「バーソは自由に」

 考え方はいろいろあるから面白い。

 「いとしい」は日本人ならではの優しい陰影のある形容詞だ。 

「こいしい」とか「いとしい」と、言われたことがありませんか。

この言葉、私は、人づてか手書きの手紙で、そっと言われたい気がします。
そうすれば胸キュンとなり、甘酸っぱいものが込み上げてくると夢想します。
直接言われるとドギマギとし、その場を立ち去るだろうと空想します。

「こいしい」とは男女の素朴で純真な愛情のことでしょうが、「いとしい」には、
その愛の気持ちにいろいろ微妙な想いが付随しているように思えるのですが、
どうでしょう。

「いとしい」の英語は lovely, dear, beloved, precious あたりのようですが、
日本語の持つ意味とは少しニュアンスが違うようですね。

1yume.jpg

「いとしい」の意味や関連する事柄を幾つか書きました。絵は竹久夢二です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「いとしい」には、悲・慕・悩・麗の感情も含まれているようだ。
『おしえてgoo』に面白い説明がありました。漢語の「愛」に関連した人間の
基本的な情動を母音で始まる大和言葉でまとめています。下線部に注目。※1

あし (悪し)
荒々しく、卑しくて、好ましくない状態で生じる不快な感じ。
いし (美し)  
神妙で、けなげであり、好ましい感じ。
うし (憂し・愛し
物事に対して希望的になれずに、切なく、気懸かりで、胸塞がる悩ましい状態。
えし (善し・良し)
「よし」の古語。巧みで正当であり、楽しくて睦まじく、幸いで快い感じ。
おし・をし (愛し・惜し)
可愛くて、もったいなく、心惹かれて手放したくなく、望ましく欲しい気持ち。

それで、「いとし」という言葉には、相手に対して思うようにならない焦がれる
気持ちや、自分にとって手放しがたく無駄にできないという気持ちがオーバーラップ
されているのではないか、とありました。

大辞林によると、「いとしい」は「いとおしい」の転で、①かわいい、恋しい、
慕わしい。 ②気の毒だ、かわいそうだ、ふびんだ、の意とのこと。
なるほど、だから、この「いとしい」には、静かで物思いに耽るような哀しさ、
切なさ、優しさがあるのですね。

yumeji11.jpg

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「いとしい」気持ちを全うできれば、たとえ死んでも本望か。
魔法の指輪を「いとしいしと」と呼び、500年以上も追い続けてきた男がいます。
映画『Lord of the Ring』の中に登場するゴクリ(映画ではゴラム)です。※2

ゴクリのしゃべり方は「my precioussss...」と語尾の「s」を摩擦音として
強調するので、邦訳ではハ行をサ行に置き換えて「いとしいと→いとしいと」
と訳されています。

ゴクリの最期は「いとしい、いとしい、いとしい! いとしいしと! ああ、
いとしいしと!」と叫びながら、指輪と盲愛と執念と共に奈落の底に落ちていく
という哀れなものです。

彼の生き方について、魔法使いガンダルフはこう予言していました。
「生きている者の多数は、死んだっていいやつじゃ。そして死ぬる者の中には
生きていてほしい者がおる。・・・ゴクリが死ぬまでに悪から癒される望みが
大いにあるとは、わしも考えておらん。しかしその可能性はあろう。
それに彼は指輪の運命にしかと結びつけられておる。わしの心の奥底で声が
するのじゃ。善にしろ悪にしろ、彼は死ぬまでにまだ果たすべき役割があると」


gomuri.jpg

恋焦がれる対象に執念を一生抱き続けるのも運命のようなものでしょうか。
最終的に欲しいものを手に入れられないとしても、ひたすら「いとおしい」
感情を味わい続けることができるなら、その状態も幸福と近似のような気が
しますが、どうでしょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
戀という字を分析すれば、いとしいとしと言う心。
「恋」の旧字「戀」は、糸+言+糸+心で出来ていて、「いとし、いとしと言う心」
と昔の人は覚えたのだそうです。
漢字辞書によると、上部は「絲+言」で成っており、もつれた糸にけじめをつけよう
としても容易に分けられないことを表す。これに「心」を加えた「戀」は、
心が乱れて思い切りがつかないことを表すとのことです。※3 
なお、心が下部にあるのは下心を表す、という説を言ってくる人がいれば
信用したらいけません。

