「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い

 「日本国憲法」は米国製か、日本製か。 

(人もすなる政治話といふものを我もしてみむとてするなり――その二)

現行の日本国憲法については賛否両論があります。
「マッカーサーが越権行為で作ったお仕着せ憲法だから、変えるべきだ」
「とにかく平和平和、平和第一。平和憲法は絶対守らなければいけない」

日本国憲法の制定過程には、GHQの押し付けがあったことは確かです。
しかし草案自体は、明治以来の自由民権運動家たちの思想をベースに、
実質的には日本人が作ったようなものだ、という強い主張があります。
(ちなみに帝国議会の衆議院は、賛成421、反対8の圧倒的多数で可決)

浅田飴8 出典
(横長の絵の画像は大正・昭和のマッチラベル)


私は政治オンチのほうですが、ここでは井上ひさし作の戯曲から、
戦前の法学者の憲法論を簡単にまとめてみました。

●――――――――――――――――――――――――――――――――――
日本国憲法の「民主主義」精神は元々日本人の中にあった。

aniotouto.jpg東京帝国大学で教壇に立ち、大正デモクラシーの立役者
となった法学者・吉野作造の評伝劇『兄おとうと』。

作者の井上ひさしが新潮社発行の単行本の「前口上」で、
昭和憲法の理念とそれが制定されたいきさつについて、
こんなことを述べています。
(以下、抜粋引用)
 
日本国憲法は占領軍から、正しくはアメリカから押し付けられたものである――
という説があります。でも、わたしはこの説を信じない、とても卑怯な俗説だから。
たしかに、いくらかは押し付けられたところもあったでしょう。
 
けれども、戦争直後の日本人、とりわけ当時三十代後半から上の世代には、
この新しい憲法は、どこか懐かしい古い子守唄のように聞こえたはず。

あの大戦争のあとの三十代後半から上の世代の日本人の記憶にまだ鮮明だったのは、
東京帝大教授吉野作造の説く「政治は国民を基とする」という民本主義だったに
ちがいない。そして吉野のこの思想を発火点として、大正デモクラシーと呼ばれる
新風が和やかに、しかし粘り強く吹きつづいていた時間もあったけと思い出した。
 
ですから、占領軍の役割は「日本人よ、ちょっと前の時代を思い出してごらん」
と声をかけてくれただけ。いまの憲法は、そのころの日本人が過去の記憶を
よびさまして掴み取ったもの。いまの憲法に当時の民間憲法草案からたくさんの
事柄が流れ込んでいる事実も、わたしのこの説明を支えてくれるはずです。


浅田飴10 出典

●――――――――――――――――――――――――――――――――――
吉野作造(明治11-昭和8)は「民本主義」を主張した。
戦前の憲法では天皇が政治の主と決められていましたが、吉野作造は《国民に
よる国民のための政治》が行われるべきだという主張を、憲法に違反することなく
掲げるために「民本主義」という言葉を使ってアピールしました。

音楽評伝劇『兄おとうと』では、吉野作造のほかに、兄に批判的で後に大臣に
なる弟の信次、その兄弟の妻、右翼の青年、袁世凱の娘などが登場します。

小松座 出典

(当時混乱していた中国が一つになれるか?という質問に作造が答える)
―――そりゃなれるとも。ごらん、おにぎりは、芯に据えた梅干しをもとに
一つになっているね。これだよ。国もおにぎりと似ている。なにを芯にして
一つになるのか、そこが大切なんだよ。

(そこで皆が「芯」となるものを言い当てようとして、作造が答える)
民族です。わが国は大和民族で一国を形成しています
―――ちがうな、世界のどこを探しても純潔な民族など存在しない。シベリアから、
満州から、朝鮮から、アイヌの地から、そして南方の島々から、そのほかいろいろな
ところから来た人々が、長いあいだここで暮らしている。日本人はその混合体なんだ。 

ことばよ。国語を話すから日本人だ。
―――ちがう。英語を話すからといって、イギリス、アメリカ、オーストラリアが
一つの国か。

この日の本の国を一つに束ねているのは、国家神道だ。
―――国家神道ができたのは明治になってからだ。宗教が国のもとというなら、
イランもイラクもトルコも、コーランの教えのもとに、一つの国になっても
いいはずだが、そうはなっていない。

この国はかつて豊葦原瑞穂国と呼ばれていた。コメの文化だ。
―――いや、文化も文明も、国のもとにはなりえないだろうよ。ライスカレーを
たべるから、日本とインドを一つにしようとしても、ムリだろうね。

歴史が国のもとになる。
―――先ごろの大地震で東京横浜のほとんどが壊滅した。いずれ歴史年表に
ゴッチク体で書かれるにちがいない歴史的大事件だ。だからといって、
たとえば、横浜で被害にあったイギリス人が、歴史的大事件をともに経験した
というだけで日本人になるだろうか。

じゃあ、何が国のもとになるとおっしゃるんですか。
―――ここでともに生活しようという意思だな。ここでともによりよい生活を
めざそうという願い、それが国のもとになる。人々のその意思と願いを文章に
まとめたものが、憲法なんだ。

浅田飴2 出典

戦前の政府・官僚たちは、国民の幸福よりも支配者や政治家、財界、既得権益者
などの益を第一に考えていました(まあ、今でも変わりありませんが)。

そこで吉野作造は、上記の最後の返答にあるように《共により良い生活をめざそう
とする意思と願い》が国を成り立たせる基であり、それを書いたものが憲法である
と言ったのです。これはリンカーンの「人民による、人民のための政府」の主張と
同じことでしょう。

吉野作造は、こうも言っています。
「憲法とは、人々から国家に向かって発せられた命令である。逆に法律とは、
国家から人々に発せられた命令であります。そしていかなる場合でも、憲法は
法律に優越する」
「今の(明治)憲法と議会は、わたしの理想からは遠い。しかし、その不十分な
憲法や議会さえも無視して、国民の未来を決める重大なことがらが次から次へと、
議会の外で決められている」


どうでしょう。日本の未来を決めるような重大なことを「議会の中で」正式な
手順を踏んで決めていくのではなく、時の権力者がいわば「議会の外で」強引に
決めていくなら吉野作造の時代と変わりないことになりますね。

