「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い

  ムタイ伝「ルンルンの系図」。人類は子を生んで歴史を作る。 


 カタカナだらけの文章は読みにくくないですか。
 私は読む気が起きません。
 新約聖書は、最初のページを開くとカタカナ名のオンパレが目に入ってきます。
というのは『マタイ伝』は、ノアから10代目のアブラハムに始まってヨセフの子
イエスに至る、約二千年間42世代の「キリストの系図」で始まっているのです。

 初めて聖書を読む人は気持ちが萎えるかもしれませんが、古代イスラエルの歴
史を多少なりとも知っている人は、けっこう興味深く読めるところです。

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 さて、下記の系図は一見、無体な人名の羅列だと思うかもしれませんが、その
通りです。でも人類の希望が表れていると見えなくもある冗談系図です。(笑)


冗約聖書(バーソ超訳)

ムタイ伝1章
1 オベンチャラの子孫、ヨイトマケの子孫、オプチミストルンルンの系図。2 オベンチャラはオチャラチャラを生み、オチャラチャラはヨイショを生み、ヨイショはペコペコを生み、3 ペコペコちゃんは長じてチヤホヤを生み、チヤホヤはヘラヘラを生み、ヘラヘラはヨイサと他にクスクスとカンラカンラの2兄弟を生み、ヨイサはワルイサを生み、4 ワルイサはドーデモイイサムの妻によりてエッサホイサッサと兄弟コリャサを生み、エッサホイサッサはソイヤソイヤを生み、ソイヤソイヤはワッショイを生み、5 ワッショイはニッチもサッチも行かずにエンヤトットを生み、エンヤトットはヨイトマケを生めり。
6 ヨイトマケは遊女ガテンによりてチグハグにもトンチンカンと兄弟スットンキョーを生み、トンチンカンはチャランポランを生み、チャランポランはチンプンカンプンを生み、7 チンプンカンプンはテンテコマイを生み、テンテコマイはテンヤワンヤを生み、テンヤワンヤは獅子に追われてナニワの地に移さるる頃、シャカリキを生み、8 シャカリキはシャニムニを生み、シャニムニはすこぶる難産によりゼイゼイを生み、ゼイゼイはグズグズを生み、9 グズグズはジリジリとジワリジワリの双子を生み、ジリジリはイライラを生み、イライラはヤバイを生めり。
10 ヤバイはアブイとドバイとアブダビの三つ子を生み、アブイはジタバタを生み、ジタバタはアブイカを生み、11 アブイカはパサパサの側室によりてポロリをポロリと生み出し、ポロリはウンともスンとも言わずにシミジミとアサリアサリを生み、12 シミジミはエンヤラヤーを生み、エンヤラヤーはダンチョネを生み、ダンチョネはヤートコセーノヨーイヤナアリャを生み、13 ヤートコセーノヨーイヤナアリャはハヨイトヨイトハスッチョイスッチョイスッチョイナアモットモダモットモダを生み、14 ハヨイトヨイトハスッチョイスッチョイスッチョイナアモットモダモットモダはホロホロを生み、ホロホロはノホホンの夫ポツツツを生み、15 このノホホンからオプチミストと呼ばれるルンルンが産まれた。
16 こうして、オベンチャラからヨイトマケまでの従属時代が12世代、ヨイトマケからヤバイまでの混乱時代が12世代、ヤバイからルンルンまで回復時代が12世代。17 これが歪遺伝子でつながる楽天主義者の系図である。


突然ですが、ここでクエスチョンです。
 あー、くだらない、と悔やみつつも真面目に読んだ方、お疲れ様でした。
 今、かなり気力眼力ともに萎えた状態にあると思われますが、
 そうではあっても、注意力と記憶力を確認するのは有益でしょう。

「問い1」:この系図の中には人名以外に、カタカナ混じりの慣用句が混入され
      ていますが、幾つ入っていたでしょうか? 

「答え」:(  つ)
  ※面倒な方は下記の《補足》をご覧ください。

          ―――――――――――――――

「問い2」:正妻以外の女性から生まれた非嫡出子は何人いたでしょうか?

「答え」:(  人)
  ※面倒な方はカッコ内をドラッグしてください。


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 人間の歴史は、生まれて、生きて、死んでの積み重ねで刻まれてきました。
 人は、必死に働き、懸命に働き、もひとつおまけに働き、つらつら悩み、天に
声上げ、力を尽くし、時にはお世辞を言い、愛想笑いをし、精一杯生きています。

 お先真っ暗で逃げ道がないように思えても、「人に耐えられない試練はない」
と聖書が述べるとおり、大抵のことは時間が経てばおのずと道が拓けていきます。

 悔いがあろうと、試行錯誤や紆余曲折をいろいろ体験できた人は幸いでしょう。
面白いことは楽しみ、問題は克服し、生きていくのが人生のいいところでしょう。
 そうすることで、人は《命》という貴重な特権を味わい尽くしているのですね。



《補足:語源由来辞典より》
ニッチもサッチもいかず」=算盤(そろばん)用語が語源である。 「にっち」は「二進(にしん)」、「さっち」は「三進(さんしん)」の音が変化した語。 「二進」とは2割る2、「三進」とは3割る3のことで、ともに割り切れ、商に1が立って計算が出来ることを意味していた。そこから2や3でも割り切れないことを「二進も三進も行かない」と言うようになり、次第に計算が合わないことを意味するようになり、やがて身動きが取れないことを意味するように変化した。