yumeji22.jpg

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
古事記の男神女神は、互いに「いとしいひと」と呼んでいる。
黄泉(よみ)の国でイザナキがイザナミと夫婦の離別をしようとする場面です。
(古事記現代語訳から ※4)
 イザナミは「いとしいあなた(愛我那勢命)がこのようなことをなさるなら、
私はあなたの国の人々を一日に千人絞め殺してしまいましょう」と言われた。
 そこでイザナキは「いとしいあなた(愛我那邇妹命)がそうするなら、
私は一日に千五百人の産屋を建てるでしょう」と仰せになった。
 こういうわけで、一日に必ず千人が死に、一日に必ず千五百人が産まれるのである。


旧約聖書に出てくる最初の男女は、女が先に禁断の木の実を取って食べ、
それを夫に与えたと書かれているので、妻のほうが強かったのだろうという説が
ありますが、こちらは互いに相手を「いとしいあなた」と呼んでいながら、
互いに争っているようですね。

3yume34jpg.jpg

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『いとし・こいし』は、兄弟で仲良く66年間も漫才を続けた。
『夢路いとし喜味こいし』は、戦前から平成15年まで舞台に立った兄弟の漫才師です。
志村けんは「同じネタを何度見ても面白いのは凄い。間とタイミングが真似できない」
と絶賛していますが、確かに同じネタを話しているのに毎回ほのぼのと笑えました。

私には、この二人と『獅子てんや瀬戸わんや』がいとしいこいしい懐かしの漫才師で、
元気だった頃を思うと、えーと、アミダじゃなく、シマダじゃなく、ダミダじゃなく、
なんやったかいな、そうそう、ナミダが出てきまんねん。(笑)



~~~~~~~~~~~~~~Oh, my love.~~~~~~~~~~~~~~~
いとしいひとを想いながら、甘く、切ない恋歌をどうぞ。
竹久夢二の詩にメロディをつけた「宵待草」と、映画『ゴースト/ニューヨークの幻』の
主題歌になった「アンチェインド・メロディ」。私はドリンク類も甘酸っぱ系が好きですね。

待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな


Oh, my love. My darling. I've hungered for your touch. A long, lonely time.


~~~~~~~~~~~~~~~~資料~~~~~~~~~~~~~~~~~
※1:『おしえてgoo』 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/815247.html
※2:「PukiWiki」 http://arda.saloon.jp/index.php?%E3%82%B4%E3%82%AF%E3%83%AA
※3:「漢字語源由来辞典」 http://gogen-allguide.com/ko/koi.html
※4:「古事記現代語訳」 http://www.ookuninushiden.com/newpage2.html
※5:「Wikipedia夢路いとし・喜味こいし」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A2%E8%B7%AF%E3%81%84%E3%81%A8%E3%8
1%97%E3%83%BB%E5%96%9C%E5%91%B3%E3%81%93%E3%81%84%E3%81%97
※絵:竹久 夢二、1884年(明治17年)9月16日 - 1934年(昭和9年)9月1日
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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後半の盛り上がり

バーソ様
おはよう御座います。

感情が薄い私にとっては難解なテーマだった
のですが読み進むうちに漫才のいとしこいし
の姿が浮かんできました。
そうしたらちゃんと出てくるので嬉しくなり
ました。
極めつけはライチャス・ブラザーズの
アンチェインドメロディーですね。
大好きな曲です。勿論ゴースト以前からです。

愛新覚羅

2015/04/25(土) |URL|aishinkakura [edit]