浅田飴3 出典

●――――――――――――――――――――――――――――――――――
「憲法第九条戦争放棄条項」は日本人の発案のようだ。
マッカーサーによると、戦争放棄は日本の首相が言い出したのだそうです。

マッカーサーの証言。
 (1946年1月24日に)日本の幣原首相が私の所にやって来て言ったのです。
「私は長い間熟慮して、確信しました。―――彼は非常に賢い老人で、最近
亡くなりましたが―――この問題の唯一の解決は戦争を無くすことだという確信に
至りました」。
 彼は言いました。「私は非常にためらいながら、軍人であるあなたのもとに
この問題の相談に来ました。何故ならあなたは私の提案を受け入れないだろうと
思っているからです。しかし私はいま起草している憲法の中に、そういう条項を
入れる努力をしたいのです」。

 それで私は思わず立ち上がり、この老人の両手を握って、それらは取られ得る
最高に建設的な考えの一つだと思うと言いました。
 私は彼にこうも言いました。「世界があなたを嘲笑うことは十分にあり得ることです。
ご存知のように、今は栄光をさげすむ時代、シニカルな時代なので、彼らはその考えを
受け入れようとはしないでしょう。その考えは嘲りの的となることでしょう。
その考えを押し通すには大変な道徳的なスタミナを要することでしょう。最終的には
彼らは現状を守ることは出来ないでしょうが」。

 こうして私は彼を励まし、日本人はこの条項を憲法に書き入れたのです。
 その憲法の中に何か一つでも日本の民衆の一般的な感情に訴える条項があった
とすれば、それはこの条項でした。
(アメリカ上院軍事・外交合同委員会聴聞会記録 1951.5.5)

この信憑性については、枢密顧問官・大平駒槌など日本側証言もあるようです。
小海キリスト教会の水草修治さんはこう述べています。
「日本国憲法の三大原則は<国民主権・基本的人権の尊重・平和主義>であるが、
前の二つの原則は、明治の自由民権運動の憲法案(特に植木枝盛)を研究した
鈴木安蔵が起草した憲法研究会案が出典であり、第三原則は時の総理大臣
幣原喜重郎の発案である。これらがGHQによって英訳され肉付けされて、
GHQ草稿日本国憲法が作られ、これを日本政府が邦訳した」
http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20121217/p1

浅田飴1 出典

●――――――――――――――――――――――――――――――――――
憲法は守るべきか、どう改めるべきか、それが問題だ。
IT機器は日本製か外国製かにはこだわらず、品質が良ければ良しとされます。
昭和憲法も条文を理念通り文字通りに解釈施行して、近未来でも良い結果が
得られるのであれば、世界に誇れる最高に素晴らしい平和憲法と言えます。

ただし、次のような疑問はクリアする必要があるでしょう。
・一国だけが翼をもがれた鳥のままでいるのは、世界の実情に適っているか。
・振りかかる火の粉は(カネを払って)他国に払ってもらえば、それが平和か。

アメリカの歴史学者・ジョン・ダワーが著書『敗北を抱きしめて』で、日本の
ことを「client state」と書いているそうです。意味は従属国・依存国ですが、
クライアントとはカネを出す広告主・依頼者、ステーツとは州を連想しませんか。

浅田飴12 出典

世界の軍備は(徐々にでもいいから)地球上から一掃全廃すべきものです。
日本人は「和をもって尊しとなす」という平和思想を持つ稀有な国民です。
自衛では断固戦うが国際的には絶対中立となる姿勢は難しいのでしょうか

日本はもう「12歳」以上の大人でしょう。底力もあるのではないですか。



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憲法

バーソ様
おはよう御座います。

私は政治おんちで日本国憲法は進駐軍が作ったものだとばかり思っていました。確か日本の政治家や学者が何回か進駐軍に草案を持っていきましたがNGの連続で進駐軍が我慢できなくなって米国から知識人を呼んで作らせたのだと思っていました。
そこまでは良かったのですが朝鮮戦争のときに反共的に米国にとって具合が悪くなり日本も軍隊を持つというふうに変えようと動いたのですが日本の反対にあって変えられなくなってしまったというオチまでついていたような気がしています。
国会では憲法をもとに法律を検討していますが基本の憲法が現状に合っているのかどうかを先に議論していかないとひずみが出るばかりでしょうね。
通常国会をお休みして1年間は憲法だけ審議してもいいのではないかと思います。国会なんてどうせ昼寝している議員もいるくらいなので1年開催しなくても問題ないのではないでしょうか。

愛新覚羅

2015/08/29(土) |URL|aishinkakura [edit]

Re: 憲法

aishinkakuraさま ありがとうございます^^)
 今回調べた限りでは、GJQ草案の基になったのは、民間有識者で作られた憲法研究会の「憲法草案要綱」のようです。
 GHQに撥ねられたのは《天皇が統治権を総攬する》という帝国憲法の原則を引き継いでいた政府(松本烝治)案。マッカーサーは、それでは保守的で、極東委員会(特にソ・豪)から天皇制の廃止を要求されると思い、拒否したそうです。
 
 憲法制定後の再軍備については、こんな記事もあります。
 http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-1175.html

 マッカーサーは日本人には絶大な人気で、像を建てようという話とか、彼の子供を産みたいという女性も大勢いたとか。でも彼の《日本人12歳》説の一部の文章だけが一人歩きをしてから、人気が下落したようです。
 その話は、アングロサクソンのドイツ人は精神的には45歳くらいであの戦争については確信犯だが、極東の日本人はいわば知らずして、まわりの国々から戦争になるように仕向けられたので同情に値するという文脈のようです。

 確かに国会の審議は相当真剣に時間を掛けてしてほしいし、すべきものでしょう。私は政治に非常にうといのですが、「衆盲象を模す」と言われる通り、この憲法問題も見る人の視点・思想によって印象がかなり変わり、異論反論も多々あると思います。

