。といって小野田さんになるのは大変。ロビンソン・クルーソーのように南洋で自給自足でき、従順な従僕(フライデー)でも一人いれば、毎日が花金で気分よく暮らせるでしょうか。

 私も近辺が嫌な隣人ばかりになるなら無人島に住むほうがいいですが、でも自分に関心を持ってくれる人が全然いないのもさみしいものでしょう。
 今はこうして拙なるブログにも訪問してくださる方がいて、しかもよく考えてコメントを書いてくださる奇特な方がいるおかげで、私は偏屈人間にはならずに済む、あ、いや、もうなっていて、自分では気づかないだけかもしれませんが。
 ま、どのようになっても、miss.keyさんは懲りずに、未来永劫、仲良くお願いしますよ。ただし金はありませんが。

2016/05/22(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

800年?気の遠くなる年ですね。
脳も体力もそれなりになのでしょうか?
足腰動かず、脳軟化では生きてる甲斐がないですね。
まあ!考えるだけムダの気もしますが・・。

2016/05/22(日) |URL|S-masa [edit]

Re: タイトルなし

S-masaさん コメントありがとうございます^^)
 長生きはしたいと思っても800年と言われると、確かに気の遠くなるような長さなので、実感がわいてきませんね。100年とか120年ぐらいだと可能性がありそうに感じるのでしょうが。

> 足腰動かず、脳軟化では生きてる甲斐がないですね。
 長生きはやはり体の健康があってこそ。何でもいいから打ち込めることがあって、しかも体を使うことがあるなら、足腰も丈夫なままでいられるのでしょう。

 その点、風景写真、特に日の出の撮影はまず現地に行くことに体力と気力を使うでしょうし、朝日が昇る荘厳な景色を見ていると太陽のピュアなエネルギーをいっぱい吸収できるのじゃないですか。
 それに、人間社会のよどんだ空気からも離れられるので、気持ちがリフレッシュして体の細胞にも良さそうな気がしますが、どうでしょう。
 私にはとても真似できませんし、たとえ体力的に真似できたとしても撮影技術のほうは、ええと、800年もたてば少しは近づけるでしょうかね。

2016/05/22(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2016/05/23(月) || [edit]

Re: タイトルなし

sさん コメントありがとうございます^^)
> 地球上の出来事を見るにつけ、
先ず、この国に生まれ日本人でよかったと思います。

 そうですね。人間は、どうしても隣の芝生がきれいに見えます。外国の映像を見ていると、絵のようできれいです。ですが外国のニュースを見ていると、治安が悪く、モラルも低く、自由度も少なく、暮らしていくのが大変そうです。ですので諸外国と比べると、日本はだいぶいいほうなのでしょうか。

 「今、居住している場所が、住めば楽園です」か。それはいいですね。ご近所ともうまくいっているのでしょう。実際に住むときには人間関係が一番重要ですから。

 私も日本が好きですが、感覚的には「古き良き時代のアメリカ」が好きです。アールデコの家電品やクルマのデザイン、ジャズやスイングの音楽、文芸、映画、M.モンローがいた頃・・・。あの時代のアメリカ人は、みな希望に満ち、ひとの好い人たちに見えました。今のアメリカにはとても住みたくないですが、過去に戻れるものなら、行ってみたい所ですね。
 
 アメリカの雑誌も好きで、今回、挿絵に使わせてもらった雑誌『ニューヨーカー』の表紙は、本当はもっと古い時代のを入れたかったのですが、文章と合うのが見つからなかったのです。

2016/05/23(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]

こんにちは

きゃー!800歳まで生きられるかもしれないのですか。

キャー!!どうか私は短命でありますように。

「地上の楽園はある」と思うようにしています。
なるべく人との接触を避けて仙人みたいに暮らしたら私の楽園に近づくかも。

と思いながら、時折、2、3枚宝くじを買う私はどうなんだろう。

バーソさん、このブログの挿絵、好きです。


2016/05/23(月) |URL|森須もりん [edit]

Re: こんにちは

森須もりんさん コメントありがとうございます^^)
> きゃー!800歳まで生きられるかもしれないのですか。
キャー!!どうか私は短命でありますように。

 あら、キャーですか。そうですね。800歳だと、かなり年寄りの顔形になりますかね。でも寿命が800歳ということは、今の20代の若い肌がそのまま何百年も続いて、老化現象は700歳後半に始まるならどうでしょうかね。すっかりヨボヨボで老衰した体のまま不必要に長生きはしたくないですが、赤ゃんの肌のようにみずみずしいハリを保てるなら、800歳まで生きてみたいものです。いや、もっと長く生きてもいいかなあ。私、この点では欲張りですのでね。

> なるべく人との接触を避けて仙人みたいに暮らしたら私の楽園に近づくかも。
 まあ、人生は、人との接触、付き合いが避けられません。地上楽園とは、要は人間関係がうまく行っていることかもしれないですね。「狭いながらも楽しい我が家~♪」という歌がある通りで、生きていくうえでは「足るを知る」ことが大切なのでしょうか。

 この挿絵、好きですか。好みが合いますね。(^^♪
 

2016/05/23(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2016/05/25(水) || [edit]

Re: タイトルなし

mさん コメントありがとうございます^^)
 「家畜の如き従順」とは芥川流のアイロニカルな言い回しなので、まともに受け取らないほうがいいのでしょうが、男からしてみれば、文字通りのそんな従順は全然うれしくないですね。それではロボットであり、奴隷ですから。
 それよりも確かに敬意を感じるゆえの従順を示して、そのことに幸せを感じるような女性なら、もう最高ですね。そういう女性は、男からしてみれば理想です。

 地上の楽園は、私は長いあいだ実現することを希望していました。戦争や争い、病気や飢餓、不公平や悶着の全くない世界。それは人間では不可能でも、全能の愛ある神ならできるはずだと思っていました、というより信じていました。

 でもそうするためには神が全世界を裁いて悪人を地上から一掃しなければならない。それが最後の審判。その後に、失楽園から復楽園になる。しかしすべての人間には原罪があり、個々の人間は小さな罪を日々犯す。神は神聖な方なので、そんなわずかな罪でも見逃すことはできない―――とすれば地上の人間のほとんどは神に裁かれて死んでしまうわけで、教会はそう教えていますが、実際にそうなるのを考えると非常に怖ろしいことです。
 
 神頼みで復楽園になるよりも、本当は人間一人ひとりが人間としての優しさに目覚めて、自分たちの力で楽園を造っていくのがいいのでしょう。地球は善意の人間たちが協力して、理想郷に一歩ずつでいからわずかでも近づいていくのがいいのでしょう。そう思いますね。

 そしてそうなれば、そんな環境の中で小さな楽しみを見出して、精々健康で長生きして、人間としての“生”を後悔なく全うしたいものだと思います。私は、できれば月の明るい、そして花が咲いていて、いい匂いもする望月の頃がいいですね。

2016/05/25(水) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2016/05/29(日) || [edit]

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