「バーソは自由に」

 考え方はいろいろあるから面白い。

 いちじくは、食用、薬用、観賞用に有用である。 


この木なんの木、気になる木、花が咲かないのに実がなる木。
というわけで、「無花果」と書くいちじくは、
なかなかに有用な果実、じつは花嚢(かのう)です。

生で食べたり、ワインやシロップで煮込んだり、乾しいちじくにしたり、
薬用にしたり、浣腸にし・・・おっと、これは違うみたいですが、
その他、フォワグラの生産にも使われていたそうですよ。

切手かける64Q


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
いちじくは「天仙果」とも書き、不老長寿の果物と言われている。

見たことがない花が咲き、 つか葉がしげり、幹が育ち、
根を広げて森になり、 きゅうが緑の星になる。
人が来てたたずみ、鳥は翼を休め、 かんが宇宙をゆるやかに流れてゆく。
この木の下で逢いましょう。 れなずむ空に愛を探しながら。


いちじく15

習作 「いちじく」のヘタニカルアート
絵筆をとったのは、ずいぶん久しぶりです。
根気がなくなり、細部がいい加減になってます。
ペリカンの透明水彩が完璧に干からびてました。 私の頭と同じです。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――
いちじくは薬用として、いちじルシく効果がある場合もある。

いちじくの原産地は小アジア・中近東。
日本には江戸時代、長崎に、
いちじくが持ち込まれたと伝えられています。

古代ギリシアでは、いちじくは運動選手の栄養補給食。
古代オリンピックの入賞者には、栄誉のしるしとして
月桂冠とともに、勝利のメダルとしていちじくが授与されたそうです。

いちじくは聖書に一番多く登場する果物。
イスラエルの王ダビデの放浪時代の記述には、干しいちじくと
干しぶどうが重要な携行食であったことが記されています。
死の病にかかっていたヒゼキヤ王は、預言者イザヤの言う通り、
干しいちじくを患部に当てたらすっかり治癒しました。



手がとどく いちじくの うれしさよ  山頭火

250jWH.jpg
(画像加工ソフトって便利なものですね)



いちじくには、こんな効能があると言われています。

●葉や茎から出る白い液フィシンはイボ取りや虫刺され薬として使われてきた。
●果汁から抽出の抗ガン物質ベストアルデヒドはガン治療に顕著な効果がある。
●食物繊維ペクチンが豊富で腸の働きを良くするので、便秘解消に効果がある。
●痔には果実を食べても効果があるが、葉を煎じて座浴すると効果が目覚しい。
●胃弱、消化不良、慢性胃炎、潰瘍、黄疸の他に、のどの痛みや声がれに効く。
●脂肪酸などの酸化を防ぎ、活性酸素の発生を抑え、動脈硬化の予防に役立つ。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「フォワグラ」は、いちじくの食べさせ過ぎ脂肪肝。

古代ローマの大プリニウスの『博物誌』によると、
フォワグラは美食家アピーキウスが干しいちじくをガチョウに
大量に与えて飼育し、その肝臓を食べたのが始まり。

語源由来辞典によると、
フランス語フォアグラの「フォア(foie)」は肝臓を意味し、
「グラ(gras)」は、「太った、脂肪性の」という意味。

1世紀初頭の古期ラテン語では、
「太らせた肝臓」を 「jecur ficautum」と言っていました。  
「jecur」とは「肝」、 「ficautum」とは「いちじく(ficus)」のことで、
ガチョウや豚にいちじくを食べさせて太らせていたことに由来するとのこと。

(私は食べ物の好き嫌いはないのですが、内臓類は精神的に苦手ですね)


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「いちじく浣腸」の命名の由来は?

いちじくの実と形が似ていることから名付けられたという説が有力ですが、
乾燥いちじくは和漢薬の緩下剤として用いられているので命名されたとの説と、
いちじくの熟する早さから薬の速効性を連想させるので命名されたとの説あり。



《参考》
「薬用」・http://www.californiafigsjapan.com/about_figs.php
・http://www2.tokai.or.jp/shida/ichijiku/kounou1.htm
・http://kotobank.jp/word/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B8%E3%82%AF
「フォワグラ」・http://gogen-allguide.com/hu/foie_gras.html
・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%A9
「いちじく浣腸」・http://www.hmaj.com/kateiyaku/ichijiku/
「元の植物絵」:Pierre-Joseph Redoute(1759-1840)。ベルギーの画家、植物学者。
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いちじく