2015/08/29(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

こんにちは

マッカーサーが執務をしたり、会議に出席した部屋の見学を
何度もしました。

当時の日本人はどんな思いをしていたのだろうと
見学の建物の中で考えました。

難しいことはわかりませんが、きっと敗戦の日本人は
マッカーサーに夢を託していたのではないかしらと思います。

そしてマッカーサーは、大統領になりたかっただろうし、それが不可能になったことが人間性や日本への考え方にも
影響したのではないかなと思います。
日本人が考える「日本のためのマッカーサー」と実像は
大きく違っていたけれど、それは仕方ないことでしょうね。

敗戦時の中では、あれが自然な流れの憲法だったとしかいえないと思います。
「和製英語的な憲法」でしょうか。

2015/08/29(土) |URL|森須もりん [edit]

Re: こんにちは

森須もりんさん ありがとうございます^^)
第一生命社長室だったマッカーサー記念室。今は非公開だそうですが、よく何度も行きましたね。

昭和天皇が正装でマッカーサーはノーネクタイの写真が印象に残っているのですが、小林よしのり著『昭和天皇論』によれば、皇太子殿下(今の天皇)は奥日光に疎開していたのですが、学友たちが(気をつかったのでしょう)その写真を見るなり口々にこう叫んだそうです。 
「日本が勝った」「マッカーサーはネクタイもしないで礼儀を知らない」「成り上がりの田舎っぺ」「アメリカはあの程度の国か」「日本は礼節の国だぞ」

「和製英語的な憲法」とは、なるほど、そうかもしれません。

マッカーサーと昭和天皇の会見時の通訳の話もなかなかいいですよ。
https://www.youtube.com/watch?v=D3-s8NTHwFA#t=614 (10:31)
https://www.youtube.com/watch?v=inE1DSH0jrk (1:07短縮版)
マッカーサーは議会で日本を弁護しています。
https://www.youtube.com/watch?v=jg3qqeDqLvI

2015/08/29(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

アメリカからの押し付けであったにしろ、それが悪いというのなら、学校も会社も個人の自由に任せて、宿題とかノルマを押し付けなければいいという話になります。
逆に言えば、押し付けられなければ、平和憲法などつくならかったと言いたいのでしょうかね、不思議な論点です。

2015/08/29(土) |URL|マウントエレファント [edit]

Re: タイトルなし

マウントエレファントさん ありがとうございます^^)
 当時、民間には明治以来、自由民権運動が連綿として続いていたのですが、政府のほうは保守的思考で、戦争に負けても天皇主権の帝国憲法の原則を存続させようとする意思が強かったようです。でも占領軍の強制的な指導により、やっと民主主義の国家に変われたようで、この点では結果としてよかったと思います。

 完全戦争放棄の条項はマッカーサーも驚いたのではないでしょうか。のちになって憲法を改正してもよいと吉田首相だったかに言ったそうですから。

 スイスのように自衛軍をしっかり持って永世中立を宣言できればいいと思うのですが、もう今の日本では政治的に経済的にアメリカ抜きではやっていけないようになっているのでしょう。
 それにしてもアメリカは思想教育が上手ですね。日本人は性格が従順なせいもあって、完璧にうまく教育されています。

2015/08/29(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2015/08/29(土) || [edit]

Re: タイトルなし

鍵コメさん ありがとうございます^^)
「client state」って、うまいことを言いますね。
51番目の州と言うより、的確ですね。

2015/08/29(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

憲法問題、喧しいですね。
国民が選んだ議員が多数決で憲法を変えることや、
国民投票で憲法を変えることができると、憲法に明記されています。
もちろん国民の意志で変えないこともできます。
これこそ民主主義(多数決)の根本ですよね。
ところが「国民の意志」というのが曲者で、歴史を見ても「国民」が
暴走し、戦争に突っ走った例が何度もあったのは事実で、国民も
当てにならないのですが。(笑)
いつもおバカなことを言っている私の寝言なので聞き流してください。(笑)

2015/08/29(土) |URL|エリアンダー [edit]

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2015/08/30(日) || [edit]

Re: タイトルなし

エリアンダーさん ありがとうございます^^)
 今回の記事は自分が勘違いしていたことがあったので、それを書いただけ。ここで憲法論議をしようという、そんな大それた考えは持っていないのです。

 民主制は君主制度や(宗教指導家が治める)神権制度よりいいのは間違いないですが、では国民大衆のほうが頭がいいのかと言えば全然そうじゃない。
 人々は教育やマスコミや時代の流れに洗脳影響されていて(むろん私もその一人です)、議員は愚者の代表であり、多数決とは愚数決であるように感じます。

 代議士が「国民の意思」と言うときは「みんながそう言ってる」という例の常套句と同じで、ほとんど意味がなく、確かに国民も当てになりません。

 地球上で「独裁者の施政下」で生きる人は約19億人もいるそうです。でも民主制とはいまのところ最善作かもしれないですが、最高作ではないでしょう。

 ネットを見ても、同じ出来事について正反対の感想や論述があります。人の考えはみな違います。
 このような憲法問題の論議は難しいですね。今回の拙記事にはコメントを書きにくいだろうなあと思っています。だって、エリアンダーさんがですよ、「いつもおバカなことを言っている私の寝言なので聞き流してください」だなんて、まあ、こんな珍しい言い訳言葉を付加しているくらいですから。(笑)

2015/08/30(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

始末書

今般 *日に発生しました事案に関し
善後策と致しまして 次の提案をもって
今後の方針を策定する所存で有ります
なにとぞ ご配慮方 お願い致したく申し上げます

 1、 戦争しない方向で調整します

 ってな具合で出来ちゃったんでしょ
始末書に良く在るパターンじゃないのかなぁ~

とりあえず 出して状況みて考えようってのが
焦げ付いちゃったんでしょ

言葉遊びのその日暮らしには その時が良けりゃ
明日なんてどうでもいいんでしょ
 狩猟民族の習性そのものに会うように打診して
造ったと思います  農耕民族の細かい配慮と
考察 対処を忘れるような人しか気に入られなかった
 戦後統治体制から考えれば 押し付けじゃないとは
言い切れないのではないでしょうか

綺麗ごとだけ並べて 良い子ちゃんの政治では
持たなくなったのでしょう 

情報量が増えた分 錯綜する情報の分析整理が
重要だと思うのですが ここに偏見も入り乱れ
 憶測を呼び 恐怖が起こるのでしょう

ほとんどの意見が若い人の為とか 自衛隊員とか
他人事だと言いやすいので そんな論調です

自分はどうなんだ・・・ 考えるときでしょ!