Re: 後半の盛り上がり

aishinkakuraさま ありがとうございます

やはり「アンチェインド・メロディ」に目が行きましたね。
この曲は刑務所映画『Unchained(=解放されるの意)』の主題歌で「長い間独りぼっち」で会えなかった恋人への愛が書かれています。私は、ライチャス・ブラザーズを思い出しますが、20世紀で最も録音された曲のうちの1曲だそうですね。聴いていると、胸が締め付けられ、ジーンとなって、切なくなる、名曲中の名曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=zrK5u5W8afc
https://www.youtube.com/watch?v=1NVrfgMHXE0

「いとし・こいし」はこのたび、久し振りにYou-Tubeで聴きましたが、漫才の名人のゆえんは、ネタ自体の内容よりも、話術の巧みさが肝要で、こうして聞いてみるとやはり最後は人柄だなあと思いました。「てんや・わんや」も同様の感じがします。

2015/04/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

こんにちは♪

いとしい こいしい・・・
なんていい響きなのでしょう。
聞くだけで、嬉しくなります。

いとしい こいしい・・・
忘れてました。こんなあったかいことばを。
日本語っていいですね。

けなげ こいこがれる・・・
いろいろ浮かんできました。

いとしい こいしい・・・
優しいことばですねえ。
しかも輝いてるし、艶もあるし。

いいことばは、しみじみしますね。
バーソさん、ありがとうございます。

♪「アンチェインド メロディ」よく聴く曲です。

2015/04/25(土) |URL|森須もりん [edit]

   ↓  鳥取民謡の 『貝殻節』 の一節です~

「何の因果(いんが)で 貝殻(かいがら)漕(こ)ぎなろうた
 カワイヤノー カワイヤノ
  色は黒うなる 身はやせる
 ヤサホーエヤ ホーエヤエー
 ヨイヤサノ サッサ
  ヤンサノエー ヨイヤサノ サッサ     」


こちらの年配の方が使われる方言で、
「かわぃい」 といぅのがあります。

標準語の 「かわいぃ」 のと幾分、
            ニュアンスが異なっています。
まさに、今回のテーマの
「いとしぃ」 という、
~甘く、切なく、やるせない~という意味合いも含め、
 (ある意味、万能な便利な 微妙な 繊細な)、
似たような形容詞だと思います。。。

それから、、、
「”憧れ”といぅのは、
 夢見るだけの甘さではなく、
 切なくなる様な哀しくなるような渇望であると思う・・・」
( ↑ これ 思春期の頃の 私の日記の一説です。笑)

これって、「いとしい」 の解釈に少し似ていませんか?(汗・照レル)






2015/04/25(土) |URL|レイまま☆ [edit]

夢路いとし・喜味こいし、大好きな漫才師でした。
何度見ても面白いです。

2015/04/25(土) |URL|マウントエレファント [edit]

Re: こんにちは♪

森須もりんさん ありがとうございます^^)

いとしい、こいしい。
男が使うとおかしいような気がするので、やはり女性専用語なんでしょうかね。
こんな言葉、人生で一度でいいから、恋焦がれている女性から言われてみたいなあ、と思いますが、破れ穴開きジーンズをはいて、ミッキーの顔がプリントしてあるTシャツを着たような女性だと、どうなんでしょう。意外性があって案外いいのでしょうか。
森須さんのような文学少女や、しとやかな舞妓はんが使うとぴったり似合いそう。
もう古語のようなものなんでしょうか。大和言葉は上品でやわらかい印象がしますね。

「アンチェインド・メロディ」はよく聴く曲なんですか。
私は、こんな感じの甘く切ない曲が好きで、聴いてると涙が出てきます。恋にあまり縁がなかったせいでしょうか、恋が成就しないような甘酸っぱい恋の歌が好きです。
『ゴースト』もいい映画でした。ああいう映画を見ると、死んだら無になると思うより、死んでも魂は永遠に生きていると思ったほうがいいと思いますね。

2015/04/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: タイトルなし

レイまま☆さん ありがとうございます^^)

