「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い

 「とても」は、とてもじゃないが、とっても面白い。 


この字はなんと読むのでしょう?


「迚も」


「中」と「二点しんにょう」。なかなか読めないですか。

とても読めないと思った方、正解です。
そうです。「とても」以外には読めない字です。(笑)

字源は「途中までは良いが、最後までは行き着かない様子」を表すそうです。
なので、
(1)最初は、「どうしても」「とうてい」の意で否定的に用いられました。
 例→「とてもそんなに食べられない」
 
(2)後になり、「非常に」「大変」の意で肯定的に用いられるようになりました。
 例→「とてもきれいな花だ」

 ※芥川龍之介は、大正13(1924)年に書いた『澄江堂雑記』の中で、
「とても」が東京で肯定的に使われだしたのは数年以前のことだと述べています。
 
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最近の世の中は「とても」想定外の出来事がたくさん起きるようになりました。
そういうわけで、「とても」の類語を集めました。


 良い情報だけを聴き分ける耳を持つものは幸いだ。 


「世の中には法律に触れない犯罪というのがありまして、早く取り締まって欲し
いのは、結婚式の祝辞の長いの。5分以上やったら死刑とか、4分なら無期懲役
だとかね」と五代目春風亭柳昇が十八番の落語『結婚式風景』で語っていました。

話は、特に目新しくない内容でも、言い方が巧みだったり、話し手の人柄がいい
と楽しく面白く感じるみたいで、世の中には退屈しない式辞もたまにありますね。

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今回は、私も赤門を首席で通った人と一緒に通ったこともない某大学の式辞です。

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 QWERTY配列を改良すれば、かなり入力が容易になる。 


ワープロを使うようになってから、私は文章の書き方がすっかり変わりました。

手書きのときは、まず軽く下書きをし、修正を入れてから、清書していました。
ところが翌日見直すと、必ずといっていいほど直したい箇所が見つかるのです。

でもキーボード入力の場合は、まず思い付いた言葉をどんどん打ち込んでいき、
何度でも加筆修正して言い回しを整えていけるので、推敲が楽しくなりました。

今は写真も撮影後のレタッチ作業にかなり比重が置かれているのと同じですね。
この冒頭の7行は文字数を揃えましたが、これも手書きではちょっと面倒です。


 tayp6.jpg(フリー画像)

しかし問題は、QWERTYキーボードの文字配列が非合理的で打ちにくいことです。

かな入力のほうが速いという人もいますが、タッチタイピングが難しいでしょう。
ローマ字入力はタッチタイピングは覚えやすいのですが、誤打鍵が多いでしょう。

しかし文章は、手元のキーを見ずに、画面だけを見て、前後の文脈や全体の流れ
も考慮しながら、文字を適宜打ち込んでいくほうが私は格段に書きやすいですね。

 ゾウも悪党になる話。視点が違えば結論も違う。 


見慣れた現実が、新しい意味を帯びるのは、観察するわれわれの側に新しい視点があるからである。新しい視点は、しかし、虚心に物を見ることから生まれることがある。ここのところが難しい。―――――養老孟司『脳の見方』

たとえば、ある動物を二人の人が見たとします。

Aさんは、こう言います。
「目が小さくて何を考えているか分からない。あの長い牙でブスッと刺されたら
怖ろしい。あの太い脚で踏まれたら潰されそう。鼻が異様に長くて気持ち悪い」

Bさんは、こう言います。
「目が小さくてかわいい。長い牙で上手に丸太を転がしている。太い脚で重い物
を運んでいる。長い鼻で器用に食べている。賢くて有用で、楽しい動物だなあ」

AさんもBさんも事実を起点にしていますが、その受け取り方はまったく逆です。
つまり、人の心や感覚、意識、知識などの違いは、視点の違いを生み、
その視点の違いは、感情や解釈の違いと、正邪判断の違いをも生むのです。
 
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人間関係が難しい場合、それを別の「視点」で見るというのは、

相手の観点で、すなわち相手の立場になって考えてみるということです。
しかし養老さんも書いているように、そこのところが難しいのですね。

そんなときは、こう考えたら、どうでしょう。
それが難しいからこそ、難しい人間関係が自分に起きるのかもしれない………。

つまり、人生の難問は自分の益になるために必然のように起きたのだと思えば、
ではこの際、自分の(側の)問題点を修正しようと思うのではないでしょうか。

では、なにか問題が生じた場合は、逃げないほうがいいでしょう。
運命の糸が、せっかく人生の綾模様を絶妙に織り成してくれたのですから。


                                

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さて、先週予告したドキュメンタリー連載小説もどきを始めます。


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