私は 死ぬのも嫌だし 殺されたくもない
 自分の過失であれば謝るし 降りかかる言いがかりに
抗議の声も出す 暴力を匂わせれば 実践対処法で
警告する 胸ぐら掴まれれば 首くらい締める

どの様に流れて行こうが 対処法は有るでしょ

絵に描いた餅を怖がって 餅が落ちない様につっかえ棒
を作って安心ごっこしてどうなるのでしょ

凄く不思議に感じるのですが 特攻隊の受け取り方
が 色々です 軍部の命令による悲劇と思うか
 家族縁者を守ろうとしてか 難しい所ですが
 私なら このまま殺される家族は見たくない
防波堤に成れるなら いやそんな大それた防波堤で
なくても 食い止めたいと思います

この先に有る争点に 疑問を感じたなら
 身体を張ってでも抵抗したいです
むしろ そっちのほうが重要だと思いますけど
どうなのでしょう ・・・

いつもながら 馬鹿ですみません
 聞き流す寛容さと英知をお分けくださいませ

2015/08/30(日) |URL|ブッキ~ナ♡ [edit]

Re: 始末書

ブッキ~ナ♡さん ありがとうございます^^)
戦争しない方向で調整します。始末書によくあるパターンで焦げ付いた
 まあ、真実はそうかもしれませんね。

その時が良けりゃ明日なんてどうでもいいんでしょ
 そうだと思います。どうして彼らは三手先を読もうとしないのでしょう。

戦後統治体制から考えれば押し付けじゃないとは言い切れない
 そうかもしれません。でも押し付けられて、よかったと思います。

情報量が増えた分、錯綜する情報の分析整理が重要だと思う
 そうですね。ただ、歴史に正解を出すことは難しいですね。

死ぬのも嫌だし殺されたくもない
 私も同じです。お国のために自分の命を捨てられる人はたいしたものです。

特攻隊の受け取り方
 うーむ。難しい。これは実際に自分の身に降りかからないと分かりません。

防波堤に成れるなら、いやそんな大それた防波堤でなくても、食い止めたい。
身体を張ってでも抵抗したいです

 立派です。私なら、いざ、そうなったら、と考えるだけで怖いです。
 でも、この先、あとわずか。無駄に生きながらえるのも意味がないかも。

このたびも思ったのですが、
戦争というのは勝てるからするわけではない。たとえ勝てても利益があるわけではない。とにかく戦争は、したら負け―――ですね。

この線から入らなければ絶対に何もしないし、時には塩も砂糖も送る。だが、もし少しでも勝手に入ったら倍返しで断固たる報復をする!という明確な姿勢が国家には必要ではないでしょうか。もう少し武士の魂を持ってほしいものです。

軍が力を持つのは怖ろしいですが、政治が独裁的になるのも怖ろしい。
日本も大統領制になり、非常に頭のいい人が選ばれればいいのですが、でもそうなればお笑いタレントが選ばれて、どうしょうもない国になるのでしょうね。

2015/08/30(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

バーソさん、こんにち^^

世界に冠たる平和憲法も、文字通りの解釈をすれば、
自衛隊の保持も、自衛活動も、憲法違反なわけです。
そこで、事実上の憲法の無効化である「憲法解釈の変更」をして、
自衛隊の保持とその活動を合憲化しているにすぎません。

平和憲法を守ろうというのなら、死を覚悟してやるべきです。
国民の過半数画が、侵略や虐殺の憂き目に会うことを覚悟して、
自衛隊を廃止するなら、私もそれに付き合いますけどね。
殺されようが何をされようが、決して闘わないという、
死を覚悟した方の平和論には、謙虚に耳を傾けます。

私は、特攻隊の皆さんの気持ちは普通に理解できますし、
その当時生きていれば、自分も特攻に志願したと思います。
そして、この先、日本が侵略されたときは、死を覚悟して戦うでしょうね。

戦争なんていうリアリティを感じにくい事柄であれば、
夢想的な理想論も可能ですが、
その辺で暴漢に襲われたときに、
正当防衛を禁じるような法律は、
世界のどこにもないでしょうね。
生存権を脅かすようなルールは、
どんなものであっても、無視されます。
現に9条は事実上無視されています。
生きていくためには、そうするしかないからです。

キリストの言葉は、キリスト教徒にとっては憲法のようなものですが、
その全てを文字通り実行している人は、
上から下まで、一人たりとも居ないはずです。

理想はあくまで理想であって、
守るのが当たり前のものではないと思います。
当たり前と思う人は、殺されようが何されようが、
一切  戦わなければいいだけですが。
そういう意味では、いじめ殺されるような人は、
立派な人だと言えるかもしれません。

ちょっと厳しいような文章になってしまいましたが、
悪意はまったくありませんよ^^
平和主義者の「気持ち」は理解できますから。
気にしないでください。
完成したForked BLH を聴きながら書いています。

2015/08/30(日) |URL|korva [edit]

Re: タイトルなし

korvaさん ありがとうございます^^)
 平和主義というのは、戦争は懲り懲りだ、殺し合いは悲惨だ、息子を兵隊に取られるのがイヤだという考えでしょう。人間として当たり前の反応です。

 ですが、実際に戦争を仕掛けられた時に、ただ抵抗せずに我慢するだけなら自分や息子も殺されるということになり、自分たちの平和が損なわれます。
 ですから、そういう場合は防御するために戦う必要が生じます。それは平和を護るために正しいことで、それも平和主義でしょう。
 いま平和主義を標榜する人たちは、米軍に代わって戦ってもらえばいいと思っているのでしょうか。ならば、それは誰かを犠牲にした利己的な平和主義と言えそうです。

 私は死刑反対論者ではなく、故意に無残に一人でも殺したら即、死刑にすべきで、二人以上殺せば何十年かたってやっと死刑になるという裁判は不公平極まりない。面白がって極悪犯罪をする人間には、命には命、目には目、歯には歯の原則を厳正に適用すべきだ。それが真の平和思考というものだろうと思っています(今は被害者より極悪人のほうが優遇されていて極めて不公平)。
 なので、平気で侵略をして平和を乱してくるような国には、こちらも断固たる態度を毅然として示したほうがいい、それを日本がしないからいつまでも火種がくすぶっているのだと思っています。