「貝殻節」は帆立貝を獲る漁師の歌なんでしょう。「何の因果に」と歌われているのは、その漁が大変な作業で、見ていられないほどだったように思えます。
コメントをいただいて考えたのですが、「カワイヤノー」には、かわいいという意味と、かわいそうという意味と両方あるのでしょうか。
かわいいとは小さくて愛らしいという意味で使いますが、かわいそうとは小さくて危なっかしくて不憫だだということになるのでしょうかね。

そうであれば「判官びいき」のように、弱いもの、哀れなものに対して同情心を抱くという、日本人ならではの優しい心情が見られるような気がします。
鳥取にそういう言葉遣いが残っているというのは、日本人の心が残っているということなんでしょう。高校のとき、古文の先生が小泉八雲と同じ県の出身で、口癖のように山陰はいい所だと言っていたのを思い出します。

夢見るだけの甘さではなく、切なくなる様な哀しくなるような渇望であると思う
おお、レイままさんも文学少女の片鱗が表れました。「夢見る」という形容詞もいいですが、「切なくなるような哀しくなるような」ときて、そのあとに「渇望」とまとめるのがいいですね。確かに「いとしい」には、表面的には静かなようでも、心の中に熱い恋の渇望が秘められているのでしょう。
「いとしい」の持っているニュアンスが全部網羅されていると思いましたよ。

2015/04/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: タイトルなし

マウントエレファントさん ありがとうございます^^)

『いとし・こいし』は大好きでしたか。
いま見てもたいしたネタではないどころか、どちらかと言えば陳腐なんですが、でもそれがかえって素朴で、ほのぼのとして、あの口調とあいまって、安心して聞いて笑っていられる漫才になっていたと思います。これも年の功、経験なんでしょうかね。

最近の若手の中には、さして面白くもないギャグやアクションで売っているコンビがいますが、若いうちは話を練って、やはりネタの面白さで勝負しないとだめですね。
話自体に工夫がなくて平凡だと、ちょっと話を聞いただけで、この漫才は面白くないなあ、と最初から思ってしまいます。
マウントエレファントさんは漫才の台本作りも得意なんじゃないですか。

2015/04/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

こんばんは

サザエさん的、感情的私にとって
「いとしい」なんて囁かれたら・・・
瞬く間に・・・相手を好きになります。(と思います)
言われたら嬉しい言葉でしょうね。

残念ながら言われることはなかった・・・です。
それにふさわしい女子?にもなれません。
あ、言えばいいのでしょうか?

ですから・・・
せめてバーソ様に言っていただきましょう。(笑)
失礼いたしました。

あ~
私、今日まで「ばーん」さんだと思っていました。
「ばーそ」さんと今、気づきました・・・。
ずっと、バーンさんと書いていました。
お気づきでしたよね。
申し訳ありません。

2015/04/25(土) |URL|Miyu [edit]

Re: こんばんは

Miyuさん ありがとうございます^^)

 いとしい、こいしい、は何となく、ちょっと距離が離れた所から控えめにそっと言われたらいいようなイメージがないですか。筆で書いた手紙に合うような気がしますが。
といって耳元でささやかれたら、うーん、卒倒しそうな殺し文句ですね。

 私も言われたことがないですが、女性専用語のようにも思えますので、これはと思う好きな男性がいたら、どんどん言ってみたらいいのではないでしょうか。Miyuさんは熱情家で、すぐに勢いよく燃え上がるほうじゃないですか。
 「命短し、恋せよ乙女、熱き血潮の冷えぬ間に」と言われていますからね、なんでもそうですが、特に恋に関しては遠慮しないほうがいいと思いますね。
 と言ってる私はかなりの奥手なものですから、過去ずいぶん、というよりほとんどの場面で遠慮ばっかりしてきたので、今はちょっと後悔しています。

 それから「言っていただきましょう」と言われても、こういう言葉は、その、あの、なんですね、ええと、思っても、なかなか、ちょっと、恥ずかしくって、そのうち、いつか、ということで、あははは・・・。(^_^.)

