「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い

 『魏志倭人伝』は、日本女性の振る舞いを称賛している。 


 日本の女性は大昔から優秀の美を飾っています。

 蜀の諸葛亮、魏の曹操で知られる《三国時代》に書かれた歴史書『三国志』。
その一部である『魏志倭人伝』が、三世紀日本の地理習俗を記述していることは
よく知られています。朝鮮についての『高句麗伝』より字数は多いそうです。

『倭人伝』を読むと、魏の使者が、倭の婦人は性格がいいことを特筆しており、
いささかカルチャーショックを受けたらしいことがうかがえます。

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  図はWikipediaより

 読み下し文から一部を抜粋引用して紹介します。


 『十戒』は、人間に対する神の信頼を示している。 


 コンビニのトイレに貼ってある白い紙が、気を使っています。
トイレをきれいに使ってくださってありがとうございます
 叱責調で「トイレを汚さないで使ってください」と書くより、表現がきれいで、
人間の善意に期待しているから少しは効果的だろう、と考えているのでしょう。

 歩道橋の側面に掲げられている標語が、気になります。
ゴミのポイ捨てはカッコ悪いぞ
 問題の本質は、自分の《カッコの良し悪し》ではなく、他者に《迷惑を掛ける
か掛けないか》の気遣いのはずだ。この訴求はコンセプトを間違えている。こう
いうアピールをするのは、人がますます自己中心的になっているせいか――――
と考えていたら、旧約聖書にあるモーセの『十戒』を思い出しました。


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 (1956年セシル・B・デミル監督パラマウント映画 “The Ten Commandments“ のモーセ)


 じつは『十戒』は、原語では《十の言葉》となっていて、《十の戒律》ではな
いのですが、それでは何なのでしょう?

 満足と後悔の分かれ目。村上春樹『アフターダーク』の神話。  


 満足はとことん追うべきか、それとも、ほどほどで満足したほうがいいのか。
 村上春樹の『アフターダーク』にあるハワイの神話が興味深いですよ。


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 三人の若い兄弟が嵐で流されて、美しい島に流れ着いた。椰子の木が生えてい
て、果物がたわわに実り、真ん中にはすごく高い山がそびえていた。

 その夜、神様が三人の夢に現れた。
「海岸に三つの大きな丸い岩があるから、その岩を転がして好きな所に自由に行
きなさい。岩を転がし終えた所が、お前たちそれぞれの生きるべき場所だ。高い
場所に行けば行くほど、世界を遠くまで見わたすことができる」

 三人の兄弟は岩を転がして行ったが、とても大きくて重くて、坂道を押して登
るのはえらい苦労だった。

 芥川の『神神の微笑』は日本人の持つ力を語っている。 


日本は《無神論者》が非常に多い国です。
そのパーセンテージは、共産党独裁の中国に次いで、なんと世界2位。
日本は自由主義であることを思うと、宗教的にはかなり特異な国のようです。

しかしながら日本人はまったく《無宗教》の民族というわけではありません。

山本七平は、日本人は自らは自覚はしてないが《日本教》の信者だと言いました。
日本教とは、神道・仏教・キリスト教などをみな抵抗なく受け入れる宗教です。

これは、柔軟寛容な《和》の精神とも、いい加減で節操なしとも言えそうですが、
諸外国の精神文化に優る日本の《神の力》として芥川龍之介が論じています。


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 遠藤周作原作の映画『沈黙』のフェレイラ神父。今回の話の主人公ではなく、時代は江戸初期。


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