 特攻の件。昔の戦争を見ても分かる通り、特攻をする場面というのは、もう負けるに決まっているような一方的敗戦状況で、特攻を仕掛けても大抵は蜂が巨象を刺すようなことに過ぎないのではないでしょうか。
 それでも敢えてするのは無謀で無駄な行為であり、特攻をする人の精神は立派で崇高ですが、大局的には犬死ではないかと思うのです。
 そういうときに、お国のためだと言って大義名分をかざして命じる人間(軍隊にはただ命令に従えば良いとする単純思考が支配している)の思考判断には賛同したくないのです(以前所属していた教団が「神の御意思のために」と大義名分を言って愚かしい従順を要求してきたために貴重な人生を台無しにされました)。

 自分の決死の行為により味方が大きく助かるという状況であれば話は別ですが、そうでないなら自ら進んで特攻に志願したいとまでは思いません。頭の悪い人の愚かしい判断のために自分の命を軽々しく犠牲になどしたくないですから。
 なので「実際に自分の身に降りかからないと分かりません」とは、実際にその場の状況がはっきりしないと自分の態度は分からないということなんです。

 昔の特攻隊員は、状況不明な中、純粋な自己犠牲的精神を抱いて若い命を散らしていったのでしょう。本当に頭が下がります。涙が出る思いです。「日本が侵略されたときは死を覚悟して戦う」というkorvaさんも立派です。

2015/08/30(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

憲法9条を守っても、
(すでに守られていないけれど、さておき)
安保法案を廃案にしても、
戦争がなくなるか、巻き込まれないか、仕向けられないかは、
また別の話だと思うのです。

世界中を放射能まみれにするくらいの、
放射性廃棄物を抱えたら、
抑止力にはなりそうです。
貧者の核兵器は、やはり核兵器でしょう。

2015/08/30(日) |URL|青梗菜 [edit]

Re: タイトルなし

青梗菜さん ありがとうございます^^)
「貧者の核兵器は大量の放射性廃棄物」ではないか。
 なるほど。自滅覚悟の国策をすればいい。というのは皮肉かつ逆説的な言い方で、結局は世界から戦争は無くすことはできないのだという意見でしょう。

 昔、中国が核兵器を所有するときに、核を持てば抑止力になるからだと宣言して、それに賛同する日本人もいたことを思い出します。
 もし究極の戦争抑止策はすべての国が核を持つことであれば、独裁政権の弱小国がみな北朝鮮になる。クーデターが起きて軍事政権に移行する国が増える。そして、ああ、怖ろしい、『マッドマックス』の世界の出来上がりです。

 以前にも記事に書きましたが、世界の平和達成はこれしかないでしょう。
 すなわち、(世界の総国民の3分の2以上の賛同を得て)現行の国連を廃止する。大国の拒否権なしの新国連を作る。強力な国連警察軍を作る。世界の全ての軍備を撤廃する。各国は小火器だけ持つ警察を持つ。もし新国連に逆らう愚かな国が現れれば、最強の軍備を持つ国連警察軍が攻めていく。指導者は極刑。

 しかしながらこの案は《現国連を廃止》というのが大国の拒否権で潰されるでしょう。なので世界の人々の意識向上を地道に啓発していくしかないのかもしれません。そのきっかけのひとつが福島の原発事故であるはずで、その4か月後にドイツが脱原子力発電を選択しています。
 日本は、いくら津波対策をしてもミサイル1発で津波以上の大惨事になり、西と東の要所に2発当たれば日本中が無人地帯になります。

2015/08/31(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]

こんにちは

バーソさんのお考えは自由で宜しいのですが・・・・。

GHQは軍政を布かずに、日本政府を通じた間接統治でした。当時の日本人は天皇を中心とした日本国の国体護持、三発目のピかドンという強迫、公職追放、検閲・・・さまざまな事由で日本は弱い立場でした。だから、占領下においては曽野邦夫憲法を制定することは国際社会では認められていなかった。
GHQも日本が晴れて独立国となれば、自ら改正、或いは自主憲法制定するだろうと考えていた節もあります。それがいまだに改憲、護憲論争が止みません。これ(憲法)は戦後日本の病理、虚構ではなくて虚妄だ、と江藤淳は「1946年憲法━その拘束」で書いています。そして、9条は不戦条項でも平和条項でもなく、交戦権のない国家主権制限条項だ、とも書いていたような気がします。
江藤淳の著作を兄貴にはお勧めしたい。

そもそも、民主主義とは一体何でしょう。
国会前の安保法制反対集会で、作曲家の坂本龍一が「フランス革命前夜」のようなことを言ったそうです。あの時代は絶対君主とごく少数の特権階層がいて、多くの被支配者層ともいえる庶民がいました。そのような中で自由や平等を叫ぶことは理解できます。しかし日本のような国で自由と平等という同時に並立しない概念を持ってきては成り立ちません。自由に金儲けできれば、富める者、貧者、不平等であります。平等にこだわれば、決して自由な活動はできません。その自由と平等をつなぎとめるのが、「民主主義」という言葉なのだそうです。平和憲法とともに黄門様の御印のように使われるこの「民主主義」でありますが、憲法の中にこの文言はなく、実は怪しい、曲者だと私は思います。
ゲチスバーグ演説でも言い足りませんでしたが、政府は人民を統治するものだと思います。そして、我が国はそれだけではありません、天皇を戴いてきた国です。

現行憲法は日本の国柄にふさわしいか、国際的に見てみるのもいいかもしれません。勿論、悪いかもしれませんよ。だから改正要件まで定めてあります。ハードルが高く設定してはありますが。
あ、もう、行かなくっちゃ。では、ごめん!