 ハンドルネームですが、どうせ世を忍ぶ仮の名。何でもいいんですよ。「バーン」は、宇宙の始まりのビッグバンのイメージで強そうな男に見えて案外いいかもしれません。
 今までも、毎回コメントをくださる常連の方で、何年間も毎回バーンさんと言われたことがありますが、一度も訂正したことがないんですよ。「そ」と「ん」のカタカナはよく似てますからね。そんな名前をつけるほうが悪いです。ただ、パーソと「は」を半濁音で言われると、さすがにパーじゃないです、と言いたくなるかもしれませんが、でも、そのほうが私のイメージと合ってるような気もするので微妙なところです。(笑)

2015/04/26(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

永遠に一つになれない男と女

 共に一部がかけ落ちた存在が男と女であり、それを補う為に互いが必要になるのが男と女。一つになりたいと思っても一つになる事は出来ず、求め合う気持ちは有りながら互いの相違故に結局分かり合えないのもまた男と女。気持ちが求めれば求めるほどにその違いに苦しみ、互いを信じたくとも信じきれず、結婚と言う契約を以って一安心した所で心の中迄で分かる筈もなく、直ぐ側にいても不安な気持ちを抱えて生きざるをえない男と女。一つになりたくて二人で作った子はしかし、常に男か女かの「片割れ」。結局二つの体は二つのままに、永遠に一つになれず互いにいとしい気持ちにさいなまされる男と女。
 

2015/04/26(日) |URL|miss.key [edit]

Re: 永遠に一つになれない男と女

miss.keyさん ありがとうございます^^

 おやまあ、男と女についての新明解の懇切丁寧な定義のようですね。激しく女を愛したか、あるいは裏切られたかの経験を根底に、達観と厭世観をも匂わせながら、結論的には「永遠に一つになれず互いにいとしい気持ちにさいなまされる男と女」ですか。
 うーむ、男と女の愛というのは、人をさいなむのですね。男と女を知り尽くした人だからこそ書けるような、なかなかに深遠なる言葉じゃないですかね。(^.^)

それを補う為に互いが必要になるのが男と女
 旧約聖書の冒頭には、女は男の肋骨から創られたとありますが、その続きに「女は男を補う助け手」であると書かれています。この「助け手」とは英語で言うとアシスタントではなく、ヘルパーです。アシスタントは本人の補助をする人ですが、ヘルパーとは本人ができないことを代わってする人のこと。なので、本来、女は男のできないことを補佐するという役割・立場があるようです。
 同時に「男は自分の父母を離れ、妻と堅く付き、二人は一体となる」とも書かれているので、夫婦は一致して仲良くやっていけとも言われていますが、なかなかそうはいかないのが男と女の難しいところ。まあ、私にはその辺のところはよく分かりませんが。

結局二つの体は二つのままに
二人で作った子はしかし、常に男か女かの「片割れ」
ネットにこんなジョークがありました。
 離婚した夫婦が子どもをどちらが引き取るかで言い争った。
 妻が「おなかを痛めたのは私なんだから、子どもは当然、私のもの」と言うと、
 夫は「自動販売機に硬貨を入れて、出てきたジュースはだれのものだ?」と言った。

2015/04/26(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

こんばんは

今回はまた読み応えのある記事です。
私の「いとおしい」は、特に感情をうまく表せない子ども、
動物、自然などに何とかしてやりたいという切ない情感が
湧くときでしょうか。
「いとおしい」は美しい日本語のひとつですね。
藤沢周平の小説に出てくる凛とした女性たちは「好きです」とか
「惚れた」とか決して言わないんです。
「お慕いしています」 
これも美しい日本語です。
漫才の「いとしこいし」、大好きでCD、本たくさん持っています。

