「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い

 だれでも「善いひと」になれる2つの妙策。 


 六千年前、スカンジナビア地域で暮らしていた女性は、こんな顔でした。
 

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 12月17日、デンマーク・ロラン島の遺跡で、少女が噛んだチューインガム(樹
木のヤニ)の歯形が発掘されました。それからゲノム(全遺伝情報)が抽出され、
顔の想像図が描かれました。人骨以外のものから古代人の完全なゲノムが抽出で
きたのは初めてだそうです。→科学誌 “Nature Communications.

 彼女は、「ゲルマン民族大移動」よりも古い時代なのでデンマーク人の祖先で
はなく、ヨーロッパ本土の狩猟採集民族に近い血縁関係にあると考えられていて、
浅黒い色の肌、黒髪、青い瞳という共通の特徴を持っています。

 不審そうな目付きでカメラを見ていますが、背景を変えて、「1足す1は?」
でニッと笑ってもらったら、緊張した顔がほどけて、もっと現代的でチャーミン
グな顔になったでしょう。

 こうすれば勝てた。『ヴェニスの商人』の金貸しシャイロック。 


クマ「ねえねえ、ご隠居。すごい儲け話、聞きましたよ。いくら借金しても破産しねえんです」
隠「お、熊さん。現代貨幣理論、MMTをナマ聞きかじったな」
クマ「俺っちも、この際、どんどん借金しまくって、豪勢な暮らしでもしてみんとキャンディと思って」
隠「うむ、MMTとは《国が国債をどれだけ発行しても破産しない》という理論だ。自国通貨を発行できる国はいいとしても、個人には通用しないぞ。紙幣は勝手に刷ったら捕まる。金を借りたければ担保が必要だが、お前さんには財産がない」
クマ「そうです。湯たんぽもきりたんぽもねえですが、俺っちは、この自慢の体を担保にして」
隠「熊さん、体は駄目だ、担保にならない。シェイクスピアの戯曲に、こんな話がある。アントニーオというイタリア人が友人の借金の保証人になり、シャイロックという金貸しは、《期日までに返せなければ彼の肉1ポンドをいただく》という証文を書かせた。1ポンドは約450グラムだ」


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クマ「ええと、確か、頭のいい裁判官が『肉は取ってもいいが、血は一滴も取ってはならない』と判決を出したので、『ヴェニスの証人』が負けてしまった話だったですかね」
隠「いや、お前さんのアクセントは若干語尾上がりだから、『しょうにん』が裁判の『証』と聞こえる。正確には語尾下がりに発音するのだよ。そう発音すれば商売の『人』と聞こえる。『ヴェニスの商人』とは金を借りたアントニーオのほうだ。『商人』の元の英語はマーチャント(merchant)で、マーチャントとは普通の《商人》より取引量の多い《貿易商》なんだな」
クマ「そうでしたか。でもまあ、450グラムならたいしたことねえ。ジュウジュウ言う焼肉を1キロも食えば、すぐ補充できます」
隠「いや、心臓すれすれの肉を切り取られたら命にかかわるぞ」
クマ「そうか。でも、それにしてもですね、ご隠居。肉を切れば血が少しは出るのは当たり前。量るときに多少の誤差が出るのも当たり前。肉を1ポンドを取ってもいいが、血を一滴も取ってはいけないという判決は、常識を外れてる、屁理屈だ、難くせだ、とシャイロックはなぜ反論しなかったんですかね」

 人類は子を生んで歴史を作る。ムタイ伝「ルンルンの系図」。 


 カタカナだらけの文章は読みにくくないですか。
 私は読む気が起きません。
 新約聖書は全29冊から成っており、最初の書は『マタイ伝』ですが、1ページ
目を開くとカタカナ名のオンパレが目に入ってきます。
 というのは、そこにはノアから10代目のアブラハムに始まってヨセフの子イエ
スに至る、約二千年間42世代の「キリストの系図」が載せられているからです。

 初めて聖書を読む人は気持ちが萎えるかもしれませんが、古代イスラエルの歴
史を多少なりとも知っている人は、けっこう興味深く読めるところです。

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 さて、下記の系図は一見、無体な人名の羅列だと思うかもしれませんが、その
通りです。でも人類の希望が表れていると見えなくもある冗談系図です。(笑)


冗約聖書(バーソ超訳)