2015/08/31(月) |URL|花渡川 淳 [edit]

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2015/08/31(月) || [edit]

Re: こんにちは

花渡川 淳さん ありがとうございます^^)
大御所登場、素人引っ込む、の図式になりました。花渡川さんのような方に専門の話をされると、無知蒙昧で門外漢の私は口をつぐむのみ。本当はもっと言いたいことがいっぱいあるのに、かなり抑えているのでしょうね。(^^)

今回は、昭和憲法は米国製だと思っていたのが、そうでもなかったということを知ってちょっと驚いたので記事にしたのですが、つい守備範囲外の余計なことまで、よく訳もわからずに書いてしまったようです。

自分自身の整理のために拙記事を要約してみます。
●《戦争放棄》は、人類がいつかは必ず実現したい究極的な理想である。
●しかし現状では昭和憲法の理念通り文字通りの実施は不合理である。
●とはいえ、憲法の条文の《解釈》を強引に変えるのは民主的ではない。
●憲法を変えるのであれば、手順を踏み、国民の総意を得てそうすべきだ。
―――というような趣旨のことを、甚だしい政治オンチながら、2つの記事で書いたつもりです。

確かに現在の自由主義社会は民主的ではないですね。一部の人たちに富と権力が集中していて、昔の王侯君主による封建制度が形を変えて存続しています。

自由が成立すれば平等が実現できないのは当たり前。ジレンマがありますね。

国民総意が常に正解を出すとは限りません。あの大戦もヒットラーひとりが悪かったわけではなく、彼を支持したドイツ国民がいました。日本もあの当時はマスコミが政府のお先棒を担いでいた、と後でマスコミ自身が反省しています。

とすれば「民主主義」自体も正解ではなく、次善策程度に過ぎないのでしょう。
私は以前は《神が治めるべきだ》などと真面目に考えておりました。(笑)

占領下においては曽野邦夫(その国の)憲法を制定することは
国際社会では認められていなかった
ハーグ陸戦条約には「占領地の現行法律を尊重せよ」と書かれてはいるが、実際には国際社会では実行されず、有名無実だったという意味でしょうかね。

『一九四六年憲法 その拘束』は図書館に予約しました。

2015/08/31(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2015/09/01(火) || [edit]

憲法

https://www.youtube.com/watch?v=NnbWZQX9-A4
憲法がよくわかます

2015/09/01(火) |URL|milestone [edit]

Re: 憲法

milestoneさん ありがとうございました。
ずいぶん久しぶりですね~。
どうしたのかなあと時々思ってましたよ。
お元気でしたか。
あっちのほうの最近の様子も知りたかったのですが。

動画、またこの人ですか。約50分と、時間が長いので、
明日でも見てみます。ありがとうございます。(^^)
動画を見てから明後日までに返信を書きますね。

2015/09/01(火) |URL|☆バーソ☆ [edit]

民衆は暴走する

 では支配者は暴走しないのか?そんなことは有りません。暴走は誰でもします。それは人の宿命です。
 日本人が勘違いしているのが民主主義の根幹である多数決です。これは少数意見を封殺する制度ではありませんが、決して少数意見が多数意見に優先する制度ではありません。
 民衆は暴走するから有識者によって導かれなければならないと言うのは、それ自体がファシズムであると気がついているのでしょうか。
 民衆は暴走するかもしれません。しかしその暴走を生むのは愚民を指導しなければならないとする自称有識者の一部勢力による扇動であると言っておきましょう。そういう勢力の跳梁を許さない為には常日頃から少数意見が大多数の意見に優先されない制度を堅持する事だと思う訳です。
 では現在「崇高なる」少数意見である事を錦の御旗にしているのは誰か。まあ、そこまで踏み込むのは此処ではしないとして、憲法改正の必要があるというのが多数意見であるならそれに従うのが民主主義のあるべき姿です。国会が国民不在と言うのは滑稽です。その議員を選んだのは誰でもない国民です。白紙委任状は渡していないと言うかもしれませんが、間接民主主義とはそういうものです。それがおかしいというのであれば、それこそ憲法改正が必要です。
 現在、日本を取り巻く状況は厳しさを増しています。そんな中で集団的自衛権の議論は避けて通れません。無論、そこには別の歪な思惑が絡んでいるという疑念もありましょうし、実際にあるのでしょう。が、それと同じ位、反対のデモを繰り広げる人達の行動にも歪な思惑が見え隠れしています。元首相の老害眉毛や何故か日本語を話せないデモ参加者。
 現実に目を向けなければならない時が来ています。今は見なければ事態は進まないなどと言う量子力学的政治が通じる時代ではありません。

2015/09/01(火) |URL|miss.key [edit]

Re: 憲法

milestoneさん ありがとうございます^^)
十戒が憲法で、律法が法律のようなものかと思ってましたが、
勉強になりました。聞きながらキーを叩きました。

憲法がなくても法律があればいい。
大統領(米国)が王様(英国)と同じになったら元の木阿弥。
国民が憲法を護らせる。政府が強くならないようにする。
従来の伝統を無関係な社会を作るときに契約が必要。
独立戦争はフランスが助けた。自由の女神はフランスのお返し。
憲法は君権を制限するもの。
憲法違反にならないようにするのが公務員の務め。

昭和憲法は、国民主権・基本的人権の尊重・平和主義。
「平和主義」は憲法のカテゴリではない。
国民が国家権力の源泉だ。日本人が憲法、日本人が日本国を作る。

国民主権とは、自分が日本人であることに命をかけること。
自分が国家なんだから自分が理想とする国家を考える。
言論が通じない場合に実力行使、テロがある。

憲法そのものは護らなくていいが、この体制は護るべき。
憲法を護るなら、新しい憲法が合法的にできた場合に、やはり護るか。
護るがしかしこれから改正を目指すなら、真の護憲論者である。

9条の2項「戦力は持たない」は国際的にもおかしい。
自分の国は護るべきだが、外国が攻めてきた場合どうするのか。
憲法は、やっていいこととやっていけないことを既定すべき。
立憲主義から見れば、いまは憲法違反であり、危険なことだ。
違憲判決も出ずに、軍事事項が曖昧なまま続いている。
立憲主義は自分の思考で考えること。

日本国民は、憲法制定に関わったことは一度もない。
明治憲法も諸私憲法も上層部が勝手に作った。

内容は同じでも、憲法前文を変えるべき。
「我々日本国民は、このたび憲法を日本国民にさらに定着させるために
憲法を改正するにしました。内容はほとんど同じです」と宣言する。
憲法は国民が発するもの。そこを改善するために前文を変える。