いとしこいしの漫才から、
「この季節、キミはどんなもん食べる?」
「ボクはやっぱり鍋を食うね」
「・・・・」
「家族みんな鍋を食べるのが好きなんですわ」
「鍋を食う? 歯が丈夫やね」
「違う、違う。鍋の中身や」
「中身というと?」
「ぼたんとかカシワや」
「服のボタンを食うんか?」
「そんなもん食えるか! ぼたんはイノシシのことや。
生きている間はイノシシ、死んだら戒名がぼたんになるんや。
正式には『猪突院ぼたん居士』ゆうんや」
「ほな、カシワは?」
「生きてるうちはニワトリ、死んだら戒名がカシワや。
正式には『こけこっこ院かしわ居士』ゆうんや」
・・・・・
もひとつ、漫才から、
「結婚するんです」
「結婚するってキミがか?ほな、あの汚~い、キミのまわりで
ウロウロしてる嫁はんは? あっ、下取りかなんかに出して?」
「なんで嫁はん、下取りに出さんといかんのや。そやない、息子が結婚するんです」
・・・・・

2015/04/26(日) |URL|エリアンダー [edit]

Re: こんばんは

エリアンダーさん ありがとうございます^^)

私の「いとおしい」は、特に感情をうまく表せない子ども、 動物、自然などに
何とかしてやりたいという切ない情感が湧くとき
そうですか、やはりエリアンダーさんも、弱いものに対して優しい哀れな感情を感じるのですね。世の中には弱者をいじめたり、弱者に対して偉そうにすることを楽しいと思う人がいますが、おそらく心が弱くて自分に自信がないひとなんでしょう。かわいそうな人だなあと思いますが、だからといって、いとおしいとは絶対に思いません。(笑)

「蝉しぐ」とか「たそがれ清兵衛」など5,6冊しか読んだことがないですが、藤沢周平の時代小説には、日本人ならではの潔い爽やかな心の美学があるように思います。

「お慕いしています」ですか。生きているうちに一度くらい言われたいとは思いますが、私は自らをわきまえていますから、何にせよ高望みはしないことにしています。

この二つの話、覚えていますよ。戒名までは覚えてないですが、鍋を食うという話、嫁はんを下取りに出す話は覚えています。「てんやわんや」の《なんで行ったの?》を思い出しますが、覚えているということは、同じ話を何度も聞いたのでしょう。同じ話でも飽きることなく聞けるなら、名人の域に達していると言えるのでしょうか。
何であれ、そんな領域に入れた人は幸せですね。羨ましい限りです。

2015/04/26(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2015/04/27(月) || [edit]

世の中に 糸杉 というものが有る限り
糸椎(いとしい)って在るはずだと思うのです

ちなみに 糸椎茸というきのこは在るようです

2015/04/28(火) |URL|ブッキ~ナ♡ [edit]

鍵コメさん ありがとうございます^^)

そちら様のほうに返信を入れました。

2015/04/28(火) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: タイトルなし

ブッキ~ナ♡さん ありがとうございます^^)

あはははは・・・・またまた出ました。
で、「糸椎」というのは、リスやネズミ、あるいはクマやムササビ、そしてカケス、オシドリなどが食欲愛の対象として「いとしい」と思っているものなんでしょう。

 「しい」の実にとっては、食べられてばかりいて「しいたげられている」と思っているでしょうが、なんせブナ科クリ亜科の木の実ですから、そのまま炒って食べればオヤツになり、「いとおかし」という気分になるのでしょう。
 と書いていたら、ひとつ思いつきました。「いとおしい」は「いと欲しい」から来たという説はどうでしょう。

2015/04/28(火) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2015/04/28(火) || [edit]

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2015/04/29(水) || [edit]

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2015/04/29(水) || [edit]

こんにちは。

言葉は面白いですね。
調べれば調べるほど、色々なものがポロポロ出て来る。
勉強になります。

そして突然ですが、勝手ながらリンクさせていただきました。
不都合等ございましたら遠慮なく仰ってください。

失礼しました。

2015/04/30(木) |URL|野津征亨 [edit]

Re: こんにちは。

野津征亨さん ありがとうございます^^)

最近、小説ブログの方の知り合いが多くなりました。
「ことば」は趣味のひとつですので、波長の合いそうな人が増えてよかったと思っています。といっても私の文章は、駄洒落など、戯れ文が多いのですが。

