「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い

 バラの音楽は、エロスと痛みの物語である。 


人間の耳は面白いですね。

音色とその違いや、高低、長短、強弱を様々に組み合わせたものを聴くだけで、
元気になり、愉しくなり、切なくなり、やるせなくなり、人恋しくなり、
感動し、涙が出てきて、過去が懐かしくなり、人生が愛おしくなるのですから。

いま街のそこかしこに満開の花を咲かせている桜を見て、こう思いました。
桜は、日本の花ですね。
発散されている情感が淡泊で無常です。
むろん、それがいいのですが。

その逆の感性の花といえば、筆頭はバラじゃないでしょうか。
私は、バラの花にいちばん甘美なロマンや熱情のドラマを感じますね。

   SUMMER_20.jpg Cicely Mary Barker

なので、バラにちなんだ音楽で憩いのひと時を楽しむ企画を立てました。
と偉そうに言うほどのものではなく、ただ、バラにちなむYouTubeの紹介です。


 自分が選択した道は、果たして人間の生きるべき道なのか。 


仕事を辞めて、リュックを背負って外国に出かけていく人がいます。
自分探しです。
自分の進むべき道の正解がどこかに一つある、と思っているのです。

これを「進化論」や「創造論」「哲学」の人生観で考えることもできますが、
ここでは「原因と結果の法則」でシンプルに推論しています。

少し安心感が得られ、少し人生が楽になるかもしれません。

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(Wassily Kandinsky)

 目は口ほどに物を言い、心の中に罪をはらませる。 


「目を白黒させる」という慣用句がありますが、
白目があるのは、霊長類ではヒトだけだそうです。
※1

どうしてかというと、
もし肉食動物に、ヒトのような白黒がはっきりした目があれば、
どこを見ているのか分かりやすいので、獲物に気付かれやすくなります。
草食動物も、どこを見ているのかが分かると、捕食者に狙われやすくなります。
(だから米国大統領のそばにいる警護員は黒メガネを掛けているのですね)

なので、人間に白目があるのは、
目のコミュニケーション能力を強化するためと言われています。

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※2

というわけで、今回は、目の視力以外の社会的な付加機能の話です。


 敵だって、素敵なあなた"Bei Mir Bistu Shein"である。 


年下の男性から一度「素敵ですね」と言われたことがあります。
服装を褒められたのです。容姿ではなく。言うまでもなく。

(ちなみにスーツは黒、シャツは茶、ネクタイは渋い赤のアンティーク調花模様入り、靴は焦げ茶)

そのとき、ちょっと違和感を感じましたね。
というのは「素敵」とは女性が使う言葉じゃないかと思ったからです。

ネットで辞書を調べたら、
江戸後期、「すてき」は ”甚だしい” や” 聞いて呆れる” の意で使われていたが、
明治頃から、”素晴らしい”という意味で「素的」の字が当てられるようになり、
昭和に入ってから、” 素晴らしすぎて敵(かな)わない ”という意味から、「素敵」
と書かれるのが一般化したと説明されていました。


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村上春樹は「素敵」を男言葉として使っています。
とんびであることは、きっと素敵なことだろうなと僕は想像した。彼らはただ空を飛んでいればいいのだ。 ――――村上春樹『国境の南、太陽の西』

なるほど。どうも女性専用語と思っていたのは間違いのようです。

それにしても、
異性からもっと、あるいは、たまには「素敵ね」とささやかれたいものです。
と、お嘆きの貴兄、貴女に、
『素敵なあなた』と何度も言ってくれる歌の話です。


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