憲法は国民の意識の問題だが、日本人はその主権意識が希薄。
人々は、憲法は絹の法被だと考えている。

政府に文句を言うのもいいが、そんなにひどい政府なら、
おれが代わって政府になってやると言う覚悟が必要。それが主権者。


なるほどと思いましたが、いまの日本の状況を見ていると、
では実際にどうしたらいいのか、それが問題のように思いました。

2015/09/02(水) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: 民衆は暴走する

miss.keyさん ありがとうございます^^)
うーむ、難しい話になると政治オンチの私はよく分かりません。

憲法改正の必要があるというのが多数意見であるならそれに従うのが
民主主義のあるべき姿です
 そうでしょう。現在は憲法9条違反をしています。軍隊を正当に使うために改正したいのなら、議会で手順を踏んでそうしたらいいのですが、政府が解釈でごまかそうとしているのは現状では改正は難しいと分かっているからでしょう。

 ですが、このたびの憲法は変えるべきではないという主張は、日本が戦争好きなアメリカにますます迎合同調していくように思えるのが気になるのでしょう。 過去、アメリカがヴェトナムやイラクなどにしてきたような対外戦争の危険を増やしてもらっては困ると言っているのではないでしょうか。
 とはいえ、2国間で安全保障契約を結んでいながら、相手には助けてもらいたいが、こちらは相手を助けないというのもまたおかしなことです。もうアメリカの属国状態からは離脱できないのでしょうかね。

 一切の軍備は世界から一掃すべきだと私は思っています。ですがそれはあくまでも究極的な世界の理想論。いま世界の現状の中で日本国だけが理想論を実施したら大変なことになります。軍備はきちんと持って自衛のための戦争はするという断固たる姿勢を持つのも、現状では当然だろうと思います。

民衆は暴走する
 日本の民衆はおとなしいので暴力を伴う暴走はしないのではないでしょうか。ですが今はいわば操られ人形状態になっていて、無意識に暴走している状態かもしれません。
 一眼国では普通の人間が見世物に売られる噺がありましたね。

2015/09/02(水) |URL|☆バーソ☆ [edit]

戦争論 

https://www.youtube.com/watch?v=4z7OrNE1XfQ
個別的自衛権で対処できるのになぜ集団的自衛権なのか
小林よしのりさんは明確に答えています
安倍ちゃんは日本が1945年に日本が敗戦したことの意味を
考えていないのではないかと思います その背後にには
徳川幕府がなぜ鎖国政策をしなければならなかったということにつながるんじゃないかと思います 詳しくは松岡正剛のぶひんやで語られています
https://www.youtube.com/watch?v=xGXjuFNlK8I
いつも たのひとの意見ですみません

2015/09/02(水) |URL|milestone [edit]

Re: 戦争論 

milestoneさん ありがとうございます^^)
今度は少し時間が短いですね。これは明後日までに見てみます。
他の人の意見って、気にしてましたか。としたら申し訳ないことでした。
他の人の意見でも賛同していれば自分の意見でしょう。
私が聞きたいとすれば、私の記事や私の考えに対する忌憚のない意見ですね。
皆さん気をつかってくださっているので、なかなか率直な考え方とか反対意見が聞けないのですよ。

2015/09/02(水) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2015/09/03(木) || [edit]

Re: 戦争論 

milestoneさん ありがとうございます^^)
また聞きながら打ち込みました。

●小林よしのり×宮台真司「戦争論2015」
侵略戦争は絶対しないほうがいい。防衛できるようにしたほうがいい。
個別的自衛権で十分。今は集団的自衛権をゴチャゴチャやってるのが危険。
イラクに戦争に行っても、日本は大義がなくなる。
アメリカと軍事は一体になっている。
日本は重武装中立化すべき。現在は軽武装対米追従。
フィリピンは日本と違って駐留軍にお金を払っている。

●セイゴオぶひん屋12『山本七平』 松岡正剛
秀吉が大陸制覇をしようとした→北京に天皇を置こうとした。中国を支配。
家康がしたのは戦後政策。内乱はなくなった。以前は戦国時代だった。
東アジアの政治体制における将軍家と日本国を考えた。
それは中国は華夷秩序をしている。家康は考え抜いた。
天皇の正統性を確立しようとした。
中国から天皇が承認を受け、将軍は天皇から承認を得ていると。
中国の歴史は漢民族のチャイニーズのトップが漢民族のトップ。
徳川時代に明王朝がなくなり、満州族の清ができた。
ふたつの儒学が生まれる。林家と日本儒学(朱子学)。
それで華夷秩序に代わるものを作ったのではないか。
中朝論。中は中国ではなく、日本が中になる。
水土論。日本の国土を中心にして天皇を。
光圀の大日本史の中に天皇の正当性が初めて書き込まれる。
北朝と南朝とどちらをとるか。
天皇を現人神にする思想が軍に蔓延する。
アメリカから自立するときに天皇は持ち出さないのか。

私は「必要武装中立」がいいと思いました。
軍事費用は、いま米国に支払っている金で十分まかなえます。
山本七平はすごいひとですね。
「日本人とユダヤ人」の話は講演で話したことがあります。
「日本人とは何か」を図書館に予約しました。

2015/09/04(金) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2015/09/04(金) || [edit]

今の日本の憲法は米国主導だと聞きます。

遂に安保法案が可決されたました。しかし強行でやったし、国民や他の政党からそっぽを向かれるでしょうね。
私的には憲法9条はマッカッサーが脅威だと思った日本の軍事力を弱体化させるために、作った憲法だと思ってならないです。まあそのおかげで我ら日本人は平和で暮らせるって言うのもありますし、日本は島国ですからね。

今回の法案も何か安倍政権の政治的な思惑が見え隠れしてるようでならないですね。
確かに日本は隣の国とかの緊張状態にある訳なんですが、戦争になれば被害を被るのはただの一般市民ですからね。

今欧州での難民問題が話題になってますが、彼らは戦争の犠牲者ですからね。その中にもサッカー関係者もいて、スペインのサッカークラブのコーチになるようです。
戦争になればこういった人材がいなくなるかもしれないと言う事なんです。