平成生まれの訪問者は、あんまりいないのではないかと思います。
どうぞ野津征亨さんの感覚で、気づいた点を遠慮なく述べてくださいね。
リンクの件、うれしいです。私のほうもリンクさせていただきました。

2015/04/30(木) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2015/04/30(木) || [edit]

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2015/05/01(金) || [edit]

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2015/05/01(金) || [edit]

こんばんは♪

パソコンの調子がよくなく、スマホからおじゃましてます(^_^ゞ
竹久夢二の絵、いいですね~( 〃▽〃)憧れです。
そして、いとしい、こいしいという言葉にとても合いますね。日本語の微妙なニュアンスは情緒がありますよね(^-^)

2015/05/03(日) |URL|koto [edit]

Re: こんばんは♪

kotoさん ありがとうございます^^)

パソコンの調子がよくないのに、すみません。
夢二、憧れですか。私も夢二の世界は好きですね。
切ないとか、やるせないという言葉を聞くと、すぐ夢二を思い出します。

東京の文京区に夢二美術館があって、去年と一昨年だったかに行きました。
あの時代の印刷物は赤も青も色調が濁っているのですが、
でもかえってそれが昔懐かしい空気感を感じさせてくれて、いいですね。
現代のデジタル時代の鮮やかな色調もきれいなのですが、
ノスタルジックな色が褪せたような色調もまた味わいがあると思います。

「いとしい」「こいしい」も、夢二の絵に出てくる女性が言うとぴったりな
感じがしますが、こんなことを言うと古いと思われるのでしょうね。

2015/05/03(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

ロード・オブ・ザ・リングのゴラムは指輪の事を「いとしいしと」と言ってましたね。何でそう訳されたのか?わからないですけどね。
ただこのシリーズは一作上映時間が長いですね。
三部作全部観ましたが、時間が長いってくらいの印象しかないですね。
新三部作「ホビット」は全く観てません。

>あし (悪し)
これは書物でも「悪しき人」って言うのでわかります。

>いし (美し)  、うし (憂し・愛し)、えし (善し・良し)
これらはそういう読み方もあると言う事は知らなかったですね。

>おし・をし (愛し・惜し)
愛しをおし・をしと呼ぶとは知らなかったですね。惜しはわからないでもないです。

前のコメ返で言ってた神社とは宝当神社の事です。結構評判がいいみたいです。芸能人も多数来ています。

新装された大分駅に行ってきました。大分市には年に数回行くけど、大分駅は本当に久しぶりでした。

2015/05/04(月) |URL|想馬涼生 [edit]

Re: タイトルなし

想馬涼生さん ありがとうございます^^)

『ロード・オブ・ザ・リング』のセリフは全然覚えてないのですが、「いとしいしと」だけは覚えています。映画を見てるときは、自分でブログに書くとは思いませんでしたが、ちょっと変わった言葉なので印象に残っているのでしょう。
そういう意味では、小説もきれいな標準語で書くより、方言やちょっとクセのある言葉遣いで書くほうが効果的なのでしょうかね。私にはよく分かりませんが。

日常の言葉(大和言葉)はひらがなで書くべきだと主張する人がいますね。
たとえば「なく」を、「鳴く・泣く・啼く」と使い分けているのは、意味が合う漢字をあてているに過ぎず、「鳴・泣・啼」の漢字は「な」とは読まないはずだというわけです。
最近の小説ではない印刷物では、「言う→いう」「見る→みる」「読む→よむ」といった具合に大和言葉はひらがなで書くスタイルが増えているようですね。私はあまり好きじゃないのですが。

「を」で始まる古語ですが、「をんな」「をかし」「をこがまし」などがあります。
「ん」で始まる日本語はありそうもないですが、文語訳聖書では確か「馬」に「ンマ」とルビが振ってあったような気がします。
外国語ならあります。サッカーのエムボマ選手のスペルは「MBOMA→エムボマ」と呼ばれていますが、現地では「ンボマ」と発音するのが正しいそうです。想馬さんは専門なので、よくご存知でしょうけど。

2015/05/04(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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