ムタイ伝1章
1 オベンチャラの子孫、ヨイトマケの子孫、オプチミストルンルンの系図。2 オベンチャラはオチャラチャラを生み、オチャラチャラはヨイショを生み、ヨイショはペコペコを生み、3 ペコペコちゃんは長じてチヤホヤを生み、チヤホヤはヘラヘラを生み、ヘラヘラはヨイサと他にクスクスとカンラカンラの2兄弟を生み、ヨイサはワルイサを生み、4 ワルイサはドーデモイイサムの妻によりてエッサホイサッサと兄弟コリャサを生み、エッサホイサッサはソイヤソイヤを生み、ソイヤソイヤはワッショイを生み、5 ワッショイはニッチもサッチも行かずにエンヤトットを生み、エンヤトットはヨイトマケを生めり。
6 ヨイトマケは遊女ガテンによりてチグハグにもトンチンカンと兄弟スットンキョーを生み、トンチンカンはチャランポランを生み、チャランポランはチンプンカンプンを生み、7 チンプンカンプンはテンテコマイを生み、テンテコマイはテンヤワンヤを生み、テンヤワンヤは獅子に追われてナニワの地に移さるる頃、シャカリキを生み、8 シャカリキはシャニムニを生み、シャニムニはすこぶる難産によりゼイゼイを生み、ゼイゼイはグズグズを生み、9 グズグズはジリジリとジワリジワリの双子を生み、ジリジリはイライラを生み、イライラはヤバイを生めり。
10 ヤバイはアブイとドバイとアブダビの三つ子を生み、アブイはジタバタを生み、ジタバタはアブイカを生み、11 アブイカはパサパサの側室によりてポロリをポロリと生み出し、ポロリはウンともスンとも言わずにシミジミとアサリアサリを生み、12 シミジミはエンヤラヤーを生み、エンヤラヤーはダンチョネを生み、ダンチョネはヤートコセーノヨーイヤナアリャを生み、13 ヤートコセーノヨーイヤナアリャはハヨイトヨイトハスッチョイスッチョイスッチョイナアモットモダモットモダを生み、14 ハヨイトヨイトハスッチョイスッチョイスッチョイナアモットモダモットモダはホロホロを生み、ホロホロはノホホンの夫ポツツツを生み、15 このノホホンからオプチミストと呼ばれるルンルンが産まれた。
16 こうして、オベンチャラからヨイトマケまでの従属時代が12世代、ヨイトマケからヤバイまでの混乱時代が12世代、ヤバイからルンルンまで回復時代が12世代。17 これが歪遺伝子でつながる楽天主義者の系図である。

 目は口ほどにものを語る。声と言葉はなにを語るか。 


 いじらしくも、ちょっと物悲しい《異種カップル恋愛物語》がある。


 昔、宮崎の山奥で、カブトムシと毛虫が愛し合うて暮らしちょった。
 ある時、毛虫が糸を吐いて繭(まゆ)を作って、そん中にこもり始めたので、カブトムシは、毛虫が死んだと思うて嘆き悲しんだ。
 ところが、ある日、突然、繭ん中から蛾が現れ、カブトムシは思うた。
「なんやこいつは。おれが嘆き悲しんじょんのに、こげん派手な格好で飛びまわっちょって」
 カブトムシが蛾に襲いかかろうとしたとき、二人ん目と目が合うた。
 目は、愛(いと)しい毛虫ん目やった。
 ――――――カブトムシと蛾は、また一緒に暮らし始めた。

 ただ、いままで通り愛し合うて暮らすためには、たびたび相手ん目を見る努力が必要やった。

             5khgr.jpg by Pixabay
                   
                       (出典:ネットのジョーク集/宮崎弁化)


 人間は、欠点の多い不完全生態系の生物である。少々野暮ながら、この寓話を
注釈すれば、良い関係を永く保つためには、意識して相手の「心」、特に良い点
を見るよう努力する必要がある
ということだろう。そうしなければ、人は外見や
表面的なことを見て判断を誤ることがあるからだ。

 新選組の近藤勇は京に妾が何人もいたが、醜女の松井つねを正妻に選んだのは、
「美人は貞淑を欠きやすいが、醜女なら真心をもって夫に仕える」からだそうで、
まあ、身勝手な言い分だが、しかし人間は心が重要だという真実は突いている。

 そして、この寓話からもう一つ分かるのは、目を見れば心が分かるということ、
すなわち「目」の表情に相手の心や感情が表れるということだ。

 しかしそれは周知のことなので、今回は、声を聴いても相手の心が分かること、
単に《名前》の呼び方を聴いても分かることを考えたい。

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