2015/09/20(日) |URL|想馬涼生 [edit]

Re: 今の日本の憲法は米国主導だと聞きます。

想馬涼生さん ありがとうございます^^)
 日本国憲法の成り立ちについては、このたび少し調べて多少わかりました。
過去の歴史については、立場の違いなどにより、同じひとつの出来事についてもいろんな解釈がされるようですね。
 ひとつ分かったことで面白いと思ったのは、GHQは、あの憲法を日本がしばらくしたら自分たちで修正するだろうと思っていたということです。

 日本が70年間、戦争をしなかったのは平和憲法のおかげだという人がいます。そういう面もあるのでしょうが、アメリカの保護下にあったせいと、日本の経済力が世界的にしっかりしていたせいと、今までは日本に軍事的に敵う国がなかったせいもあるのでしょう。
 
 難民の話はかわいそう。国境でシャットアウトされれば生きていけません。
戦争を起こす人間は大義名分を言いますが、何とかならないものかと思います。

2015/09/20(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

ROM返上(^^;)

以前(半年ほど前)からROMさせてもらっています。

本文エントリとコメント欄を通して読めば「日本国憲法の講義」を読んでいるようにわかりやすく自然な思考(議論)の流れが感じられて非常に面白かったです。

僭越ながら補足しておきますと「戦争放棄」という考え方は第一次世界大戦後のパリ不戦条約ですでに世界標準であり、大日本帝国も1929年(昭和4年)に当時は天皇主権だったため「解釈を一部変更して」批准しています。

不戦条約:wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%88%A6%E6%9D%A1%E7%B4%84#.E4.B8.8D.E6.88.A6.E6.9D.A1.E7.B4.84.E3.81.A8.E4.BE.B5.E7.95.A5.E6.88.A6.E4.BA.89

概要の項目の最後に「芦田均によれば日本国憲法第9条第1項は不戦条約第1条の文言をモデルにアメリカにより作成されたとする。」とあるように、その後に第二次世界大戦を起こしてしまい廃れてしまったと思われていた「戦争放棄」の項目を憲法にと言う発想は、戦争に疲弊した国民や軍部に翻弄された人生を考えた老政治家(幣原)の最後にたどり着いた結論だったのかもしれません。

そこまでは私も理解し賛同できるのですが、九条第二項は少々やり過ぎで、実は日本は国連加盟国なのに自衛権を中途半端にしか認めていない部分が「国連憲章に違反」している可能性、また現在の国際事情を考えれば「日本国憲法前文」にも抵触している可能性があります。

日本国憲法前文(一部抜粋)
「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。」

国連憲章(51条)
「この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持または回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない」

国際標準で守っている「権利」を日本の都合で勝手に放棄しているのは、今となってはちょっと無責任にも思えます(^^;)そうなってはならないとする条文まで自分で入れてるんですから(爆)

やはり誰が読んでもまっすぐ理解できるカタチに憲法を変えるべきだと思っています。


拙ブログでは最近は歴史(近代史)や憲法・安保法制関連のエントリを時事問題に絡めて上げております。長文で引用も多く読みづらいので(^^;)決して誘うわけではありませんが、興味がお有りでしたら一度ご覧ください。

長文失礼いたしましたm(_ _)m

2015/09/24(木) |URL|soup [edit]

Re: ROM返上(^^;)

soupさん ありがとうございます^^)
 私はかなり政治オンチで、なぜかというと以前は長年、政治システムでは世の中は絶対に良くならないという強固なキリスト教信仰を持っていたからです。

 このたび記事を書いて自分ではっきりしてきたことは、soupさんのおっしゃることと同じように思います。つまり今でも憲法違反ですが、解釈を変えるなどと姑息なことをするのではなく、正式に改正したほうがいいと思っています。

 現在の日米同盟の不平等は、日本が進駐軍に思いやり予算などの多額なカネを払うことで、バランスを取ろうとしているのだろうと思うようになりました。

 平和憲法のおかげで戦後70年は平和だったというのは、ちょっとおかしな論理のように思います。平和憲法のない東南アジアの国でも戦争のなかった国はたくさんありますし、自衛隊だって世界トップクラスの軍備を持っており、しかも米国の保護の下にあるのですから。

 それより、軍備をいくら充実させても日米同盟をしっかりさせても、隣の国が破れかぶれになってミサイルを原発に2,3発ほど直撃すれば日本は壊滅状態。
 あるいはある大国が全土に戒厳令を敷いて日本企業を没収し日本人を捕らえてしまえば、銃弾は一発も撃たずに戦いに有利になれます。そんなことを考えると、世の中は本当に微妙なバランスの上に成り立っているように感じます。

 今度そちらのブログにもお邪魔させていただきますね。

2015/09/24(木) |URL|☆バーソ☆ [edit]

自分は難しい話はわからないけど、当時の首相も国民も敗戦で厭戦的な気分になってたから、戦争放棄の九条とかいう条文作っちゃったんじゃないですか。
要するに国防をどうするか、後世の人間に丸投げしたとも見て取れますよね。

面倒なことは後回しにするのは日本人の悪い癖だと思いますが、一連の尖閣諸島問題を見てる限りだと、日本語のわからない中国人には、憲法九条の条文よりは武力で対向するしかないんじゃないでしょうか。

2015/09/25(金) |URL|ponch [edit]

Re: タイトルなし

ponchさん ありがとうございます^^)
要するに国防をどうするか
後世の人間に丸投げしたとも見て取れますよね
 なるほど。そうかもしれません。当時なにかの問題で日本の政治家のトップが中国(今は台湾)の蒋介石と話し合ったときに、この問題は今は話し合わないで、後世のひとに任せましょうとか言われたという話を読んだことがあります。

憲法九条の条文よりは武力で対向するしかないんじゃないでしょうか
 ちょっと前、今の中国が勝手に海に領土ラインを引いて、領土中に入ったらいかんと発表したとき、すぐ米軍の爆撃機が1機で周回したら、中国は検地できなかったらしく、それからその件に関する発表が一切なくなりました。彼らは宣伝がオーバーなようで、あまり振り回されないほうがいいのかもしれないですね。

2015/09/25(金) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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