バーソ様
おはよう御座います。

前回からいちじくを引きずったのですね。
洒落が多くて面白く読ませて戴きました。
それにしても絵がお上手なのですね。
これだけ上手なのですからもっと載せましょう。
洒落ついでに相撲の四股名で「九」という
のがあったそうです。
いちじくと読ませるそうです。強かったのか
弱かったのかは不明です。昔のことなので
モンゴル出身ではないと思います。

愛新覚羅

2014/10/04(土) |URL|aishinkakura [edit]

Re: いちじく

久しぶりに絵を描きました。おほめにあずかり、恐縮です。
画家は歳を取ってますます意欲がわいてくる人もいるようですね。
そのような画家は二十歳ぐらいの女性と何度目かの結婚をしたりで、
まあ、そういうことにも、たいしたものだなあ、と感心します。

私はそちらの方面はもう関心がないですが、でもそうした創作意欲は
見習わなければと思うものの、なかなか能力不足で億劫で面倒で。(笑)

「九」の四股名。そんな名があったんですか。面白いですね。
負けると、「くーーーー」なんてクーイングが起きそうです。

2014/10/04(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

一一一一一一一一一

 「九」の子孫が川平J?
 それはともかく、絵が上手ですね。果物はあるだけで華やかなのでとても好きです。既出ですが、どんどん描いたら良いと思います。
 我が家にもイチジクが有るのですが、いまいち実が小さい。しかも一週間に一度しか行かないので熟し過ぎてたりします。勿体無い。

2014/10/04(土) |URL|miss.key [edit]

miss.keyさん ありがとうございます^^)

「川平」って何のことかわからなかったので、検索したら、
「いちじくスティック」とか「川平ファーム」とか「川平公園」と、
出てきたのですがが、なんとなくお菓子の名なんでしょうかね。

「どんどん描いたら良い」ですか。ほんとですか。
絵のお上手な人から言われると、その気、なんの気、気になる気になります。(笑)

庭があって、あ、畑ですか、果実がなってる、というのは羨ましいですね。
子供の頃はよく食べたものですが、ジャムにしたらおいしいのでしょうか。
ほんのりとした甘さで健康によさそうです。

2014/10/04(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

こんばんは

イチジクは好物です。そこだけソクラテスと一緒です。

ソクラテスも好物だったらしいですね。
死刑になると決まった時に、最後にイチジクを食べたかったのに、妻のクサンチッペは肉を出した、とぶつぶつ文句を垂れてましたっけね。
どんだけ好きだったんでしょう。
う~む、私はそこまでじゃないかもね。

2014/10/04(土) |URL|しのぶもじずり [edit]

しのぶもじずりさん ありがとうございます^^)

知者の代表ソクラテスは、いちじくが好きで、最後は毒を飲んで自死。
美女の代表クレオパトラは、いちじくに忍ばせていたコブラに胸を噛ませて自死。
そうなると、知者とか美女にはなるものじゃありませんね。
あ、すみません。ただし、しのぶもじずりさんを除く、という話です。
私は、太ったブタより、やせたソクラテスのほうが好きですね。
ただ、クサンチッペなら、間違いなくコブラのほうを選びます。(笑)

2014/10/04(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2014/10/04(土) || [edit]

鍵コメさん ありがとうございます^^)

とりあえず、ひと安心しました。
「上を向いて歩こう」の坂本 九は、名をイチジクと読まれなかったでしょうか。(笑)

2014/10/04(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

うつくしいですね。

とても美しいです。私の透明水彩さんも・・・おそらく数年放置しているのでしおしおかと思われます。

職場が病院なので「浣腸だけは絶対いやだぁぁぁぁ」と哀願する大人たちを見て思います。
・・・エホバの証人の子はね、ムチはやめてぇぇぇといくら訴えても勘弁して貰えなかったんだよ、と。

もちろん、当院では患者様の意志を第一にいたします。でも、本当に泣きそうな人もいます・・・泣いても勘弁してもらえなかったんだよ・・・。罪すぎますね。トウチタイにはイチジク100本(一人当たり)かましましょうかね~。それともガチの巨大浣腸イルリガートルあたり。

2014/10/05(日) |URL|かれん [edit]

