「バーソは自由に」

 考え方はいろいろあるから面白い。

 ノアの箱船と戦艦大和は、人間の愚挙を示す巨大レガシーだ。 

ロポーズはどんな言葉でしたか?という調査をしたら#、最優秀賞は、
なんと若い女性の「大船に乗ったつもりで私についてきてください」という言葉になった。
男が弱くなったのか、女が強くなったのか。世の中、様変わりである。

 # NPO法人地域活性化支援センター主催『全国プロポーズの言葉コンテスト 2013』
 女学生のK.Iさんは「私のほうが体格がいいので、この言葉が似合うと思った」そうだ。

ともあれ、人は安心感を求めている。人の心には根底に不安がある。
だから政治は安定を公約し、商業は安楽を宣伝し、宗教は安息を約束している。

しかし大船に乗れば安心というのは、過去の遺物ともいえる危ない考え方ではないか。

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Titanic sinks in REAL TIME - 2 HOURS 40 MINUTES →YouTube

今回は、世界と日本で最も有名な“巨大船”の業績とレガシー(遺産)について考えた。
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 人間なんのために生きているかは、ひと言で言える。 

戸通の杉浦日向子さんが生前、こんなことを書いてました。
「何のために生まれてきたのだろう。そんなことを詮索するほど人間はえらくない」
なるほどねえ。今を粋に生きるほうが愉しいじゃあない?って言われてるみたいですね。

でも世の中いろいろ。こんな考えの人もいます。
「なんのために生まれて なにをして生きるのか こたえられないなんて そんなのはいやだ」
これは『アンパンマンのマーチ』の歌詞。やなせたかしさんの言葉です。

“あなたは何のために生きているのですか”と訊ねられたら、どう答えますか。

生きる動機や目的は、人によって違うでしょうし、いろいろ列挙できるでしょう。
でも、全部、たったひとつの言葉でまとめられますよ。
そのひとつの言葉とは何だと思いますか。

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今回は、目明しが勘とひらめきで子分に謎解きをする『捕物帳』風に書いてみました。
他愛ない会話の中に、なかなか意味深い考えが含まれていると思っているのですがね。


 名を揚げるか実を取るか、という平凡な話だが。 

ひと旗揚げるとは、成功を目指して新しい事業を始めるということである。
ひと花咲かせるとは、成功して一時でいいから栄えたいということである。
ひと角の人物になるとは、ある方面で優秀な存在になるということである。

この「ひと(一)」には、自分もひとつ名を揚げてやるぞ、という意欲と願望が表れている。

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ラファエロ『システィーナの聖母』の下に描かれた二人の天使(1513-1514年頃)

それにしても、人は一体なんのために名を揚げたいのだろうか。
小説家が、その理由を幾つか挙げている。

 ドーナッツの穴だけ残して食べる学問的考察。 

宇宙にはミステリアスな真っ黒い穴がある。
地球にはミステークな地下工事の穴がある。
日本ではミスドの「ドーナッツ」に穴がある。 
(※ミスド=ミスタードーナツ)
ああ、あな、不思議。 

ドーナッツの穴は質量もカロリーもないが、もれなく標準付属品として付いてくる。
ドーナッツの穴と周囲に臨在する輪は、メビウスの輪にも似た神秘を内包している。
その存在、その意義については様々な面白い見解があるようだ。

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「ちわ~、ご隠居。山のあなあなあな・・・・・あ、あ、あなたぁ」
「お、八っつぁんか、また妙なことを言いに来たな」
「あ、あ、あんまり腹ぁ減ったんで、ドーナッツの穴まで食っちゃいました」
「おい、年寄りをからかおうって魂胆か」
「いえ、ご隠居は常日頃、あ~、恥ずかしい、穴に入りてえとか言ってましたよね」
「おいおい、それはお前さんの口ぐせだ」
「でしたかね。とにかくドーナッツの穴だけ残して食べる方法、教えてください。
それが分からねえと、ひと昼じゅう眠れねえ」
「それを言うなら、ひと晩中だ。ま、その話はネットでも話題になったみたいだな。
大阪大学の先生方も本に書いてるようだぞ」


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