ウンともスンともいわず」=「うん」は承諾(Yes)の他、鼻息の音や唸り声を表す擬音語として用いられる。「すん」は「うん」に語呂を合わせたもので、同じく鼻から出す音と考えられ、他に「うんともすっとも」という表現も見られる。つまり「うんともすんとも言わない」は、息さえ発しない意味から、ひと言も言わない意味となったものと考えられる。また、ポルトガル語で「ウン」は「一(いち)」、「スン」は「最高点」を意味するといわれる「ウンスンカルタ」が当時流行していたことによるとする説もある。

チグハグに」=「ちぐ」は「鎮具」で金づち、「はぐ」は「破具」で釘抜きを意味。 金づちと釘抜きを交互に使っていては一向に仕事が進まず、何をしているのか解らないことから「ちぐはぐ」という言葉が生まれたとされる説や、棟梁の下につく者が、金づちが必要な時に釘抜きを渡し、釘抜きが必要な時に金づちを渡す様子から「ちぐはぐ」になったとする説があるが、これは俗説と考えられる。ちぐはぐの「ちぐ」は一揃えを意味する「一具(いちぐ)」、「はぐ」は「はぐれる」の語根であろう。明治時代には「ちごはご」と言った例が見られる。※これは形容動詞の範疇に入れたほうが良さそうです。

※筒井康隆『バブリング創世記』には、旧約聖書の創世記11章にある諸民族系図を模したカタカナ
冗談系図があります。ここでは新約聖書の『マタイ伝』1章にあるイエスの系図のフォーマットを
模しました。なお、『マタイ伝』にはイエスの父(ヨセフ)方の系図が載せられ、『ルカ伝』3章
には母(マリア)方の系図がアダムに遡って載せられており、現存する最長の系図になっています。

ちなみに、イエスは処女マリアから生まれたとされますが、イエスの先祖にはこんな女性がいます。
タマル(娼婦に偽装して義父と関係し、跡継ぎを産んだ)、ラハブ(売春婦)、ルツ(イスラエル
を嫌悪したモアブ人)、バテシバ(人妻だったがダビデ王に召され、第2子ソロモン王を産んだ)

 目は口ほどにものを語る。声と言葉はなにを語るか。 


 いじらしくも、ちょっと物悲しい《異種カップル恋愛物語》がある。


 昔、宮崎の山奥で、カブトムシと毛虫が愛し合うて暮らしちょった。
 ある時、毛虫が糸を吐いて繭(まゆ)を作って、そん中にこもり始めたので、カブトムシは、毛虫が死んだと思うて嘆き悲しんだ。
 ところが、ある日、突然、繭ん中から蛾が現れ、カブトムシは思うた。
「なんやこいつは。おれが嘆き悲しんじょんのに、こげん派手な格好で飛びまわっちょって」
 カブトムシが蛾に襲いかかろうとしたとき、二人ん目と目が合うた。
 目は、愛(いと)しい毛虫ん目やった。
 ――――――カブトムシと蛾は、また一緒に暮らし始めた。

 ただ、いままで通り愛し合うて暮らすためには、たびたび相手ん目を見る努力が必要やった。

             5khgr.jpg by Pixabay
                   
                       (出典:ネットのジョーク集/宮崎弁化)


 人間は、欠点の多い不完全生態系の生物である。少々野暮ながら、この寓話を
注釈すれば、良い関係を永く保つためには、意識して相手の「心」、特に良い点
を見るよう努力する必要がある
ということだろう。そうしなければ、人は外見や
表面的なことを見て判断を誤ることがあるからだ。

 新選組の近藤勇は京に妾が何人もいたが、醜女の松井つねを正妻に選んだのは、
「美人は貞淑を欠きやすいが、醜女なら真心をもって夫に仕える」からだそうで、
まあ、身勝手な言い分だが、しかし人間は心が重要だという真実は突いている。

 そして、この寓話からもう一つ分かるのは、目を見れば心が分かるということ、
すなわち「目」の表情に相手の心や感情が表れるということだ。

 しかしそれは周知のことなので、今回は、声を聴いても相手の心が分かること、
単に《名前》の呼び方を聴いても分かることを考えたい。

 耳袋「貨殖工夫の事」は、人生観と幸福の秘訣を考えさせる。 


 生きる力がグングン伸びるバーソ人生攻略講座 (^^)/


お金をやす秘訣に関わる質問で クエスチョン す。

以下の文を読んで、問いを考えなさい。


 耳袋「貨殖工夫の事 かねをためるコツ 」現代訳


 享保の時代に藪主計頭(やぶ かずえのかみ)という人がいた。
 御側衆(おそばしゅう)を勤め、隠居して「大休」という号を名乗ってからも登城したことがあった人である。
 主計頭は質素倹約を旨とし、存命中、上質の金塊を三個、親しい子孫を選んで財産分与したそうだ。

 ある人が蓄財の秘訣を尋ねたら、次のように答えた。
「風雨や地震などがあると家来を呼び、『昨夜の嵐で屋敷にどれほどの被害があったか』と聞く。家来は主人の気持ちを忖度し、何の被害がなかったとしても、『これこれの被害が生じ、修理には何十両かかります』と答える。その費用を取り置きして蓄えているのだ」

 馬鹿な話のようだが、贈答、冠婚葬祭、朝夕昼夜すべてにわたって、そのような定めを設けていたので、だんだんと蓄財を成したということである。

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※『耳袋』=根岸鎮衛著の近世後期の随筆。街談・巷説・奇聞の類を集めた全10巻×100話。
※「御側衆」=江戸幕府の職名。江戸城に交代で宿直し、将軍の近くにあって小姓などを支配し、夜間は老中に代って城中の事務を処理した。



①最初は三択問題です。上記の話を読んで、どう思いましたか?

 A.主計頭の生き方に賛成する。  (   )
 B.主計頭の生き方に同意できない。(   )
 C.どちらでもない。分からない。 (   )

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