おはようございます

いちじくの葉つながりのいちじくトリビアですね。
ボタニアル・アートすばらしいです。そんな才能がおありだったとは・・・。
私からもトリビアを二つばかり、
いつだったかTVに九さんという人が登場し、「いちじく」と読むと
紹介されたことがありました。
ブロンチーノが描いた、コジモ一世の妻「エレオノーラ・ディ・トレドと息子」と
いう有名な肖像画があります。彼女のお気に入りだった無花果文様の豪華な
衣装をまとっています。19世紀からエレオノーラの墓は調査のため何度か
発掘されました。遺体はこの肖像画の衣装を身につけていたそうです。
http://blog-imgs-27-origin.fc2.com/e/l/l/elleander/eleonola.jpg

2014/10/05(日) |URL|エリアンダー [edit]

かれんさん ありがとうございます^^)

こんな絵でも、ほめていただき、うれしいです。
水彩画を描かれるのですか。これも私と共通点がありますね。
病院にお勤めなんですか。私も病院に・・・通ってますよ。
この5年間で2回入院し、看護師さんは天使だと思っています。
今年初めの手術がうまくいき、体調が完調に近づいてきました。
なんでも物事は、だんだん良くなる、というのがいいですね。
新たな欠陥が漸進的に分かってくるというのは困ったものですね。

2014/10/05(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

エリアンダーさん ありがとうございます^^)

「ボタニカル」と正式に書いていただき、ありがたく、うれしく思っています。
「エレオノーラ・ディ・トレド」の絵は初見です。
いちじくのアラベスク模様、私にはちょっとゴテゴテしてるように見えますが、
当時、アラベスク美術はひとつの流行であり、文化であったのでしょうか。

一応、Wikipediaを見たら、いちじく柄の衣装を身に着けた絵が2枚出てましたが、
説明は『夏への扉』の当該記事のほうが格段に詳しかったですよ。
絵画(回転して女性の顔が見えてくるワイエスの絵が面白かったですよ)にしても、
クラシック音楽にしても映画にしても、ずいぶん詳しくて、いつも勉強になります。
それに比べ、私のトリビアなんて、ご承知のように検索機能のおかげです。

2014/10/05(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

こんにちは☆

バーソさんは絵を描いていらっしゃったのですね。
お上手じゃないですか。
私が描くとしたら、無花果の実の下部の周り込みを逆光気味にして、より立体的に表現します。(^-^)
今はPC上で編集加工出来るので、便利な時代ですね♪

2014/10/06(月) |URL|I LOVE JAPAN2014 [edit]

I LOVE JAPAN2014 さん ありがとうございます^^)

おお、「私が描くとしたら」という言い方は、絵にはかなり自信があるということでしょう。
「無花果の実の下部の周り込みを逆光気味にして」ですか。
ご指導をどうも。まったくもってその通りです。

描いた絵は山頭火の下にある画像ぐらいの陰影なんですが、撮影設定をレトロ調にしたため、色調のにごりはいいのですが、濃淡の差が実際以上に大きくなっています。
じつはいちじくの実、特に左側のほうは、下部と右側が濃すぎて違和感があるなあと、
あとで思ったのですが、でも描き直すのが面倒で面倒で・・・(笑)

原画は17-18世紀のもの。大体ボタニカルアートは平板な描写が多いように思いますが、でも写真撮影のように逆光気味に描くというのは確かに立体感が出るでしょうね。

2014/10/06(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]

いや~

いや~ すばらしい絵ですね~
 水彩もさることながら 紙も吟味されている
荒れていない所は 乗彩が上手いのでしょう

今 食べごろのいちじくも美味しい
 みなさんが 言っている通りですね

感覚的に 同じ感想です
   一致時空 なんちゃって・・・

2014/10/09(木) |URL|ブッキ~ナ♡ [edit]

ブッキ~ナ♡さん ありがとうございます^^)

いやー、絵のお上手な方から褒められると、またまた恐縮してしまいます。
これは、先の返信コメントで言い訳していますが、ほんの習作であり、失敗作なんですよ。
でも現在の私のウデは、まあ、こんなもの。描き直す元気と意欲はありません。
で、「一致時空」ですか。なあるほど。うまいっ。
ひょっとして、旅行中もあちこち歩きながら考えたんじゃないでしょうね。
どうぞ、気軽にお願いしますね。いつもありがとうございます。(^^♪

2014/10/09(木) |URL|☆バーソ☆ [edit]

習作 「いちじく」のヘタニカルアート っていうのは、
バーソさん自作の絵なんですね。いやあ、すごいです。
いちじくの質感が完全に出ています。
ときどき絵のアップもお願いします。

「見たことがない花が咲き、いつか葉がしげり、幹が育ち、」
の4行詩も、バーソさんらしい力作ですね^^。
行のはじめの文字ではなく中間の文字で「いちじく」とあしらったあたり、やっぱプロのシワザですよ、これは。

昔、一度痔まがいのところまでいったことがあって、
そのとき母がいちじくを大量に手に入れてきてくれて
それ食べて痔もどきが完治したことがありました。
いちじく、なつかしい食材です、わたしにとっては。

2014/10/10(金) |URL|天安 [edit]

天安さん ありがとうございます^^)

出来の悪い学生は褒めて矯正すればよい、とか言われてなかったでしょうか。(笑)
それにしても、絵まがいと詩もどきと、さらに文章の中間に「いちじく」を
入れてあることも褒めていただき、うれしいです。

詩もどきのほうは、記事の冒頭で引用したのでお分かりのように、
「この木なんの木、気になる木」という日立のCMソングに着想を得たものです。

最初はこう書いたんですよ。
  たとえ 世界を勝ち得ても、 のちを失えば なんの益もない。
        乙女らよ、熱き しおの冷えぬ間に。
富める者にも 貧しき者にも、 かんは、平等に与えられている。
 負けじ魂で 頑張るもよし。 う、ねる、あそぶを愉しむもよし。

痔まがいのほう、よかったですね。塗ってじゃなく、食べても効くんですね。

2014/10/10(金) |URL|☆バーソ☆ [edit]

いちじく浣腸、、、ありましたアリマシタ!!!

 子供心に、いちじくに、気の毒な感じをおぼえたもんですwww


でもね、
大人の事情も、美意識も 
 ようやく理解出来るようになった今日この頃でアリマス(↓)

そぉそぉ、
いちじく、、、今流行のボタニカルな風潮にも合いますねーーー

そぉいう意味では、スター性も、普遍性もありまするな。。。


2014/10/10(金) |URL|レイまま☆ [edit]

レイまま☆ さん ありがとうございます^^)

「子供心に、いちじくに、気の毒な感じ」でしたか。
おーー、繊細な感性を持っていたのですねー。私は全然、です。無感性でしたね。

で、「大人の事情も、美意識もようやく理解出来るようになった」ですか。
そうそう。そういうことも歳を取るにつれ、だんだん理解が深まってきますね。

この秋は、ボタニカル柄のトップスやパンツが流行るとか。
メーカーが流行らせるのでしょうが、レイままさんも流行には乗るほうですか。
私は男なのでそれほどではないですが、でも秋が来たら秋服に変え、冬になれば冬服を着て、春になれば春服を・・・といった具合に、自然と流行の変化に目が行きますね。

日本人は志向も嗜好も、だんだん肉食系から植物系になっていないでしょうか。

2014/10/10(金) |URL|☆バーソ☆ [edit]

いちじく

いちじく 大好きです♪
今の時期 時々煮て食べます^^

昔、隣に住んでた奥さんが とても煮るのが上手で
真似して作ってみるのですが 隣の奥さんのようには
なかなか煮れませんが(^^ゞ

それにしても 絵 お上手ですね(・∀・)
ポタ二カル柄 今年の秋流行るのですか?
初耳でした♪^^

2014/10/10(金) |URL|kotorin [edit]

kotorinさん ありがとうございます^^)

煮て食べるとは、いちじくのお煮しめではなく、コンポートなんでしょうね。
いちじくは香りとか酸っぱさなどの特徴があまりない果実なので、
パステルカラーのような、ほんのりとした甘さなんでしょうね。
つぶつぶとした食感もなかなか良さそうですね。

kotorinさんから、ほめられるのはうれしいです。
でも、おそらくプロの目で見るといろいろ問題があるのでしょうね。
自分でも、特に葉っぱの描写なんか、いい加減で、ひどいと思いますから。

ボタニカル柄が流行るというのはネットにありました。メーカーの陰謀でしょうか。
といっても、街中で頻繁に見かけるようになると、欲しくなったりするんですよね。
kotorinさんの着る物は、淡い色調のものが多そうな感じがしているのですが。

昨日の夜は、レイアウトが崩れていたでしょう。「追記」の編集の際、センター揃えの制御記号をひとつ漏らしてしまったせいです。

2014/10/11(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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